Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Thu, 23 Sep 1999 08:40:53 +0900
From: Masaki Yanagida <yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 15382] [HA06][EP] 『明けない夜』前野氏出動シーン
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9909222340.AA00933@avalanche.gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp>
X-Mail-Count: 15382
ども、D16です。
> 構成に関しても、前野君が途中で入ってくるはずだったんですが、こっちで
>は気力が尽きてしまいました。
> ハリ=ハラさん。申し訳ないけれど、ずたぼろの一を拾ってください。
他力本願はいかんよなととりあえず前野さんが出動するシーンを書いてみま
した。
ブラッド老との会話がメイン。口調その他はほとんどわからないので是非修
正を下さい。
************************************************************************
○(タイトル未定)3/29夕方
------------------
SE :「ぱきり」
無道邸で与えられた前野の自室。
キーボードを打つ手が一瞬とまる。デスクの上の薄いプレート。
あの時、前野が一に渡したのと同様のものが、ひとりでにひび割れていた。
(注・勝手にエフェクト書きました。詳しい設定を含めて修正して下さい)
前野 :「まさかとは思ったが……。役立つとはな」
立ち上がって、時計に目を走らせる。
無道邸の夕食は遅い。しかし、万一と言うことがある。
ブラッド老に煌と煖をつれて行くことを言っておかなければなるまい。
手短に準備を済ませると(注・この辺の描写よろしく)、前野は自室を出て
執事であるブラッド老の居室へと急いだ。
部屋を空けると有機溶剤のにおいがした。
前野 :「ブラッドさん、今度は(〜〜この辺適当によろしく)で
:すか」
(注・間の会話がよく分からないのでよろしくお願いします)
前野 :「実は、私のもう一つの仕事のほうで助手が必要になりま
:して。煌と煖をしばらくこちらで使わせていただきます。
: 千影お嬢様、竜胆さん、他数名の夕食までには戻るつも
:りですが、遅くなったときにはご容赦下さい」
ブラッド :「煌と煖のみでよろしいのですかな?前野さん」
前野 :「千影お嬢様の御手を煩わせるほどのことはないと、思い
:ます」
ブラッド :「フム、よろしいでしょう。煌と煖の手際ほどには参りま
:せんがいざとなれば、一人二人ほど、ホムンクルスの手を
:借りるとしましょう。夕食のことについては、心配なさら
:ずとも結構です。橘川さんもいますしな。
: それで、今日中にはお戻りですか?」
前野 :「はい」
ブラッド :「『夜食』を用意しておくように言っておきましょう」
前野 :「よろしければ、二人分を。それと、」
ブラッド :「それと?」
前野 :「怪我の手当てが必要になると思われます。御手は煩わせ
:ませんが私の部屋に一人、客人を預からせていただきたく
:思います」
ブラッド :「どちら様ですかな?」
前野 :「一十さんと言います。以前一度お嬢様が留守の時に、こ
:ちらに私がお招きしたことがあるのですが……。ブラッド
:老はご存知ないかもしれませんね」
ブラッド :「フム。よろしいでしょう。前野さんが戻られるまでに調
:べておきます」
前野 :「では。失礼します」
一礼して前野は部屋を辞そうとした。
その前野をブラッド老は呼びとめた。
ブラッド :「ああ、前野さん」
前野 :「何か?」
ブラッド :「私自身からお嬢様に知らせることはいたしません。しか
:しお尋ねがあれば、お答えします。よろしいですかな?」
前野はしばらく考えた。
前野 :「結構です。どの道、お嬢様がその気になれば誰も止めら
:れはしないでしょう」
ブラッド老は応えなかった。
肯定の沈黙だろう。
**********************************************************************
こんなところです。
ハリ=ハラさん、K'さん修正よろしくです。
それでは。
D16
e-mail:yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp
URL :http://gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp/~yanagida