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Date: Tue, 10 Aug 1999 03:31:10 +0900
From: Ryou Hanzawa <hanzawa@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 14758] [HA06P][EP] 『狼介君登場(仮称)』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <37AF1E6E32A.ACD6HANZAWA@mailhost.din.or.jp>
X-Mail-Count: 14758
ども、リューです。
長いんですが(^^;
関係者でがしがし修正できたらなーと流します(^^;
剽夜 :「 ってどこまでいってったっけ?
ハリ=ハラ :「とりあえず、公園でうつらうつらしてた更毬氏。
剽夜 :「うむうむ、疲れたサラリーマンのようだ
ハリ=ハラ :「それを見つけた煖が、風邪を引いてはいけないと思い、無道邸に
連れてきました。
ハリ=ハラ :「横抱きにだっこしてね
剽夜 :「おぉ、動物に助けられてるぞな
ハリ=ハラ :「で、今、煖の部屋に付いてふかふかのベットに寝かせて、
:姿勢整えたりしているところ
上のを冒頭に情景追加ですね。
EP:『狼介君登場(仮称)』
==================================================
登場キャラクター
煖(なん) :
煌(こう) :
水島緑(みずしま・みどり) :全身サイボーグな大学生
水島翡翠(みずしま・ひすい) :緑の裏人格
前野浩(まえの・こうじ) :
無道千影(むどう・ちかげ) :
ブラッド(ぶらっど) :
更毬剽夜(さらまり・ひょうや) :
天方狼介(あまがた・ろうすけ) :
煖の部屋
--------
剽夜 :「く〜」
煖 :「良くお休みになってますのね(にこにこ)」
剽夜 :「魎皇鬼、いいぞな〜(寝言)」
煖 :「くすくす」
剽夜 :「ぽて(布団を跳ね除ける)」
煖 :「(にこにこ)仕方がありませんね(更毬氏の上に屈む形
:で、手を伸ばして布団を直そうとする)」
剽夜 :「あぶなーい。(がばっ)」
煖 :「あの〜、離していただけませんか?」
剽夜 :「むにゃむにゃ、あぶないだろ……」
煖 :「う〜ん(困った顔して、でも起こしちゃうから突き放せ
:ない)」
剽夜 :「むにゃむにゃ、とりあえず、ここに隠れるか……(とい
:って、布団の中に引きずり込む)」
千影 :「煖ちゃーん、どこにいるのー?」
煖 :「あらあら‥‥」
剽夜 :「く〜」
煖 :「(どうしましょうかしら?困りましたわね)」
千影 :「(煖の部屋の前で)ここかな?(SE:ガチャ)煖ちゃ
:んいる?」
煖 :「あら、お嬢様(布団の中から)」
剽夜 :「(ぎゅ)」
煖 :「あっ、外で少々お待ちいただけますか?(もぞもぞ)」
千影 :「(無言でドアを閉める)」
勘違いして、ドアを閉める千影
煖 :「え〜と、どうすれば良いのかしら?(ごそごそ)」
剽夜 :「あ……きりん」
煖 :「まぁ(くすくす)」
煖 :「ふぁ‥(眠くなってきてる)」
剽夜 :「あったかいぞな〜。く〜」
煖 :「起きるまで‥待ちましょう‥‥くーー(就寝)」
結局寝入ってしまう煖
煖 :「(もぞもぞ)‥‥すーーー(体勢整えて、抱き枕状態)」
玄関
----
緑 :「(ピンポーン)こんにちはー」
竜胆 :「うー、雨に降られた〜(;;) ただいま〜<帰ってきたら
:しい(笑)」
狼介 :「(雨と一緒に落ちてくる)うわあぁぁぁぁ!」
竜胆 :「……人が降ってきた……見なかったことにしよう……き
:っと仕事疲れね、うん(爆)」
狼介 :「(ズデン!)......(気を失っている)」
緑 :「あれ、人が……と、とりあえず千影さんの家に運びまし
:ょうか(汗)よいしょ……っと」
緑 :「(玄関で)あのぉ、どなたかいらっしゃいませんかぁ?」
竜胆 :「誰も迎えに出てくれないなんて寂しいねぇ……あれ、緑
:ちゃん〜」
居間
----
ブラッド :「お嬢様、煖の姿が見えませんが」
ブラッド :「おや、竜胆様。おかえりなさいまし」
千影 :「ちょ、チョット取り込み中みたい(汗)」
緑 :「あ、竜胆さん、こんにちは〜。」
竜胆 :「取り込みチュウ?」
ブラッド :「あ、竜胆様がお戻りになられました。お連れ様もご一緒
:です」
千影 :「あっ! お、お、お姉ちゃんお帰りぃ☆ (動揺)」
緑 :「あの、人が雨と一緒に降ってきたんですけど……どうし
:ましょう(抱えた狼介を見せる)」
ブラッド :「ふむ。お嬢様、いかがいたしましょう?」
千影 :「雨と一緒にねぇ(^;) …とりあえず客室に案内してあげ
:て」
緑 :「はい、わかりましたぁ。よいしょっと」
ブラッド :「では、こちらへ……煌、煌はおらんか?」
千影 :「あ、緑さんいいですよぉ(汗) じいやが運んでくれますか
:ら」
緑 :「あ、どうもです」
竜胆 :「ところでお風呂わいてるかなぁ……(ふきふき)」
狼介 :「.....Zzz(そのまま睡眠モードに移行(爆))」
ブラッド :「煖に言いつけておいたのですが……>お風呂」
前野 :「煌なら、今風呂入ってますよ。」
ブラッド :「なっとらん!(怒)」
千影 :「お姉ちゃんとりあえず着替えてきたら?」
竜胆 :「どうせ着替えるんだからお風呂入ってからにする〜」
竜胆 :「(んで、お風呂から出てきた(笑) その間は狼狽して
:て(笑) )」
ブラッド :「お仕えする方よりも先に入浴など……まったくもってな
:っとらんっ!」
竜胆 :「だってお姉ちゃんだもん(えっへん)」
ブラッド :「とりあえず、こちらの方は客間にお通ししてと」
前野 :「どうぞこちらへ。」
竜胆 :「それにあたしはちかの従者じゃないんだけどなー(小声)」
ブラッド :「後程、変えのお召し物をお持ちいたします」
前野 :「今お茶をお入れいたしますので、しばらくお待ち下さい」
ブラッド :「い、いや。それは煌めのことにございまして(汗)」
緑 :「あ、前野さん、こんにちは〜」
