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Date: Sat, 14 Aug 1999 15:43:16 +0900
From: タイガ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 14810] Re: [WP01P] 『悪夢』再開
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199908140643.PAA19472@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <9908131523.AA00280@gombe.osk3.3web.ne.jp>
References: <9908131523.AA00280@gombe.osk3.3web.ne.jp>
X-Mail-Count: 14810
99年08月14日:15時43分13秒
Sub:Re: [WP01P] 『悪夢』再開:
From:タイガ
ども、タイガです。
こんにちは>ごんべさん、ソードさん、gallowsさん
> 『悪夢』久々に行きます。
有難うございます。
(まとめは省略)
>**********************************************************************
>
> 鞍馬が一歩足を踏み出す。
>
> 直人 :「鞍馬君、気をつけて!」
> 鞍馬 :「大丈夫……みたい」
>
> 鞍馬は無意識に足場を確かめていた。「ここ」へ来た瞬間、手足の感触が曖
>昧に感じられた一瞬があったのだ。この一歩も、油断無く用心深く、自分の存
>在にすら疑問を抱きながら踏み出した一歩だった。
> しかし今は既に感覚がしっかりとしていて、握る拳に力がこもるのを自覚で
>きる。そして鞍馬の身体に力がこもるのは、自分を確認するためだけではなか
>った。
>
> 鞍馬 :「ふっ!」
>
> 少女と男性の絵にちらりと目をやった鞍馬は、鋭い気合いとともに、燃え始
>めた絵に向かって突進した。かかっていた壁から絵をはぎ取り、ふわりと離れ
>た炎の蝶を壁にたたきつける。
> 生き物を殺すことに対するためらいが、間一髪でするりと蝶を逃がしてしま
>う。しかし、その懸念は杞憂だったと、鞍馬は直感的に悟った。
>
> 鞍馬 :「何だこいつ……生き物じゃない!」
> 珠希 :「……そうと判れば、手加減はナシね」
>
> 珠希はポケットに忍ばせた剃刀に手を添えた。その瞬間、ぱっと蝶の炎が二
>つに分かれる。
>
> 一同 :「?!」
>
> 蝶は首と胴を分かたれ、自らの暗い炎に焼かれるかのように、床に落ちる前
>に燃え尽きて、消えた。
>
→ 蝶は首と胴を分かたれ、弾けるように消滅した。
> SE :ぱん、ぱんぱんぱん
>
> その間にも鞍馬は絵の炎を消そうと必死に絵を叩き、やがて、大して燃え広
>がることもなく火は消えた。
(追加)
蝶だったモノの黒い粒子が燃え尽きた場所に降りかかり、色と形を取り戻す。
>
> 鞍馬 :「……よかった」(ほっと一息)
>
> その絵には、おそらく正面の絵と同じ人物であろう男性の、堂々とした後ろ
>姿が描かれていた。
>
(以降追加)
SE :さぁっ
優 :「!?」
安堵したのもつかの間。
陰になっていたところから、闇が分かれ出るかのように黒い蝶が舞い上がる。
鞍馬 :「こんなにいるなんて……!」
珠希 :「皆で潰していくしかないようね」
しまいかけた剃刀を再び構えて言う。
竜也 :「母さん……」
つぶやいた竜也の隣に光の女神が顕現する。
竜也 :「!?」
「鍵」である光の女神は結界ではないこの領域においては存在するだけで
竜也に負担をかける。
他の皆は鍵を消し、あるいはその力を弱め、消耗を減らす。
直人 :「早めに決着をつけないと……」
その蝶は意志を持たないのか彼の物体破壊能力も有効だったが、かといって
長引かせるわけには行かない。
敵の数が多い上に鍵を使用しにくいこの状況では長期戦は不利だ。
珠希 :「えいっ!」
掛け声とともに、何匹もの蝶が首を分断されて飛び散っていく。
女性の声 :「な、なにこれ!」
突然聞きなれない声があがる。
振り返ると、そこに居たのは見たことのない少女だった。
直人 :「まさか……、南風原さん?」
南風原 :「な、なんなのこの部屋、喫茶店じゃなかったの?」
と、一匹の蝶がその肩に止まる。
竜也 :「あぶないっ!」
南風原 :「えっ?」
とっさに一番近くにいた鞍馬が蝶を叩きつぶす。
南風原 :「な、なにするのよ、危ないじゃない!(怒)」
助けられたにもかかわらず、鞍馬に怒る南風原嬢。
鞍馬 :「みえ、ないの?」
南風原 :「何がよ!(むくれている)」
直人 :「一般人には見えないのか……?」
と、とうとう最後の一群れが竜也の放った光に消滅する。
部屋の調度品が完全に元に戻った瞬間、
少女の声 :「ありがとう……」
南風原 :「ふうちゃん!?」
声がして部屋は消え、元の「月影」に戻っていた。
目覚め
ーーーーー
吹子 :「う……」
眠っていた少女がかすかにうめいて目を覚ます。
吹子 :「ここは……?」
南風原 :「一体何がどうなってるの?」
吹子 :「流歌姉さん?」
南風原 :「ふうちゃん! よかった、目がさめたのね? 一体何が
:どうなってるの? いきなり倒れたって言うし、病院じゃ
:なくて喫茶店に連れ込まれてるし、来たら来たでいきなり
:妙なことになってるし!?」
半ば錯乱したような状態でまくし立てる。>**********************************************************************
というわけで、「コクシチョウ」が一般人には見えないと言うことを書いてみ
ました。
まあ、自体は悪化していますが、結構柔軟な性格をしてますから南風原の方は
何とかなります。
「月影」連にとって一番重要なのは「コクシチョウ」やなんかのほうでしょう。
> コクシチョウが一匹なら、おそらくこれで吹子さんは目覚めることになるで
>しょう。二匹いたなら、第2ラウンドですね。三匹以上いたなら、最初の一匹
>は鞍馬が壁でつぶしおおせたことにしたいです。(^^;ゞ
せっかくなので、コクシチョウを増やしてみました。まああんまり意味はあり
ませんでしたが。
本来ならこの後、融合するなり淘汰するなりして、強いやつが一匹外に出るはず
だった訳です。
一定時間ごとにそれを繰り返し、「精神世界」が空っぽになった時点で宿主は
死亡してしまうのです。
> それにごんべが書くと鞍馬シーンとその説明文ばかりになってしまうから(^_^;、
>それも改めなきゃですね。
説明文ってのは結構多くなりがちですから、仕方ないことかもしれません。
(まあ人によるかもしれないけど)