[KATARIBE 15098] Re:[HA06P] エピソード『送られ狼』

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Date: Sun, 29 Aug 1999 17:08:12 +0900
From: "いずみ" <izumi@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15098] Re:[HA06P] エピソード『送られ狼』
To: kataribe-ml@trpg.net
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    いずみです。
    「送られ狼」EP完成にむけて頑張るぞ♪

>  第4弾は、最初スキップしようとしていたのですが、案外大事な部分かもと
> 思い直して、『送られ狼』を鏡介と勇那の夕食の部分付きでエピソード化しま
> した。

    やはり苦戦しています……。
    鏡介さんの視点が主なので、それにあわせようとしてみたのですが……
    むぅ、勇那の描写をいれると冗長になるのですねぇ。
    明確に表現できる言葉をなかなか思いつかないのが(汗)
    章内で視点が少しでも変わってしまうのは、文章としてよいこととは言え
    ないですよねぇ……(むぅ)

>  なんか、特に後半については、元のチャットログのイメージが損われて
> しまったような気もします。これはおいおい修正したいと思います。

    文章を書かれる方、アドバイスなどもらえますでしょうか。
    今回かかせていただいた分でも、また雰囲気が変わってしまったような気
    がします(汗)

    修正加筆いりくんでしまってます(汗)
    明らかに違う文章がでてきている分が加筆で、似ている文章が変化してい
    るのが修正なんですけど……ごめんなさい、Djinnyさん(汗)
    加筆訂正を元の文章に挟んだ分も一緒に流させてもらいます〜。

> **********************************************************************

>  明らかに何処かに行ってしまっている目つきでぼーっとしている鏡介に、
> 勇那は苦笑した。

  明らかに何処かに行ってしまっている目つきでぼーっとしている鏡介を、
 勇那がなかば諦めた表情で見つめている。
  何を言ったものかとしばらく考え、やがて大きく息をついた。(修正)
>
>  勇那     :「……ふぅ、ダミアン……悪いけど、ちょっと出てきて」
>  ダミアン   :「わふ?(んー? なーに?)」
>  勇那     :「側頭部、斜め45度、倒れない程度の打撃」
>  ダミアン   :「わぉん(わぁい、いいの? いいの? えい!)」

  調子の悪い電気製品への処置を思わせる。
   ダミアンが嬉しそうに鏡介に飛びかかり首筋にかみつく。(加筆)

>  SE      : がぷっ
>
>  勇那     :「……さて、戻ったかな?」

  勇那     :「あ、噛んじゃ駄目……って言っても遅いか」(修正)

   とりあえず見守る勇那。
  しばらく間があり、鏡介の体がぴくりと動いた。(加筆)

>  鏡介     :「……? ……痛い」
>  勇那     :「帰ってきた?」

  勇那     :「あ、帰ってきた?」(修正)

>  鏡介     :「ああ、大丈夫(よくわからないけど)」

  勇那が鏡介の顔をのぞき込む。
  目に少し輝きが戻ったと判断したのだろうか。
   にこりとする。(加筆)

>  勇那     :「んじゃ、まずその人にお礼を一言しておきましょ〜」
>
>  鏡介はがらりと窓を開けた。夕日に向かって手を合せる。
>
>  鏡介     :「ありがとう、津村さん」

  勇那がこける。(加筆)

>  勇那     :「電話でしょ、電話っ!!」
>  鏡介     :「ああ、なるほど」


> **********************************************************************


午後のテーブル
--------------
 鏡介はいつものようにいつもの場所で目を覚ました。
 何やら眠る前と着ているものが違っているような気がするが、気のせいだろ
うと思う。どこか心地好い気だるさだけがある。

 勇那がふわりと戻ってくる。気だるさが少し抜けた。

 鏡介     :「よく寝た……誰か居たような気がするけど、気のせいか」
 勇那     :「ただいま……って、いま起きたとこ?」
 鏡介     :「うん、おかえり、勇那」
 勇那     :「ごはんもまだ?」
 鏡介     :「今日はまだ何も食べてない」
 勇那     :「つくれ〜 たべれ〜」
 鏡介     :「……作るのか……なにかあるかな」

 ごそごそと冷蔵庫周辺を漁ると、今日は2種類も食べ物が出てきた。

 鏡介     :「……ハムとソーセージパンがあった」

 そのまま、テーブルの近くに座り込んで食べ始める。

 鏡介     :「……(もぐもぐ)」
 勇那     :「牛乳を買って飲むとかくらいしたほうがいーと思うよ?」

 勇那は呆れ顔で言った。

 勇那     :「面倒なら、配達してもらうとかさぁ〜」
 鏡介     :「牛乳……買っておいたんだった(襖から出す) 腐って
        :る……」
 勇那     :「……ちょっとちょっと出てくるところが違うでしょー
        :が(苦笑)」