千影 :「(小声で)じいやはお姉ちゃんに言ったんじゃないよ」
前野 :(深々)
竜胆 :「ああ、なるほど……さっきは人が降ってくる幻覚見たし、
:やっぱり疲れてるんだな、きっと(笑)」
ブラッド :「しかし、煖め何処へいったのやら……お客様だというの
:に」
千影 :「な、煖は……な、なんか取り込み中みたいよ(汗)」
緑 :「あの、竜胆さん……人がふってきたのは幻覚じゃ……無
:いですよ」
竜胆 :「まっさかー(笑) そんなことあるわけないジャン〜」
前野 :(かちゃかちゃ#お茶の支度中)」
緑 :「あの、プラッドさんがの背中の人が……そうなんですけ
:ど」
千影 :「疲れてるの? 背中流してあげよっか?」
竜胆 :「お願い〜」
千影 :「じゃあお風呂いっしょに入ろ☆」
竜胆 :「入ろ入ろ〜(^^)」
前野 :「煌は、邪魔だったらたたき出して下さい。」
緑 :「あ、どうぞごゆっくり〜」
ブラッド :「あ、煌めがいましたら、そうそうに私の所くるようにと」
千影 :「緑さんもお風呂入ります?」
緑 :「え、えーと(汗)」
そのころ煖の部屋
----------------
煖 :「す〜(もぞもぞ)」
剽夜 :「む〜(ちょっとうなされているらしい)
煖 :「むにゃ‥‥(なでなで#なだめてるらしい)
再び居間では
------------
前野 :「着替えの方は用意できますのでご安心下さい。」
竜胆 :「お風呂場広いし〜」
千影 :「ね、一緒に入ろ?」
緑 :「え、えっと……それじゃぁ」
竜胆 :「確か着替えは煖がまとめて取り込んでるはずだから〜」
ブラッド :「まったく、煌と言い煖と言い……メイドの心得がなっと
:らん!」
ぶつぶつといいながら服を取りに行くブラッド
客間
----
前野 :「一応医者に連絡をしなければ」
ぴぴぽと電話をかける前野
狼介 :「Zzz...(寝返りを打つ)ボテ(ソファーから落ちる)
どたっと、床に落ちる狼介
狼介 :「……いててて……あれ?ここは……」
前野 :「(電話)え〜、一応頭を打っているようなので、念の為
:に診ていただこうかと」
狼介 :「あのー、ここはどこなのでしょうか?」
煖の部屋
--------
ブラッド :「気絶している若者のタオルと、お嬢様達のお召し物……」
ぶつぶつと、持っていく物を確認するブラッド
ブラッド :「この部屋の洋服ダンスに……」
と、ふとベッドに誰かが寝ているのを発見するブラッド
ブラッド :「む?」
煖 :「(もぞもぞ)」
剽夜 :「く〜」
ブラッド :「こんな時間からねむりこけておるとは……誰じゃ?」
がばっと布団をはねのけるブラッド
ブラッド :「な、な、な……煖でわないかっ!」
剽夜 :「むにゃむや……」
煖 :「すー、すー、」
剽夜 :「(目をひらく)」
ブラッド :「さ、さっ、更毬殿っっっ!(汗)」
剽夜 :「あぁ、ブラッドさん。おはようございます」
剽夜 :「はぁ、どうかいたしましたか?」
煖 :「‥‥ふぁ?(寝ぼけ眼)」
ブラッド :「昼間っから、不謹慎でございますぞっ!(汗)」
剽夜 :「(横を見る」
剽夜 :「……」
剽夜 :「(思考中)」
ブラッド :「こりゃ、煖っ!なんということをしでかしてくれたんだ
:っ!(汗)」
剽夜 :「がばっ(きょろきょろ)ふー、あきりんはいないか……」
煖 :「あ、更毬さん。お目覚めですか?(にこにこ)」
ブラッド :「お目覚めですかでわないっ!(汗)お前一体どーいうつも
:りでっ!?
剽夜 :「ブラッドレイさん。私はどうしてここに?確か公園で寝
:ていたはずなのに。」
ブラッド :「それは私が知りとうございます(動揺)」
煖 :「いえ、更毬さんが公園で居眠りをなされていて‥‥」
剽夜 :「とりあえず、御静かに。ブラッドサッカーさん、あきり
:んの耳に入ったらまずい」
剽夜 :「とりあえず、ベットからでて」
ブラッド :「更毬殿には竜胆様が……煖、お前は、お前はっ」
おお慌てのブラッド
煌 :「ふぅ〜(風呂上がりほかほか)」
剽夜 :「ナン……っで、私をどうしたのだ」
ブラッド :「あぁ、わしは一体どうすればよいのか……」
剽夜 :「こんこん、出ておいで。」
煖 :「それで、風邪を引かれたら大変だと思いまして、お屋敷
:でお休み頂こうと、お運びしたのです」
ブラッド :「メイドの仕事もせずよりにもよって……あぁぁぁぁっ」
こんこん :「(ごそごそ)こん?」
剽夜 :「近況報告をしてくれるかい。こんこん」
こんこん :「こん」
剽夜 :「なるほど……」
煖 :「とりあえず、私の部屋で休んでいただく事にした所‥‥
:(のんびり話してる)」
剽夜 :「ブラッドサッカーさん、大丈夫です。千影さんも先ほど
:様子を見に来られたようですし」
ブラッド :「大丈夫なものですかっ!?(汗)」
剽夜 :「なにもいわずに去っていったということは、容認された
:のでは? あなたの御主人は」
ブラッド :「お嬢様の様子がどことなくおかしいように思っておった
:のですが……」
煖 :「‥で、お布団を直そうと‥‥(おっとりのんびり)」
剽夜 :「それとも、ご主人様の意志に逆らうお積もりですか?」
ブラッド :「心お優しいお嬢様のこと、竜胆様を気遣ってこのことを
:しらせまいと……おいたわしや、お嬢様っ」
剽夜 :「まさか、あなたがそのような思いを抱くはずはありませ
:んよね」
客間
----
狼介 :「(前野氏に向かって)あのー、なんか騒がしい声がするん
:ですけど」
前野 :「ああ? まあ、気にしないでください。良くある事です」
狼介 :「はあ、そうですか...で、なぜ私はここにいるのです
:か?」
前野 :「さぁ?」
風呂組
------
竜胆 :「いいお湯だったさー(ふきふき)」
緑 :「ふぅ、いい湯でしたぁ(ほかほか)」
千影 :「気持ちよかったねー☆ < 忘れてる(笑)」
竜胆 :「でも着替えがない……これは、タオル一枚で出て行けと
:いうことかナ(笑)」
煌 :「ねぇねぇ、更ちゃん見当たらないけど、まだ煖の部屋?」
緑 :「タオルは……恥ずかしいですね」
煌 :「そう?」
煖 :「(コンコン)失礼いたします」
煖 :「着替えをお持ちいたしました(にこにこ)」
