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Date: Wed, 6 Oct 1999 13:04:40 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15569] Re: [WP01N] 小説『月光』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199910060404.NAA25307@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <199910051300.WAA19183@www.mahoroba.ne.jp>
References: <199910051300.WAA19183@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 15569
99年10月06日:13時04分34秒
Sub:Re: [WP01N] 小説『月光』 :
From:E.R
こんにちは、E.Rです。
ごんべさん、こんにちは。
> 鞍馬の夏休みの旅の情景、第一弾です。今回は小説形式で。
わあいっ(おいおい(汗))
#鞍馬君、好きです(^^)いやあ、本当にいい子だなあ、って思いますので。
>**********************************************************************
>
>小説『月光』
>============
(ざこざこ)
>「坊やのような子を、儂は知っておる。坊やによく似た、可愛らしく、大人し
>くて、優しい……そして力を秘めた娘じゃった。名前を……まなき、と言った」
>「"まなき"……?」
>
> 鞍馬は目を見張った。
>
>「……もしかして……ぼくのお母さんを、知ってるの?」
………………この一瞬。
ああ鞍馬君のお母さんだったら会いたいなあ、と思った己って(汗)
#私ゃオリビエ・ポプランさんかい(滅)
(ざっくりざこざこ)
> ほう、"まなき"の息子? と、いくつかの顔がバスの中から鞍馬のことを振
>り返る。鞍馬は彼らの貌を見て目を疑った。そこにいる年老いた紳士淑女達は、
>よく見ればいずれも、ねめつけるような肉食獣の眼を持った、狗やら狐やら猫
>やらの獣たちであった。
> そして、今しがたまで鞍馬と話をしていた老人も、耳元まで口が裂け、老い
>てなお精悍な顔立ちをした山狗へと姿を変えていた。
ここら辺、いいなあ、と思いました。
この次のシーンの、
> バスが唸りをあげた。今こうして聞くと、クラクションに聞こえたそれは、
>大きく恐ろしげな獣の鳴き声に他ならなかった。バスは猫属のうねるような身
>のこなしと共に滑り出し、瞬く間にスピードを上げた。
で、一瞬ねこバスを連想したんですけど、それ以前の部分の表現で、
もっと鋭い印象がある、というか……(むう、上手く言えない)
鞍馬君の風景として、やはり「トトロ」ほどはほのぼのとしてない、という
感じがあるのですが、乗ってるバスの面々が「肉食獣」ってとこが、ああなんか
もののけっぽくって良いなあ、と。
山に集う物の怪達の、力……そうそう、人の世に取りこまれる事の無い、みたいな。
なあんかいまいち感想になってませんが(汗)
続き、楽しみにしております。
鞍馬君が、この夏休み、何を見つけて帰ってくるのか…
ではでは(^^)