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Date: Wed, 18 Aug 1999 23:04:36 +0900
From: "いずみ" <izumi@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 14878] Re: [HA06P] 『晴れた暑い日にはプールに行こう( 1999 夏)』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199908181403.XAA06286@ns0.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 14878
いずみです。
『晴れた暑い日にはプールに行こう(1999夏)』準備編です。
>> と言うわけで、水着売り場へと繰り出します。
>> その場で一回遭遇しておくのも手かなぁ……どうでしょうか?
> ネタは考えましたが、まだかけてません(爆)
> やっぱり異能ネタですね(笑)
書きました。
でも、完成していません(汗)
とりあえず、売り場には現れましたです。
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水着売り場姿見の前
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服の売り場にやって来て、商品を見ずに姿見に直行する客も珍しいと思う。
水着売り場、柱に取り付けられた姿見の前に立って美々が自分の姿を
チェックしている。
商品を実際に手に取って選ぶ前の、ボディラインの最終チェック。
彼女の場合、これをやっておくと後が楽になるのだ。
美々 :「ふむ(……とくに目立つ外見的特徴は無しかなぁ)」
あえていうなら細身。
中学までは「やせっぽち」ということを気に病み、夏場に手足を見せるのを
極端に嫌がっていた。
高校に入って幾分かはふっくらしてきたようで、今は半袖の服を着るのも平
気になったが。
それでもいわゆる魅惑のバディーにはほど遠い。
よくも悪くも平均的(いや、それよりも細い)。
美々 :「う(汗)」
ウエストラインのチェックをしていて、見てはいけないものを見てしまう。
美々 :「下腹部に若干のたるみを発見……」
姉の家に通って、赤ん坊達と一緒に食っちゃ寝の生活。
それを続ければさすがに余分な肉もついてくるというもの。
美々 :「ま、このくらいなら許容範囲かなぁ……」
甘い点をつけると、後でイメージする時に実像とのズレが生じるのである
が……これはこれで仕方がないかもしれない。
衣服選びは、理想と現実の接点を見つけていく作業である。
気に入った服を購入しても(部分的に)サイズが合わなかったり色が合わな
いなど、何故か全然似合わず悲しい思いをするのはよくあること。
予想できるものもあり、実際に身につけて初めて気づくものもある。
まことに厄介である。
実はそれらの擦りあわせをするための便利な能力を、彼女は持っていた。
幻術……イメージをより具体的にとどめておける技術。
自分自身のボディラインのイメージを最初につくっておいて、商品のイ
メージをその上に重ねていくのである。
自分自身をモデルにした着せ替え人形といったところか。
あれこれ選びながら理想を求める楽しみはなくなるが、実際に買ってから後
悔することも少なくなる。
試着の手間も省ける。
実際よりもはるかに多い数の衣服を身に付けてみることができるのだ。
素材は目の前に山ほどある。
後は似合うか似合わないかを試してみるかということだけ。
今回注意するべきなのは、下腹部のわずかなたるみ。
それ以外は、いつもの通りである。
美々 :「そんじゃぁ……実際着てみますかぁ(ぐぐっ)」
理想と現実の間に、彼女は接点を見いだすことができるのだろうか。
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なんかなぁ……
も少し楽しげな買い物にするべきなんかなぁ(苦笑)
珍しく一人で行動してるし〜
いずみでした
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いずみの素描部屋
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