煌 :「おお、煖。更ちゃんはお目覚め?」
煖 :「はい、先ほどお目覚めになられましたよ(にこにこ)」
竜胆 :「ところで……ちかとお揃いの寝間着ないの?」
煖 :「ああ、そう言えば(ぽむ)」
緑 :「えっと、着替えってコレ……ですか?」
客間
----
狼介 :「っと、忘れていましたが、あなたのお名前は?」
前野 :「私はこの屋敷に勤める前野と言います」
狼介 :「そうですか。申し遅れましたが、私は天方と申します。」
前野 :「さて、少し仕事がありますので。」
狼介 :「あ、何でしたら手伝いましょうか?お礼をしなければな
:らないでしょうし。」
前野 :「いえ、こういう仕事は手順が決まっていますので」
狼介 :「はぁ。じゃあ、私がどうやってここに来たか知っている
:方はおられるのですか?ちょっと話をお聞きしたいので。」
前野 :「もう少しお待ちいただけますか?」
狼介 :「分かりました。」
狼介 :「うーん...(考えている)....を具象化して、それ
:を使って....(ぼそっと言ってしまう)」
前野 :「(気にしない)」
寝室
----
剽夜 :「とりあえず、この事は千影さんが決めることなので、内
:密にということで」
ブラッド :「いや、私は。お嬢様のご意志に従う所存」
剽夜 :「よろしいですね.ブラッドサッカーさん?」
ブラッド :「わかりました……」
剽夜 :「(聞き耳)それより、御仕事はよろしいのですか?」
ブラッド :「あ、しまった!お嬢様達にお召し物をおもちせねば。こ
:りゃ、煖!」
煖 :「はい?」
ブラッド :「直ちに、お嬢様達に着替えをお持ちするんじゃ!」
煖 :「はい、ただいま(にこにこ)」
ブラッド :「浴場の方じゃぞ!」
煖 :「はい(とととと‥)」
ブラッド :「さて。入浴後のお茶を……」
台所のほうへ向かうブラッド
再び風呂
--------
ブラッド :「お嬢様、お飲み物をお持ちしました。竜胆様と、お連れ
:様の分もございます」
千影 :「あ、お姉ちゃんこれほしいの?」
ぶかぶかパジャマを指さす千影
竜胆 :「うんうん(こくこく)」
ブラッド :「煌!」
煌 :「はい?」
ブラッド :「お前はさっさと着替えて仕事に戻るんじゃ!」
煌 :「は〜い(着替え着替え〜)」
千影 :「えへへ、そう言うんじゃないかと思って用意してあるん
:だよ☆(ニコ)」
竜胆 :「ホント?(^^) お揃いお揃い〜(^^)」
煖 :「ブラッドさん。更毬さんはどうなさいました?」
千影 :「色はピンクでいいよね?」
ブラッド :「まったく、どうにも気が抜けておる……」
竜胆 :「うん(^^) わーい☆」
嬉しそうに喜ぶ竜胆
緑 :「お二人とも……暑くないですか?」
廊下
----
前野 :「おや、更毬さん。」
ブラッド :「さっ、更毬殿っ!?(動揺)」
前野 :「なになさってるんですか?こそこそと」
ブラッド :「さらまりどのは、そのっ、で、ございますなっ(汗)」
こんこん :「(つんつん)こん?」
ブラッド :「そんなことはございませんっ(汗)煖のへやで2人で寝こ
:けていたなどということはだんじてありませんっ!」
脱衣所
------
廊下での会話はとなりの脱衣所まで聞こえたようだ
竜胆 :「更ちゃん? 来てるの?」
煖 :「ええ、先ほどまで私の部屋でお休みでしたが?(にこに
:こ)」
千影 :「(…もしかしてあれ更毬さんだったの(汗))」
竜胆 :「……?<着替え中でよそにいるのでいまいち聞き取れて
:ない」
竜胆 :「なんかブラッドさが慌ててるなー……ちか、なんて言っ
:てるの?」
千影 :「え、え、えっとー…アバウトに言うと更毬さんが遊びに
:来てるんだって(汗)」
煌 :「それじゃ、仕事に戻りま〜す」
竜胆 :「なんだそっか〜……さすがにちょっと留守にしすぎたか
:な……(汗)」
煖 :「ええ、それにずいぶんお疲れのようでしたから」
部屋を出て行く煌と緑
居間
----
前野 :「こんこん君も元気そうだね(ひょい)」
剽夜 :「(扉の影から)きてるぞな、あきりん」
剽夜 :「今週分のアニメのビデオがわからないぞな〜(意識的に
:話をそらしている)」
ブラッド :「全て、このブラッドがいたらなかったばかりに……もう
:しわけございませんっ!」
竜胆 :「……勝手に見てればよかったのに(^^)」
剽夜 :「どれかわからなかったのだ(だいぶ、混乱から落ち着い
:て口調がもどってきた)」
竜胆 :「んで、ブラッドさはなんで平謝りなのかな?」
剽夜 :「つかれてるんだろう」
千影 :「(小声で)結局どういうことだったの? 」
竜胆と剽夜が会話している裏で、小声でブラッドにささやく千影
煖 :「でも、更毬さんの寝顔って可愛いんですね(にこにこ)」
千影 :「…な、煖ちゃん(汗)」
煖 :「はい?」
竜胆 :「……? どーいうことかな?」
煖 :「?」
剽夜 :「なんでもないぞ、あきりん」
ブラッド :「かくなる上は、この腹掻っ捌いてお詫びもうしあげます
:る〜(泣)」
煖 :「なんの事と言われましても」
ブラッド :「えぇい、お前もお詫びせんかいっ!」
煖 :「え?」
剽夜 :「ブラッドサッカーさん、落ち着いてください」
竜胆 :「ね、どーいうこと?(千影をつっつく)」
千影 :「じいや(^;) そのことはいいからとりあえず煖を連れて
:居間に行ってて」
剽夜 :「私はなにもありませんでしたから」
煖 :「いえ、単に更毬さんと私が‥(ずるずるずる)」
ブラッド :「ええぃ、こっちへこいっ!」
竜胆 :「(ぴくっ)」
どうやら、竜胆は千影とブラッドの会話を聞きつけたようだ
千影 :「…ふぅ…簡単に言うと更毬さんと煖ちゃんがベッドで抱
:き合って寝てたの」
煌 :「仕事仕事〜〜」
ブラッド :「お前もだっ!(怒)」
煌をしかるブラッド
煌 :「へ?」
竜胆 :「……(がーん)」
剽夜 :「うむ、それは間違いだ.」
煌 :「いや、仕事しないと」
ブラッド :「まず、メイドの心得を根本的に教育しなおすっ!」
剽夜 :「私はやましいことはしていない」
千影 :「ほんとですか?(じーっ)」
剽夜 :「そうでしょう、千影さん。あなたも、ちゃんと承認され
:たじゃありませんか」