 流しに牛乳を捨てに行った鏡介の足許に、見た事があるようなキャラクター
の絵柄付きのメモがひらりと舞った。

 鏡介     :「なんだ?」

 置き手紙   :「あんまり汚れてしまっていたので、シャツとズボンだけ
        :洗っておきました。 津村奈津」

 鏡介     :「……悪いことをしたな、後でお礼を言っておこう」
 勇那     :「ん、どしたの?」

 勇那が覗き込んだ。

 鏡介     :「よくわからない…」

 気だるさが再びやってきた。モヤモヤしている。
 何かあったような気もするが、鏡介はよく思い出せなかった。

 勇那     :「誰か来てたの? 女の子?」
 鏡介     :「人がたくさん居たような気もする…」
 勇那     :「よくわからないって……おーい、もどってこーい」
 鏡介     :「此処にいるよ…」

 明らかに何処かに行ってしまっている目つきでぼーっとしている鏡介を、
 勇那がなかば諦めた表情で見つめている。
 何を言ったものかとしばらく考え、やがて大きく息をついた。

 勇那     :「……ふぅ、ダミアン……悪いけど、ちょっと出てきて」
 ダミアン   :「わふ?(んー? なーに?)」
 勇那     :「側頭部、斜め45度、倒れない程度の打撃」
 ダミアン   :「わぉん(わぁい、いいの? いいの? えい!)」

 調子の悪い電気製品への処置を思わせる。
 ダミアンが嬉しそうに鏡介に飛びかかり首筋にかみつく。

 SE      : がぷっ

 勇那     :「あ、噛んじゃ駄目……って言っても遅いか」

 とりあえず見守る勇那。
 しばらく間があり、鏡介の体がぴくりと動いた。

 鏡介     :「……? ……痛い」
 勇那     :「あ、帰ってきた?」
 鏡介     :「ああ、大丈夫(よくわからないけど)」

 勇那が鏡介の顔をのぞき込む。
 目に少し輝きが戻ったと判断したのだろうか。
 にこりとする。

 勇那     :「んじゃ、まずその人にお礼を一言しておきましょ〜」

 鏡介はがらりと窓を開けた。夕日に向かって手を合せる。

 鏡介     :「ありがとう、津村さん」

 勇那がこける。

 勇那     :「電話でしょ、電話っ!!」
 鏡介     :「ああ、なるほど」

 鏡介は奈津の携帯の番号をダイヤルした。
 そうしていると、何故か急にそれまでにも増して気だるさが襲ってきた。

 奈津の声   :(眠そう)「は、はぁい、津村ですぅ」
 鏡介     :「ありがとう(ぶちっ。つーつー)」

 鏡介はごろりと横になった。

 鏡介     :「……それじゃテレビでも見ようかな」
 勇那     :「……はぁ、今日は日が悪いのかなぁ」

 勇那は苦笑するしかなかった。こういう人なのだ。

 勇那     :「ねぇ、ダミアン。あんたきつくかみすぎなかった?」
 ダミアン   :「わふわっふワン!(頸動脈をしっかりねらったよ。ぼく
        :すごい? えっへん)」
 勇那     :「……血が出ると、だめなのよ(苦笑)」

散歩に行こうよ
--------------
 鏡介は相撲中継を見て笑っている。
 勇那は少しばかり考え込んだ。

 勇那     :「……やっぱ、あたしがだめなのかなぁ」

 鏡介はごろりと振り返った。勇那が考えているのを見て、リモコンで背中
越しにテレビの電源を落とした。
 すうっと気だるさが退いて行く。

 鏡介     :「……今日は過ごしやすいね、みんなで散歩にでも行こう
        :か」
 勇那     :「……大丈夫? また倒れない?」

 鏡介は靴を履いた。頭のモヤモヤも気だるさも全てなくなっている。
 とてもすっきりした気分だった。

 鏡介     :「平気だよ、最近はしっかり食べてるからね」
 勇那     :「そっか。じゃ、行こっ」
 ダミアン   :「わふわふ(おさんぽー? ぼくもいこっ)」

 勇那が浮び上がり、ダミアンがひとまず消えた。
 鏡介は立ち上がり、ドアを開けた。

> **********************************************************************


> 勇那     :「……やっぱ、あたしがだめなのかなぁ」

    という台詞はこのままにさせてもらいました。
    検討したところ、無いよりもあったほうが落ち着くみたいです。
    説明加筆などをいれるとおかしくなりそうなので、ほんとにこのままで
    すけど(^^;

    またgallowsさんの訂正分のアップの後にでも、アドバイスもらえますで
    しょうか。

いずみでした
<izumi@mahoroba.ne.jp>
いずみの素描部屋
<URL:http://www2.mahoroba.ne.jp/~izumi/>
    

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