[KATARIBE 14823] RE: [HA06P] エピソード『月夜、ところにより血の雨』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Mon, 16 Aug 1999 19:19:31 +0900
From: Djinny <djinny@geocities.co.jp>
Subject: [KATARIBE 14823] RE: [HA06P] エピソード『月夜、ところにより血の雨』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <19990816191931%oAO0U@geocities.co.jp>
In-Reply-To: <19990812233624S%jB#l@geocities.co.jp>
References: <19990812233624S%jB#l@geocities.co.jp>
X-Mail-Count: 14823

−−− こんにちは、Djinnyです。 −−−

 [KATARIBE 14792] [HA06P] エピソード『月夜、ところにより血の雨』 −
  へのレスです。

 リューさん、早速の修正ありがとうございました。
 もうおふたりくらいの修正が上がり次第、それを取り入れたその時点の
暫定版を流したいと思います。


>  不明な点が多いかなぁ。
>  奈津の描写//修正をサンプルとして週末をめどに流します。

 とかなんとか言っておきながら結局月曜日になってしまいました。
 すみませぬ……


**********************************************************************

 次のように変更いたしたく。
 なお、訂正後の一行空け部分は故意につめました。

#2・移動

>  校舎はほとんど灯りがついていない。
>  人の気配はない。
>  奈津、昇降口にいる。靴を履いている。
> 
>  奈津     :「遅くなっちゃった……」
>         :(校庭の方を向いてまたたく)
>         :「……? なんだろ?」
 既に月が出ていた。その光に照らされても青黒く沈み込んだ高校の校舎には
ほとんど人気はなかった。
 津村奈津は夜間部のその週の週番だった。日誌を付け、後片づけを済ませて
用務員に鍵を渡してみると、もう夜間部の教師達ですら帰宅してしまった後
だった。
 奈津は急いで靴を履いた。帰りの列車の発車時刻が迫っていた。
  奈津     :「間に合うかなぁ……」
 と、何気なく校庭の方を向いた彼女は、何かひどく切迫した雰囲気をその方
向から感じた。
 奈津      :「……? なんだろ?」

#3・行動開始

>  奈津     :「……いってみよっと」
 (行動描写は調整時に書き入れます)
 奈津はなにか名状し難い、惹き付けられるものを感じた。
 奈津     :「……いってみよっと」

>  奈津、小走りに校庭の方に向かう
 奈津は小走りに校庭に向かった。何故か、血が騒ぐような気がしていた。

>  奈津     :「なんか、あの声、聞いた事がある……みたい」
 奈津     :「あの声、どこかで聞いた事が……」

#4・結界内

>  奈津     :「きゃああああっ!! な、なに、あれ……」
 奈津は咄嗟に口を押さえた。
 奈津     :「ひっ…… な、なに、あれ……熊?」

>  校庭隅の掲揚ポール。
>  奈津、ポールにしがみつくようにして、何度も瞬きしている。
> 
>  奈津     :「あ……あれって……む、無道さんと、前野さん……?」
 奈津は校庭の隅に3本並んだ掲揚ポールのところで立ちすくんでいた。
 目の前で起きている事が現実のものだとは思えなかった。が、同時に、それ
を見て身体が妙に熱くなっていることも自覚していた。
 奈津     :「あ……あれ……む、無道さんと、前野さん……?
        : そ、それに、どうしちゃったんだろ、わたし……」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 #5〜#7について

 アクションシーンに入ると、奈津は基本的に座って震えているだけで、それ
も複数の方の描写に絡んでいますので、まず他の方の行動をいただいてから
調整したいと思います。
 奈津のアクションが必要なら無理がない程度に追加してくださって結構です。
(顔を覆う、後ずさりしようとする、など)

