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Date: Wed, 22 Sep 1999 21:08:55 +0900
From: 井出純次 <kyokutai@mtd.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15372] Re: HA06:Novel: 「ミュシャの画集」
To: kataribe-ml@trpg.net
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X-Mail-Count: 15372
こんちやっす、極力応援支援隊です。
> 以前、「千客万来」というEPを書きましたが、
> あれの続き……というか、一断片。
んだば、郁代サイドの一断片をば。
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「ミュシャの画集・留守番電話」
闇の中に点滅するダイオード。
がたがた、という音に反応するぬいがひとつ。
se:「がったん♪」
なにかのんきな音をさせて扉が閉まる。
とてとてとて……
「もにか〜、ただいま〜」
「おかえりなない〜♪」
きゅっとだっこされて喜ぶもにか。
「あにょね、あにょね」
「ん?なに?」
「おでんわなったお!」
「……でたのか?」
ぶんぶん。あわてて首をふるもにか。
むかし勝手に電話にでてお仕置きをされたことは幼い魂(あるのか?)に
刻み込まれている。
「ちゃんとおっちんちてきいてたお」
「……だれやろ?」
電話をみると確かに「留守電有り」の点滅になっている。
「……?ここ最近誰もかけてけえへんのに……?」
不思議がりつつも再生ボタンを押す。
「……2件です……」
「余はカイザーラ、インハルトである。卿らの忠勤うれしく思う。
余の不在中の案件は軍務尚書が処理することになっている。
直ちに連絡があるはずのでしばしその場で待て。
(ピーッ)……(しばしの沈黙)……
あ、あの、もしもし(汗)、滝さんのお宅ですよね(汗)……あ、あの瑞鶴の
花澄と申します……(汗)え、えと、ご注文になられていたミ(ピーッ)
……15時20分です。」
「……あちゃあ(汗)」
ギャグのつもりで入れてた留守電の応対だ……(爆)しかもいっちゃん聞か
れたくない人に聞かれたようだ。
「余は……(中略)……(ピーッ)……(くすくす笑い声)……あ、先ほど
は失礼しました、瑞鶴の花澄です。ご注文になられていたミュシャの画集が
入りましたので、お暇なときにご来店ください。……では失礼いたします。
(ピーッ)……15時22分です。」
「……ま、聞かれちまったもんはしゃあないか(嘆息)……しかし、どの面
下げて取りに行こうかな……(悩)」
もにかを小脇に悩みまくる郁代。
「(小声)ばかでちゅね〜(くすくす)」
ダイオードが、楽しそうに点滅している。
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留守電は実際に使っているものです。
#「アドリブ銀英伝」という本の付録(爆)
……著作権大丈夫かな……(滝汗)
すんません!E.R.さん!最初はかっこよく行くはずだったのだが……
やっぱギャグにしかならんのね……所詮……はぁ。
#そしてJとして扱われ、記憶の闇に葬られるのであった。(合掌)
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極力応援支援隊 as 井出純次
calling of FUKUROI.OTYANO_KUNI
e-mail:kyokutai@mtd.biglobe.ne.jp
(受け専用)
ある開発者のつぶやき:
「香辛料は使えば使っただけ不味くなる
言葉は尽くせば尽くすほど曖昧になる」
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