剽夜 :「こん?」
ブラッドは2人を居間に連れて行く。
部屋からは説教をしている声が聞こえる。
千影 :「…でも…わたしが見た時もベッドで一緒だったみたいだ
:けど…」
竜胆 :「ベッドで……いっしょ……」
千影 :「お、お姉ちゃん落ち着いて(汗)」
竜胆 :「え、落ち着いてるよ、落ち着いてるって……」
平静を装うがパジャマのボタンは見事にかけ違っている
竜胆 :「むー……寝顔……かわいい……一緒に寝てた……(ぶつ
:ぶつそわそわ)」
剽夜 :「なにいってるんだ、あきりん」
竜胆 :「ちょっと黙ってて……(怖い目)……ふぅ」
剽夜 :「では、居間で待っているぞ」
竜胆 :「更ちゃん、ちょっと……」
剽夜 :「(くるっ)なにかな」
竜胆 :「全っ然……気にしてないから……うん、ホント、全然。
:まったく(紅茶にクッキーを入れる)」
どうやら砂糖とクッキーを間違えている
剽夜 :「聞きたいことがあったら、更毬先生が教えてあげるぞ」
竜胆 :「いいって、気にしてないし……ホントに気にしてないか
:ら……(クッキーいり紅茶を飲む)……」
剽夜 :「(正面に立って)聞きたいことがあったら、今聞くのが
:いいぞ、聞くは一瞬の恥じ、聞かぬは一生の恥じというぞ」
竜胆 :「別に一生恥ずかしくてもいい……」
剽夜 :「じゃぁ、おしえてあげないっ」
竜胆 :「いいよ、言いたくないだろうし……(ぷい)」
剽夜 :「焼きもちでもやいているのかい?」
竜胆 :「そんなんじゃないもん(ぷい)」
剽夜 :「じゃあ、なんだっていうんだね」
竜胆 :「……(じっ……ぷい)」
剽夜 :「(目の前でかがんでじっとみつめる)じーっ」
竜胆 :「……(ぷい)」
剽夜 :「ところで、あきりん、クッキー入りの紅茶は好きだった
:のかい?」
竜胆 :「へ? クッキーいり紅茶?」
剽夜 :「いま、あきりんが飲んでるぞ」
竜胆 :「……おお(汗)」
剽夜 :「なんか動揺でもしてるのかい?」
竜胆 :「……動揺なんてしてないって(汗) あ、クッキー美味
:し……(角砂糖をばりぼりと(笑) )」
剽夜 :「その白い固まりはクッキーではないとおもうぞ」
竜胆 :「クッキー、甘い……(;_;)」
居間
----
前野 :「こんこん君は、何が良いかな?」
こんこんが物が食べられないのを知らないのか、思案を凝らす前野
前野 :「そうだねぇ。質の良い霊体だったら、ある程度心当たり
:があるから、こっちおいで(書庫に行っちゃう)」
図書室
------
前野 :「うむ、手ごろなのが見つかって良かったね」
こんこん君のおやつを見つけたらしい
前野 :「(なでなで)」
こんこん :「こん(ぱたぱた)」
前野 :「図書館の雑霊なら、食べれば頭が良くなるかな?(笑)」
客間
----
緑 :「あ、目が覚めましたか!」
狼介 :「……時に操作をミスって……(気づいて)あ、はじめまし
:て。」
緑 :「どうも……はじめまして……」
狼介 :「えっと...あなたが、私をここまで運んでくれたので
:すか?」
緑 :「はい……空から降ってきたんです……」
狼介 :「そうでしたか。すみませんでした、赤の他人を助けてく
:れるなんて。」
緑 :「いえ……雨の中ほっといたら……危ないですから」
狼介 :「はぁ、本当にすみませんでした。」
狼介 :「(という事は、やっぱりテレポーターの操作ミスか……
:急いでたからな。)」
狼介 :「えっと、お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
緑 :「……えっと、遅れましたけど……私、水島緑と言います」
狼介 :「あ、こちらも申し遅れました。天方狼介と言います」
緑 :「天方さんですね……」
狼介 :「はい、そうです。」
緑 :「えっと……あの……なんで空から……」
狼介 :「え!?(ドキ!)」
緑 :「あ、あの……なんか……いけなかったですか……」
狼介 :「え?い、いえ、別にそんなことは……(うーー……能力
:のことは言いたくないのに……)」
緑 :「そうですか……よかったです(^^)」
狼介 :「え?なにがよかったのですか?」
緑 :「いえ……傷つけてしまったのかと……思ったものですか
:ら」
狼介 :「大丈夫です。それぐらいのことで傷つきませんから。」
緑 :「はい」
狼介 :「そういえば、ここってどこなのですか?」
と、客間に入ってくる前野
前野 :「ここは、吹利市ですよ。」
緑 :「あ、ここは私の友達の家なんです……無道千影さんって
:言うんですけどね」
狼介 :「そうですか……」
前野 :「天方さんは吹利の方でしょうか?(コンコンなでながら)」
狼介 :「一応、吹利市内で下宿をしています。」
前野 :「ほう」
緑 :「それなら……ベーカリー楠ってご存じですか?」
狼介 :「それが何か?すみません、知らないんですけど……」
前野 :「(少し動いて、緑さんの目が見える位置に行く)《デー
:タ通信:アクセス開始:みどり》
緑とのデータ通信を始める前野
緑は目を使ってデータ通信をすることが可能なのだ
ISSAC :「《データ通信受信:認証OK》」
前野 :「《やぁ、ISSAC。》」
ISSAC :「《こんばんは、Mr.前野》」
緑の脳に搭載されているISSAC(アイザック)が前野の相手をする
前野 :「《少し緑さんと話が合ってね。》」
ISSAC :「《了解》」」
緑 :「《あの、なんでしょか?》」
前野 :「《彼に付いてどう思います?》」
緑 :「《落ちてきたとき、センサーに反応がありませんでした
:から》」
前野 :「《ふむ》」
前野 :「いや、ベーカリー楠という、美味しいパン屋さんがある
:んですよ」
狼介 :「へぁーそうなんですか。今度行ってみようかな……」
前野 :「《空間震のデータは無いのですか?》」
緑 :「《特殊能力による……瞬間移動……かな》」
前野 :「《そうですか‥‥ポーターは一応知っていますが、この
:手の人はちょっと》」
ISSAC :「《MULTIVACが出現の0.2秒前に空間震を記録》
前野 :「《やはりね。だが、ポーターの場合本能的に安全な位置
:への転送を選ぶ習慣が付いていると思うのだが》」
ISSAC :「《 Dr.水島の実験結果によると、機械化した場合の失敗
:があげられます》」
緑 :「《だそうです》」
前野 :「《ははは(苦笑) その先例を当てはめるのが正しそう
:だね》
緑 :「《そうですね》」
前野 :「パンの種類が豊富なんですよ。結構変わったパンなんか
:もありましてね」
狼介 :「そうなんですか?一度見てみたいですね。」
緑 :「おいしいんですよ」
狼介 :「おいしいんですか....その店ってどこにあるんです
:か?(変わったパンかぁ、食べてみたいよな、一度は。)」
前野 :「え〜と、近鉄吹利駅は知ってるよね?」
狼介 :「ええ、大体は。」
前野 :「そこのすぐ近くの商店街の中にあるんだ。」
狼介 :「(うん、自転車で行ける範囲だな。)分かりました。今度
:行ってみます。」
前野 :「うん、商店街で聞けば、変わった店だからすぐに分ると
:思うよ(笑)」
緑 :「私……結構入り浸ってるんで、きっと会えますよ」
狼介 :「そうなんですか。」
前野 :「《前方で気を引いてもらえますか?サンプリングしてみ
:ます》」
緑 :「《了解》」
緑 :「あの、天方さん……ちょっと、いいですか?」
狼介 :「え?何でしょうか?(なんか嫌な予感が……)」
前野 :「(チーーーーーーーー#サンプリング中)」
緑 :「顔に……泥が……取りますね(狼介の顔にタオルを当て
:る)」
狼介 :「は、はぁ。どうも……(なんか怪しいな。)」
前野 :「(終了)」
緑 :「(ふきふき)……とれました」
前野 :「おや、良ければタオルを変えてきましょうか?」
緑 :「あ、お願いします」
前野 :「(受け取って奥へ)」
狼介 :「あ、どうもすみませんでした。」
緑 :「いえいえ(前野さん……どうしたのかな)」
前野 :「ふむ‥‥緑さん、こないだ頼まれていたものです。(M
:Oを渡す)」
緑 :「えーと、何でしたっけ」
前野 :「《彼のデータです》」
緑 :「《彼?天方さんですか?》」
前野 :「《ええ》」
緑 :「《速いですね、もうMOに》」
前野 :「《書き込み速度は速いんですよ》」
緑 :「えっと、アクセスできるかなぁ(指先からレーザー)」
前野 :「どうです?(笑)」
指先でMOを読みとろうとする緑
緑 :「くすくすくす」
狼介 :「???」
竜胆 :「?」
慎也 :「どうした?緑」
竜胆 :「(呼び捨てっスかー)」
緑 :「私は緑ではないわ」
狼介 :「(様子が変わった……!?)」
竜胆 :「緑ちゃんじゃなかったら何ちゃんかな?」
慎也 :「緑以外には見えないんだけどな」
狼介 :「(嫌な予感が……)どうしたのですか?」
緑 :「彼女はいま、私と入れ替わっているの、私が心の底へ閉
:じこめたのよ」
竜胆 :「二重人格かぁ親近感を覚えるなぁ」
慎也 :「で、君は誰なの?」
緑 :「彼女のコンプレックスが生み出した、もう一人の緑……」
狼介 :「(二重人格!?確か別の人格は元の性格と逆になると
:か……)」
竜胆 :「もう一人の緑って……やっぱり緑ちゃんじゃないの?
:自分で言ってるしさ(笑)」
慎也 :「まあ、そうだよなぁ(^^;」
緑 :「緑であって、緑ではないわ。私は私の意志を持ってるし、
:彼女も彼女の意志を持ってるわ」
竜胆 :「っつーか、名前は?」
二重人格はどーでもいいらしい
緑 :「そうね、翡翠とでも呼んで貰いましょうか」
竜胆 :「ひすい?」
緑 :「そう、翡翠よ」
竜胆 :「ふんじゃ、翡翠ちゃん、年はいくつ?」
翡翠 :「さぁて、いくつかしらねぇ、精神だけの存在であった私
:に年は関係ないわ」
狼介 :「(でも、何がきっかけで出てきたんだ?)」
竜胆 :「うーん……一万歳くらい?(笑)」
翡翠 :「そう思って貰っても良いわ、私には関係ないもの」
竜胆 :「うそつけ、このこの〜☆(笑)」
狼介 :「あの、あまり彼女を刺激しない方が……」
翡翠 :「それはそうと、慎也?」
竜胆 :「(あ、無視っスか……(;_;))」
慎也 :「ん?なにかな?」
翡翠 :「ふっ(唇を奪う)」
狼介 :「!?(おいおい、いきなりか!?)」
慎也 :「(おいおい、いきなりだな)」
竜胆 :「……(おおおおー(*・・*))」
翡翠 :「ん(ディープキス)」
慎也 :「(確かに、緑とは違うな)」
竜胆 :「(おおおおおー)」
翡翠 :「ふぅ」
慎也 :「たしかに、緑じゃないな」
竜胆 :「……大胆〜……冷静〜」
翡翠 :「いい男じゃないか……慎也」
狼介 :「(これは完全に別人格だな)」
狼介 :「(竜胆さんに近づいて小声で)えっと、あなたのお名前
:は?」
竜胆 :「(小声)豊秋竜胆っス」
狼介 :「(小声)初めまして、天方と言います」
翡翠 :「そこの二人っ!」
狼介 :「(ビクッ!)は、はい.....」
竜胆 :「なにかな?」
翡翠 :「こそこそするのは良くないなぁ、ねぇ?(竜胆に歩み寄
:る)」
慎也 :「(うーん、主導権は完璧この娘だな)」
竜胆 :「いやあ、邪魔しちゃ悪いと思ってさぁ(^^;;」
狼介 :「そ、そうですはい……」
翡翠 :「うーん、竜胆……いい女じゃないか」
竜胆 :「?」
翡翠 :「この愛らしい唇がチャーミングだねぇ(唇を指でなぞる)」
竜胆 :「……(^^;; 」
翡翠 :「ねぇ、キスしていい?(超至近距離)」
竜胆 :「時と場所によります(笑)」
狼介 :「(光学迷彩、具象化今の彼女は危険すぎる...)」
翡翠 :「じゃ、いいんだね(にや)」
竜胆 :「だから時と場所によるって言ってるじゃんよー(^^;;
翡翠 :「私の目の前にいるというだけで、良いじゃないか(竜胆
:の顎に手をかける)」
竜胆 :「いやあ、その……ねぇ(^^;; 人目が気になるし……ね
:ぇ(^^;; またの機会ということで……」
翡翠 :「人目?気にすることはないさ、すぐに人目が気にならな
:いようにしてあげるよ(くす)」
狼介 :「(とりあえず、気絶させたほうがいいかな?)」
慎也 :「おいおい、こっちの相手はどうすんの?(ダイブするっ
:きゃねーかな)」
竜胆 :「(うーん、強引……)」
翡翠 :「ふふ(唇を奪う)」
慎也 :「(なんだかなぁ)(頭かいてる)」
竜胆 :「んー(汗)」
竜胆 :「んー(@@)」
翡翠 :「ふぅ、いい味だよ……竜胆」
狼介 :「(迷彩、固定小型麻酔銃、具象化)」
竜胆 :「……(///)」
翡翠 :「赤くなって……ますます可愛いぞ……竜胆」
竜胆 :「〜(@@)」
慎也 :「お取り込み中もうしわけないんだけどさぁ」
意志具象化の能力を使い麻酔銃を具象化した狼介はそれを翡翠に放つ
狼介 :「(効いていない!?)」
翡翠 :「ふふ、そんな物は私にはきかないよ……私の愛を阻むも
:のは……殺ス!」
狼介 :「(麻酔銃消去、スタンガン具象化!)」
翡翠 :「<<<戦闘モードへ移行、ターゲットロックオン>>>」
慎也 :「(あ、まずいなぁ)」
竜胆 :「あんまり散らかすと……怒られるよ〜前野くんに……」
慎也 :「りん姉、顔洗ってきなよ(^^;」
竜胆 :「うーい……」
洗面所に顔を洗いに行く竜胆、すぐに戻ってくる。
竜胆 :「ん〜……一人減ってる……」
翡翠 :「さて、どうしてくれようか」
ISSAC :「<<<対象は光学迷彩使用、赤外線視覚へ切り替えます>>>」
翡翠 :「(油断しきっているね)こちらから行くよっ」
緑の電脳に搭載された戦闘補佐システム「ISSAC」が的確に、姿を隠した狼介を捉える。
狼介 :「(気づかれてる!?嘘だろー!)」
慎也 :「おーい、お嬢さん、こっちの相手はどうなってるのか
:な?」
翡翠 :「慎也か……御前の相手は後だっ!」
慎也 :「誘っておいてほっとくのって、嫌われるぞ」
ISSAC :「<<<目標ロック 攻撃>>>」
竜胆 :「……だからあんまり散らかすと怒られるって〜……みん
:な聞いてないね」
慎也 :「と、思うよ」
翡翠の攻撃をかわそうと試みる狼介だが、かわしきれない。
右の拳が腹部にめり込み、壁まで吹き飛ばされた狼介はずるずると沈黙する。
ISSAC :「<<<攻撃命中 対象沈黙>>>」
翡翠 :「ふふ、他愛もないねぇ(にや)」
竜胆 :「なんかぶつかったかな?」
慎也 :「なんかえらいおとしたね、なんかやったのか?翡翠?」
翡翠 :「ふふ、本来の私の力を使ったまで、緑はこの10分の1も
:使っていなかったようだけど」
ISSAC :「<<<戦闘終了 通常モードへ>>>」
意識を失ったため光学迷彩が切れた狼介の姿があらわになる。
竜胆 :「大丈夫……? ……あ、血だ……(ぺろり)」
慎也 :「(狼介を見て)うっわぁ、派手にやったなあ」
慎也 :「で、りん姉何してんだよ?(汗)」
竜胆 :「え? いや……止血を……(笑)」
慎也 :「そうには見えなかったけど?(汗)」
竜胆 :「気のせいだって……なんなら、見てみる?」
慎也 :「いや、別にいいよ(苦笑)」
翡翠 :「さて、邪魔者は消えたし……竜胆?」
竜胆 :「は、はい?(汗)」
翡翠 :「ベッドで可愛がってやるよ」
竜胆 :「え……そ、それはその……倫理規定というか放送コード
:が(汗)」
翡翠 :「きにするな、さぁ(竜胆の手を取る)」
慎也 :「俺はどうすんの?」
翡翠 :「何なら混ざるか?」
慎也 :「それもいいね(にやり)」
竜胆 :「気にするなって、無理言うな〜(汗)」
翡翠 :「慎也もああ言っている、いくぞ……いいな?(竜胆を抱
:える)」
竜胆 :「え……あ……ダメ〜(汗)」
竜胆を抱え、ベッドルームへと歩いてゆく翡翠。
竜胆 :「助けて〜(汗)」
慎也 :「何とかなるってりん姉」
竜胆 :「気楽に言うな〜(汗)」
翡翠 :「(ベッドに竜胆を横たえて)怖がることはないさ、すぐ
:に気持ちよくなる(にや)」
竜胆 :「怖がるも何もいやなんだってば〜(あたふた)」
慎也 :「俺の相手はしてくれないのか?(取り敢えず接触しない
:となダイブすんのに)」
翡翠 :「ふふ、こっちへ来なよ(慎也に口づけ)」
竜胆 :「慎也くん〜、君の彼女でしょー? ちゃんと管理しろー
:(汗)」
慎也 :「いまからしますってば>りん姉」
竜胆 :「頼むよまったく〜(こそこそ)<ベッドから降りてる(笑)」
翡翠の心へと潜ってゆく慎也、二人の体はベッドの上で硬直した状態のままだ
竜胆 :「がんばれ慎也くん〜(ふれーふれー)」
翡翠 :「《なかなかやるじゃないか……慎也、強い男は好きだぞ》 慎也 :「(ちっ、ダイブする感覚もまったく変わってやがる……
:でもまあ、できないわけじゃないか)」
竜胆 :「慎也君がんばれー(小声)」
慎也 :「(ま、いまので大体分かった(にやり)」
竜胆 :「おじゃまみたいだからあたし出ておくね〜(小声でこそ
:こそ)」
ISSAC :「<<<攻撃用モジュールがありません 反撃不能>>>」
翡翠 :「《ち、やっかいだな》」
慎也 :「(ISSACの野郎、律義に防壁はるんじゃねぇ(苦笑)」
竜胆 :「それじゃごゆっくり〜(小声)(きぃぃぃ、ぱたん)」
こそこそっと、部屋を出てゆく竜胆
ISSAC :「<<<防壁突破されました 対処不能>>>」
慎也 :「(じゃ、おじゃまするね)」
ISSAC :「<<<システムシャットダウン 戦闘システム停止>>>」
緑の心に潜り込むことに成功した慎也、目の前には巨大な扉がそびえ立ってい
る。
慎也 :「(もしや、これ?……えーと、緑、緑ぃっと)」
緑 :「《だれ?私を呼ぶのは》」
慎也 :「(俺、慎也)」
緑 :「《慎也さん……》」
慎也 :「(取り敢えず、翡翠の方は押さえてるから、出といで
:よ)」
緑 :「《私……私みなさんに……ひどいことを(泣声)》」
慎也 :「(そんなこたぁいいから(笑)」
緑 :「《はい……解りました》」
ぎぎぃ 軋む音を立てて扉が開く
慎也 :「ほらほら、もう泣かない」
慎也 :「(指で涙を拭いて上げる)」
緑 :「ひっく、うっく」
緑 :「ごめんなさい……ごめんなさい」
翡翠 :「《ふふ、やっと……元に戻ったね》」
翡翠 :「《私は……また……扉の奥で過ごすことにするさ》」
慎也 :「ふーん、やっとお出ましか?」
慎也 :「何だやる気はないのね」
緑と入れ替えに翡翠が扉の中へ入ってゆく、そして扉は閉まる
翡翠 :「《また……いつか……きっと》」
慎也 :「こりてねーな、やっぱり(苦笑)」
慎也 :「ま、そんときゃそん時か」
慎也 :「ところで、緑?」
緑 :「(慎也に抱きつきっ)」
慎也 :「……(ま、いいか)」
慎也 :「(やさしく抱きしめる)」
緑 :「なん……ですか?」
慎也 :「……別に自分のことにコンプレックス持つことないよ」
緑 :「……うん」
慎也 :「もっと自信持ちな」
緑 :「……うん」
慎也 :「とりあえず、続きは出てからにしよ」
緑 :「はい」
竜胆 :「(一方その頃)まだですかぁ……(「の」の字)」
緑 :「はっ(現実に戻った)」
慎也 :「(唇あわせたまんま)」
緑 :「ふぅ(ぺたんと尻餅)」
慎也 :「おかえり(笑)」
緑 :「ただいまです」
緑 :「竜胆さんと、狼介さんに……謝らないと……」
慎也 :「大丈夫だよ翡翠がやったことだし、君が誤ることたぁない」
緑 :「でも……でもっ」
慎也 :「いいから(強引にくちづけ)」
緑 :「んっ(されるがまま)」
竜胆 :「……む〜……(ぽて)……寝よう……」
竜胆 :「その部屋……あたしの部屋なんだけどなぁ(寝言)」
ちなみに廊下で寝ている
緑 :「はぁ、慎也さん……」
慎也 :「なんだい?」
緑 :「好き……」
慎也 :「俺もだよ、緑」
緑 :「(ベッドに倒れ込む)」
そして夜は更けてゆく
緑 :「#そういえば21日の奴の続きだったんですよね。
前野 :「片づけお願いしますね、竜胆さんの部屋のほうは私が後
:でやっておきますから」
緑 :「あ、私は狼介さんの……手当をしないと(あたふた)」
前野 :「ほっとかれた人たちは、みんな手当てしておきましたよ」
狼介 :(まだ気絶中)
緑 :「ああ、そうでしたか(ほっ)」
前野 :「洗濯しておいた方が良いものはありますか?今のうちに
:言っておいて下されば、帰りまでには乾かしてお持ち帰り
:いただけますよ。」
緑 :「エーと、洗濯は……大丈夫です」
前野 :「それから、風呂を沸かしてありますから、良かったらど
:うぞ」
緑 :「ありがとうございます、じゃ早速……(お風呂へいそい
:そ)」
お風呂に向かう緑、前のは狼介の様子をうかがう。
前野 :「気分はどうです?」
狼介 :「………ん、ここは……(目を覚ます)」
前野 :「少々災難でしたね」
狼介 :「いや、いいんです。いつも「藪をつついて蛇に飲まれて」
:ますので。」
前野 :「治療は一応やっておきましたが、念の為に医者に行って
:おいて下さいね」
風呂
----
緑 :「うーん、汗でべとべとする」
前野 :「ちょっと失礼(コンコン)」
緑 :「は、はい……何でしょうか(湯船)」
前野 :「着替えを持ってきました」
緑 :「あ、はい……すみません」
前野 :「気にしないでください。」
前野 :「そうそう、翡翠さん‥‥でしたよね?」
緑 :「ええ、翡翠……です」
前野 :「今度会ってみたいですね(笑)」
緑 :「でも、また彼女が出ると……」
前野 :「閉じ込められていると鬱憤も貯まりますからね。支障が
:無い程度に開放した方が良いですよ」
緑 :「はぁ……」
前野 :「封じ込めているよりも、受け入れた方が楽ですよ」
緑 :「受け入れる……ですか」
前野 :「ええ」
緑 :「彼女が、うんと言ってくれると良いんですけど……」
前野 :「少しずつ話し合えば良いですよ」
前野 :「彼女も貴方なんですしね(笑)」
緑 :「そうですね、彼女も私……」
前野 :「じゃ、服の方は洗っておきます、お昼には乾きますから、
:ゆっくりして下さい」
緑 :「あ、お願いします。」
前野 :「(バタン)」
緑 :「ふぅ、いろんなことが……あったなぁ」
ぶくぶくっと、顔のあたりまで湯船につかる緑
緑 :「最後は……慎也さんと(赤面)」
しばらくぼーっとする緑
緑 :「さて、そろそろ上がろうっと」
居間
----
狼介 :「(それにしても、あの翡翠って存在が目覚めたきっかけ
:って何だったんだ?)」
うーん、と首をひねる狼介。
狼介 :「(つぶやくように)それにしてもテレポーターの誤動作
:でこんな目に遭うとはなー……」
前野 :「これからは気を付けたほうが良いですね。
狼介 :「え?なんのことです?(とりあえずとぼけておく)」
前野 :「あっと、これ洗っとけ。うん、昼までには乾くように」
煖に洗濯物を頼む前野
前野 :「まぁ、座標指定はきちんとチェックしてから跳ぶ事です
:ね」
狼介 :「……聞こえてました?」
前野 :「まぁ、いろいろと」
狼介 :「急いでいましたからね、あのときは。座標指定する暇が
:なかったもので。」
前野 :「機械で跳ぶのならば、座標はきちんとしないと生死に関
:わりますよ、当人が良いなら良いですけどね(苦笑)」
竜胆 :「ただいまぁ」
前野 :「おや、お目覚めですか?」
前野 :「緑さんも起きて、今お風呂に入っている所ですよ」
竜胆 :「おー……お……」
前野 :「どうしました?」
竜胆 :「いや、なんでもないよ(汗)」
緑 :「(風呂から出てきて)あ、竜胆さんおはようございます」
竜胆 :「おはよー(^^)」
緑 :「あの、昨日はすみませんでした……なんか、凄いことを
:してしまって(赤面)」
竜胆 :「え……あ……いや、あれは……交通事故だと思って、ね
:ぇ(///)」
前野 :「部屋の片づけは今させていますから(笑)」
緑 :「はい……(赤面)」
竜胆 :「うい……(汗)」
前野 :「さっ、二人とも突っ立ってないで(笑)」
竜胆 :「う、うん(汗)」
前野 :「お茶でも入れますからね」
緑 :「はい」
竜胆 :「おやつは何かな?」
狼介 :「あ、おはようございます。」
緑 :「あ、おはようございます……傷の方は……大丈夫です
:か?」
狼介 :「ええ、一応は。」
緑 :「すみません、私のせいで……」
前野 :「お待ちどう様でした、飲み物は何にします?」
竜胆 :「いただきまーす……みるくちー」
前野 :「緑さんは?」
緑 :「アイスコーヒーでおねがいします」
前野 :「ミルクティーと、アイスコーヒーと……」
狼介 :「じゃ、私もいただきます。あ、飲み物はレモンティーで
:お願いします。」
前野 :「はい、分りました」
狼介 :「いいえ、気にしないでください。」
緑 :「はい」
狼介 :「こちらから手を出して逆にやられる、てのは私の悪い癖.
