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Date: Thu, 30 Sep 1999 05:46:33 +0900 (JST)
From: Ginka <una-yuya@mb.kcom.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15481] 《草稿》 [H06H] もけとの遭遇:璃慧&悠
To: kataribe-ml@trpg.net
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こんばんわ銀佳です。
璃慧と悠をまとめてもけとの遭遇。
瑠璃さんがきっとチェック入れてくれるでしょう(無責任)。
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エピソード『もけとの遭遇:璃慧&悠』
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高校生、とくに部活動のある高校生の帰りは遅い。
空から青さが消えて、街灯がともるころ。
街灯に導かれて学校をあとにすることに、抵抗はない。
文芸部の活動を終えて部室から出てきた璃慧。
窓の外を見ると、夜の帳がおりかけている。
部室前には、悠が。
璃慧 :「部活終わったよ」
悠 :「じゃ、帰ろう」
璃慧 :「すっかり暗くなっちゃったね……」
廊下を並んで歩きながら。
悠 :「……今日は、何を書いたの?」
璃慧 :「詩をちょっとかなぁ……」
悠 :「ふーん……」
昼間にあったことをほぼ同時に思い出す2人。
璃慧&悠 :「「そういえば」」
顔を見合わせる。
璃慧 :「……」
悠 :「……」
璃慧 :「…………」
悠 :「…………」
璃慧 :「……あのね、今日、不思議なもの、見たんだ」
悠 :「なあに?」
璃慧 :「(しばし表現に悩む)」
悠 :「……真っ白な、可愛い毛玉、とか?」
璃慧 :「(ノートをかばんから取り出しかけて)うん、ケセラン
:パサランみたいなの……って?」
悠 :「私も、ついさっき、見た……」
璃慧 :「そっか……」
校舎を出ると、あたりはすっかり夜の雰囲気。
けれど、2人の意識はひだまりに。
ひだまりにいた可愛い毛玉のもとに飛んでいる。
?? :「もけ」
校門の柱の陰からした、不思議な声。
しかし2人は気づかない。
?? :「もけっ」
必死に自己主張しているのだが……。
しかしやっぱり気づいてもらえない。
?? :(がさがさ)
影に潜って、木の上に現れた謎の影。
眼前を横切っていこうとする璃慧の頭めがけて
?? :(ひょんっ)
とびおりる。
?? :(とさっ)
璃慧 :「きゃっ」
?? :「もけもけっ」
悠 :「?」
璃慧 :「何かが頭に……くすぐったいよう〜」
頭に手をやる璃慧。
ふわっとした手ざわりがあって。
それは慣れ親しんだ自分の髪の感触では、断じてない。
ちなみに、あたりが暗いため、悠には事態がかけらもわかっていない。
璃慧 :「(……なにこれ……)」
?? :「もけっもけっ」
悠 :「(璃慧が変な声出してる……)」
ふわっとした手ざわりのものを、頭上からひきずりおろす璃慧。
璃慧 :(あぜん)
?? :「もけもけっ♪」
気づいてもらえてご機嫌そうな、漆黒の毛玉。
璃慧 :「黒いケセランパサラン……?」
悠 :「……えぇっ?」
気持ちよさげにくつろいでいる毛玉ごとてのひらを街灯にかざす璃慧。
悠 :「ほんとだ……」
璃慧 :「でしょ」
悠 :「昼に見たのと……」
璃慧 :「そっくりだよねぇ」
悠 :「やっぱり、可愛い……」
璃慧 :「よねっ♪」
?? :「もっけもけ」
このあと、とまってしまった……。
璃慧の反応が思いつかないんだもんっ。
つーことで、続き、適当になんか書いてみて。
で、送っておくれ。
あのねぇ、今日あった科目はだいたい今日でテスト範囲が終了。
明日は学校来いよ〜。
あとは。
うちの近くのコンビニにやまとげんそうきがおいてあったなぁ。
1巻も2巻も。
では。