[KATARIBE 14813] Re: [HA06P] エピソード『月夜、ところにより血の雨』

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Date: Sat, 14 Aug 1999 19:26:42 +0900
From: Ryou Hanzawa <hanzawa@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 14813] Re: [HA06P] エピソード『月夜、ところにより血の雨』
To: kataribe-ml@trpg.net
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ども、リューです。

<<< [KATARIBE 14792] [HA06P] エピソード『月夜、ところにより血の雨』 >>>
                                                     へのお返事です。


ども、緑の部分を追加いたします。

**********************************************************************
> エピソード『月夜、ところにより血の雨』に向けて
> ==============================================
> #1・住宅街
> ------------
>  二条の光が闇に走る。金属的な硬質な衝突音。
>  何かが飛びちがう音。
>  前野、太刀を構えている。額に汗。すごみのある笑いを浮かべる。
>  千影、斜め後ろで前野の視線の方を向いている。
> 
>  前野     :「くくく……粘るなぁ……」
>  千影     :「……どう? 追い込めそう?」
>  前野     :「大丈夫です……千影さんは、例の場所へ」
>  千影     :「(コクリ) ……ここは任せたわ」
> 
>  千影、音もなく去る。
>  前野、闇に向かってにやりと笑う。
> 
>  前野     :「ふふふ……逃げ道は押さえてある…」
> 

向かい側のビルの屋上
--------------------

性能試験中の緑、ギターのケースから部品を取り出しては組み立てている。

 緑		:「はぁ、定期試験とはいえ……めんどくさいですぅ」

がちゃがちゃと組み上げていくと、やがてそれは一丁の狙撃銃となった。
バッテリーを銃に繋ぎ、緑は腹這いになる。そして銃を構えると、グリップのあ
たりから延びているケーブルを首筋のあたりにあるリンク端子へと繋ぐ。

 緑		:「戦闘モード行こう完了……スマートリンク完了……モニター
		:ON……」
 PHS		:「テストを開始して下さい」
 緑		:「了解……テスト開始」

すでに緑の目は物を見ていない、視覚は狙撃銃に繋がれているサイトとリンクし
ているのだ。

 緑		:「なるべく……馬鹿っぽい女の人とか狙おう……」

ターゲットを探し始める緑……

> 
> #2・移動
> ----------
>  校舎はほとんど灯りがついていない。
>  人の気配はない。
>  奈津、昇降口にいる。靴を履いている。
> 
>  奈津     :「遅くなっちゃった……」
>         :(校庭の方を向いてまたたく)
>         :「……? なんだろ?」
> 
>  校舎の正面入口附近の路上。
>  鏡介、ダミアンを連れて通り掛かる。
> 
>  鏡介     :「……ダミアン、今日はこっちかい?」
>  ダミアン   :「ワフワフ(こっちー)」
>  鏡介     :「……道に迷った……」
> 
>  同。(ただし、逆方向から)



>  緑、校庭を見詰めている。
<ここを修正>
ターゲットを探している緑は、銃を通して校庭を見つめている。


>  緑      :「あ、追いつめた」<超望遠視覚モード
<ここを修正>
 緑		:「あ、いい物……見つけた……」


>  鈴の音が響く。
>  緑からの視点。校庭の中には何もいなくなったように見える。
<ここを修正>
銃を通して校庭を見ていた緑……が、突然ターゲットとなっていた物もろとも、
動いていた物すべてがそこから消える


>  緑      :「あ、光学系がシャットアウトされた……他のも……だめ
>         :だ……」
<ここを修正>
 緑		:「ECM?……だめですね……光学系スコープは役に立ちません
		:か……他のフィルターも……だめ……か」


> #12・車中にて
> --------------
>  すぐに自動車が校門の脇停まる。無道邸の自家用車の一つである。
>  ドアを開け、前野が顔を出す。
> 
>  前野     :「……さ、乗った乗った」
> 
>  緑、可視光モード以外を試したりしている内に、いきなり視界がクリアーに
> なる。校庭内には誰も居ない。
> 
>  緑      :「あら、気が付いたら誰もいない……」
> 
>  かける、奈津の肩を抱きかかえるようにして校門前まで連れてくる。
>  前野、早く乗れと視線で急かす。
> 
>  かける    :「シートが汚れるけどいいのかな?
> 
>  後部座席に乗った千影、鋭さの消えた顔でかけるに頷く。
>  前野、苦笑する。
>  かける、頷いて奈津を後部座席に乗せる。
>  奈津、悪寒が走っているように震えている。
> 
>  千影     :「気にしないでいいですよ」
>  前野     :「気にするくらいなら、勧めないよ」
>  かける    :「さぁさぁ。乗った乗った」
>  奈津     :「……ありがとうございます……」
> 
>  前野、車外に出て、氷雨を抜いて戻ってくる。
>  千影、緑を見付けて手を振る。緑、何かの器材をバッグに戻す。
<ここを修正>
 千影は人間では目視ができないほどの距離の緑を見つけて手を振る。

 緑		:「機器のトラブルによりテスト中止……帰投します」
 PHS		:「了解……データは取った今日はもう終わりにしよう」
 緑		:「解りました」

 通信が終わると真剣な表情は一変して嬉々として、銃の分解を始める。

 緑		:「千影さんが手を振ってくれたですぅ〜んふふ〜」

やがてすべての物をしまい終えると、走ってビルの階段を下りてゆく

>  緑、車に歩いてくる。奈津の脇に座る。
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と、まぁとりあえずはこんな物ですか。
なんかこう……超〜久々のシリアスみどりん(笑)


99/08/14 01:16:56
---
Hanzawa Ryou   ,x.
半沢 陵     .::;"`                                      UIN:6828025
リュー     ,:;+'   hanzawa@din.or.jp
          *;'      http://www.din.or.jp/~hanzawa/
        ☆~        "ポストペットも待ってます!ryu2001@geocities.co.jp"

    

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