:……いや、性格かな、この場合は」
竜胆 :「難儀な性格ね(ぱくもぐ)」
前野 :「少々間が悪いと言う事も会ったんでしょう(飲み物到着)」
緑 :「あ、すみません(コーヒーを手に取る)」
狼介 :「あ、すみません(レモンティーを受け取る)」
竜胆 :「ありがとー(みるくちーを受け取る)」
狼介 :「ま、自分の性格の一部でも分かっているだけましですよ。」
前野 :「そろそろ部屋の片づけも終わるでしょうしね」
竜胆 :「ほっ。安眠の場は残った……<(笑)」
狼介 :「それにしても、よく私がいた位置が分かりましたね。」
突然はなしを切り出す狼介。
竜胆 :「あのときいたの?」
緑 :「え、えーと(汗)(ど、どうしよう……)」
前野 :「見えていたんじゃないんですか?」
緑 :「はぁ、み、見えてました……(汗)」
狼介 :「えっと、竜胆さんは分かりました?」
竜胆 :「……見えてたよ、うん(肉眼じゃないけど)」
緑 :「……(赤外線で見たなんて……言ったらバレちゃうよぉ)」
狼介 :「そうですか……(うーん、光学迷彩も誤作動起こしてい
:たんだろうか………)」
緑 :「ほっ(納得してくれたみたいですぅ)」
竜胆 :「うん」
狼介 :「ま、人間誰でも一つや二つの秘密って持っていますしね。」
前野 :「それは当然でしょうね」
竜胆 :「そ、そそそ、そーだね」
緑 :「そ、そうですね」
二人とも秘密をいっぱい持っているせいか、ちょっと焦っているらしい
狼介 :「私もそうですしね(少し微笑む)」
前野 :「人には真似できないものを持っている人も居ますしね」
狼介 :「そうそう、高校の友人にも変わった人が居ました。」
前野 :「ほう」
緑 :「どんな人ですか?」
竜胆 :「ぱくもぐ?」
すぐに立ち直って口に物を入れている竜胆。
狼介 :「妙に勘のいい人とかいましたし……あと、パソコンと話
:をしている人なんかも居ましたね。」
緑 :「あう、それは怪しい」
竜胆 :「そ、それってアブナイ人?」
前野 :「う〜ん(^^;;」
狼介 :「そうかもしれませんね(苦笑)」
緑 :「AIとか……積んでれば……話は別ですけど……うちには
:実際に、意志を持ったAIが……居ますから(^^;」
竜胆 :「ごきげんよう、マイケル」
前野 :「キットですか」
緑 :「むぅ、そういえばそれに似てる……まさか(汗)」
前野 :「多分、緑さんの考えてる事は合っているでしょう」
竜胆 :「まあ、ほかに思い当たらないしねぇ……(笑)」
狼介 :「(意志を持ったAIって実用化されてなかったような....)
竜胆 :「それにしてもスゴイねぇ……」
未実用化なんて気づいてない竜胆である
緑 :「パパは訳の分からないものを作ってますから(苦笑)」
前野 :「うむ」
竜胆 :「あ、緑ちゃん、パパって呼んでるんだ……ほー、へー」
緑 :「えっと、「パパ」ですけど……おかしいですか?」
狼介 :「別におかしくないと思いますけど?」
竜胆 :「いや、おかしくはないよ……うん……でも、なんか……
:カワイイね」
緑 :(赤面)
前野 :「(ズズズ#煎茶)」
緑 :「ぱくもぐ」
竜胆 :「うーん、カワイイ(なでなで)」
前野 :「どうです?味の方は」
竜胆 :「すごくおいしいよ〜(^^)」
緑 :「んきゅ、おいしいです〜」
狼介 :「おいしいですよ。」
前野 :「それは良かった」
緑 :「前野さんが作ったんですか?」
前野 :「ええ。」
狼介 :「料理が上手なんですね。」
前野 :「まあ、色々とやってますから」
竜胆 :「うんうん」
前野 :「色々とやらされてると言った方が良いでしょうかね?」
竜胆 :「色々とやってもらってます(汗)」
緑 :「そうなんですか〜」
前野 :「ええ、そうなんですよ」
竜胆 :「ええ、そうなんですよ……(小声)」
狼介 :「ま、深くは聞かないでおきます。」
前野 :「別に隠すような事じゃありませんよ(苦笑)」
竜胆 :「住み込みで働いてるんだもんね」
狼介 :「住み込みなんですか。」
前野 :「ええ」
緑 :「そういえば、図書室が大変とか聞きましたけど」
竜胆 :「そうなの?」
狼介 :「え?図書室があるんですか、ここ。」
前野 :「最近は何とか慣れてきましてね。いまは、目録の整理に
:追われてます」
緑 :「何か、凄い蔵書数の上、迷宮化してるとか(汗)」
狼介 :「整理ってどれぐらいの広さですか?」
前野 :「さぁ?」
竜胆 :「メチャ広いって聞いてるけど」
前野 :「計れませんから、分りませんねぇ」
狼介 :「(計れない、って空間にひずみでもあるのかな?)」
前野 :「まぁ、ゆっくりやってます」
緑 :「(うーん、うちの地下迷宮なみかも)」
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99/08/10 03:29:42
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Hanzawa Ryou ,x.
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リュー ,:;+' hanzawa@din.or.jp
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