#5・一撃

>  妖犬、奈津に跳躍する。ダミアン、奈津を突き飛ばす。
(中略)
>  鏡介     :「ハハッ、おいで!」

 ここはギャロゥズさんにお願いしたいと思います。
 鏡介君のアクションですので。

#6・同時攻撃

>  かける、奈津に駆け寄る。
(中略)
>  かける    :「いやぁ。私はたまたまですよ」

 ここは、かけるさんお願いします。

>  妖犬、鏡介に鉤爪と触手を伸ばす。
(中略)
>  鏡介、退きつつダミアンを呼ぶ。ダミアン、槍のような形状に変化して鏡介
> の手の中に収まる。

 ここはギャロゥズさんお願いします。

#7・赤い雨

>  かける、奈津の手を引っ張ってその場を離れようとする。が、奈津は尻餅を
> ついて動けない。

 及び

>  かける、奈津の手を引っ張る。奈津、鏡介の方を見たまま動かない。
>  二人の上に、雨のように妖犬の血が落ちてくる。

 については、描写の細かい所はかけるさんにお任せします。

>  奈津、ぼんやりと自分の腕に付いた血を見る。そこに、更にぼたぼたと血が
> 落ちてくる。

※これに付いては以下のように修正します。
 奈津は呆然と降ってくる血を見ていた。
 身体が熱かった。歯茎に何かが当たった。自分の牙が伸びてきていたのだが、
その時の彼女はそんなことにも気付かなかった。
 腕にぽたりと一粒、狗の血が落ちてきた。奈津は呆然とそれを見詰めた。
 身体が熱い、と考えている内に、腕に次々に血の粒が落ちてきた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


#9・事後処理
>  奈津、鏡介と前野と千影を交互に見る。
> 
>  奈津     :「あ……あ……」
 奈津は鏡介を見た。そして、のろのろとその視線を前野から千影へと移した。
 奈津     :「あ……あ……」
 奈津には、目の前にいる彼等はいつもの彼等と同じ人物にしか見えなかった。
 しかし、今起きた事は……

>  奈津、機械的に受け取る。
 奈都は機械的に差し出されたタオルを受け取った。

>  奈津、腕の血に視線を落としている。
>  前野、サングラスを掛け直しつつ、奈津をきづかわしげに見やる。
>  奈津、ぼんやり前野を見上げる。手には、渡されたままのタオルがある。

 奈津はまた腕に付いた血に視線を落としていた。渡されたタオルはそのまま
右手の上に置いたままだった。
 前野はサングラスを掛け直しながら、きづかわしげな視線をそちらに向けた。
 奈津は前野の視線に気付いたようにのろのろと前野を見上げた。
(前野くんの描写はハリ=ハラさん訂正よろしく)

>  奈津、呟くように前野に礼を言う。伸びかけた牙が、ちらりと唇の間から覗く。
 奈津は蚊の泣くような声で、ありがとうございますと前野に言った。
 ちらりと、白いものが唇の間から覗いた。小さいが人間のそれとは明らかに
異なる歯だった。一般的には牙と呼ばれる類のものだ。

#10・告白

>  奈津、顔を上げる。棒読みのように口調で応える。
 奈津は顔を上げ、夢から覚めた時のようにはっきりしない口調で応えた。


#11・心の模様
>  かける、ふと息を付き、奈津を見る。奈津、漸く目覚めたような面持ちでか
> けるに頷く。
> 
>  かける    :「まあ、血は洗えば落ちるから」
>  奈津     :「ええ……酷い色になっちゃったなぁ、髪も……」

 かけるは大きく息を吐き、奈津に視線を遣った。
 俺も結構お節介だよなぁ、と肩を竦める。
 かける    :「まあ、血は洗えば落ちるから」
 奈津はかけるを見上げた。
 奈津     :「ええ……」
 かけるのしぐさに、漸く目が覚めたような面持ちになって頷き、髪に手を遣っ
た。もともと赤茶けた色をしていた髪が、どす黒い血の色で染まっていた。
 奈津     :「酷い色になっちゃったなぁ、髪も……」
(かけるんの描写はかけるさん訂正よしなに)

>  奈津、ふらふらと立ち上がって鏡介を見る。
 奈津はふらりと立ちあがった。

>  奈津、泣き出しそうな顔で鏡介を呼ぶ。
>  鏡介、振り向き、無表情な視線を奈津に向ける。
> 
>  奈津     :「鏡介さんっ」
>  鏡介     :「……なんだ、奈津か」
>  奈津     :「きょうすけさん、あの」
> 
>  奈津、何かを訴えるように鏡介を見る。
>  鏡介、立ち止まらずに声だけを奈津に返す。
>  奈津、目を伏せてかぶりを振る。
> 
>  鏡介     :「(歩きながら) なんだい?」
>  奈津     :「……なんでもないです……(間を置いて) なんでも……
>         :ないです」

 #12以降は、また後日。

**********************************************************************


 それでは失礼します。


───────────────────────────────────
 Djinny(ランプの魔物)
 MAIL_TO :djinny@geocities.co.jp
 WEBPAGE :http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/1293
───────────────────────────────────
    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage