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Date: Sun, 08 Aug 1999 20:20:30 +0900
From: "いずみ" <izumi@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 14728] Re: [HA06] 夏のプールネタ
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199908081119.UAA12944@ns0.mahoroba.ne.jp>
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いずみでし。
美都さんもプールに行きたいぞって話ですね。
件の市民証、実はこういうオチがつくんですが……
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> じゃあ、仕方ないですね。美都の学生証として一緒に入りましょう(笑)
> (どうやら、入場料がもったいないらしい(爆))
回覧板についてきた市民プールオープンの案内を見ながら、美都がはしゃい
だり落ち込んだりを繰り返している。
美都 :「プールかぁ、いいよねぇ。紫苑ちゃんとプール。お休
:みもらってちょっと行ってみようかぁ〜♪」
紫苑 :「プールですか」
美都とは逆に、静かに相づちを打つ紫苑。
自身がはしゃぐ理由が特別ない。
美都 :「あ、でもこれ市民証がいるって書いてる(汗)」
案内の書面 :「市民証の掲示無き場合は、市外料金をお支払いいただ
:く場合があります」
無情である。
美都 :「しかも市外料金って、市民料金の倍になってる。市民
:証なんて、あたしも紫苑ちゃんもないのに」
紫苑 :「まぁ、そうですね。私の一部を使って偽造するという
:手もなくはないですが」
美都 :「あ、そっか。でも、市内に住むのに堂々と市民として
:入れないってのは悔しいよね」
悔しいと言われても、事情が事情である。
美都 :「紫苑ちゃんが猫の姿になれば、なんとか一人分で入れ
:るかなぁ。市外料金で二人入れるなら、一応市民料金
:払ったことと同じになるけど……」
紫苑 :「これを読むと……ペットはダメみたいですね」
美都 :「え、ほんと? じゃあやっぱり二人分か、もしくは偽
:造かぁ。くぅぅ」
半ば意地になって作戦を練る美都。
紫苑は回覧板の他の書面に目を通し始め……何枚目かで手を止めた。
一つ溜息。
紫苑 :「……美都。腹を立てるよりも先にすることがあるみた
:いですよ」
美都 :「え、なにを?」
紫苑 :「これは見ましたか?」
美都 :「?」
市民プールの案内と同じ所に挟まっていた色のついた厚紙。
ミシン目がはいり切り離せるようになっているそれには、「吹利市民プール
市民証」とある。
市のハンコも捺され、一応それらしくなっている。
プール入場の割引切符といったところか。
一つの家庭に二枚の割当らしい。
美都 :「あうっ(汗)」
紫苑 :「どうやら作戦を練る必要はないみたいですね」
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お二人に参加してもらいたいというのは、紫苑さんがひょっとするともに
かの防水コーティングになってもらえるんじゃないかなと考えましたので。
美都さんと、美々たちとの顔合わせもできそうですからね。
いかがなもんでしょ。
いずみでした
<izumi@mahoroba.ne.jp>
いずみの素描部屋
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