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Date: Fri, 08 Oct 1999 00:23:50 +0900
From: "いずみ" <izumi@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15626] Re:[HA06P] 『朝市にて』佐古田編続き
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199910071521.AAA03624@ns0.mahoroba.ne.jp>
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いずみです。
「朝市にて」続けますね。
> 勇那 :「よかった、お金は後で鏡介に出してもらうから」
あ、「鏡介」を「鏡ちゃん」にお願いします。
で、続きいきます。
久志さんの続き、Cor'Diallyさんの追加にこうつないでみました。
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> 勇那の声に頷くと、ひょいと売り場に並べられている野菜を手に取った。
新鮮なキュウリの見分け方
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> 各務 :「あ、刺に気ぃつけや」
キュウリに手を伸ばした青年に声をかける。
佐古田 :「!(思わず手を引っ込める)」
各務 :「ま、そんな警戒せんでも(苦笑)」
佐古田 :「…」
冷やかしかと思ったが、そうではないらしい。
はじめてのお客としては少し予想外だったが、まぁこれも何かの縁と考え
るべきか。
各務 :「……えーと……」
こちらと同様、相手もあまり話し上手というわけではなさそうだが……
聞き手としてはどうだろうか。
各務 :「いいキュウリの見分け方って知ってるかな?」
佐古田 :「…(首を振る)」
各務 :「じゃ、サービスに教えようか」
佐古田 :「……(こくん)」
素直にうなずく。
見かけは変わっているかもしれないが、性格は悪くないのかもしれない。
各務 :「(商品を一本手にとって)さっき注意したキュウリの刺、こ
:れがポイント」
佐古田 :「……(見入っている)」
各務 :「刺を触ってみて、ちょっと痛いくらいが新鮮でいいキュウリ。
:このキュウリは今朝とったもんだから、どれも刺が出てるな」
佐古田 :「……(納得)」
各務 :「あと、ヘタでの見分け方もあるけど……運んでいる時にこす
:れて潰れたりするから、やっぱり刺のほうが確実だなぁ」
佐古田 :「……(感心)」
各務 :(うーむ。なんとなく考えが読めるような気がするのは気の
:せいだろうか……)
もう一人いる聞き手が、各務の気づかないところで頷く。
勇那 :「ふーん、なるほどね……」
ふわりと浮いて、佐古田が再び手に取ったキュウリをのぞき込む。
側面には確かに突起がある。
勇那 :「どう、佐古ちゃん。刺出てる?」
佐古田 :「……(うなずく)」
勇那 :「鮮度には自信がありってことか。んーでも、この形が……」
各務 :「あ、ちなみに、形がまっすぐじゃないとかは関係ない」
勇那 :「……おっと(^^;」
各務 :「少々曲がっていても味が落ちることはないよ」
佐古田 :「……(うなずく)」
各務 :「だからうちのキュウリは……どれも美味いし、買い得だよ」
タオルで額の汗をぬぐう。
商品に自信があっても、実際にそれらを売る苦労は別のところにあるのか
もしれない。
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> ようやっと買い物らしくなるかな?
と、買い物らしく書いてみましたが……いかがでしょう。
キュウリ選びのポイントは、たしかこうだったと思うけど。
> で、この後に美都さん&紫苑組が来る…のがちょうどいいかもしれません。
> ……ていうか、初対面だ(^^;)>美都さん&紫苑
美男美女が集う野菜の露店(^^;
いずみでした
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いずみの素描部屋
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