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Date: Tue, 13 Jul 1999 04:12:59 +0900
From: KATARIBE Designer FURUTANI Shun-ichi <sf@kataribe.com>
Subject: [KATARIBE 14249] [HA06L] チャットログ『津村ふたり』
To: kataribe-ml@trpg.net
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チャットログ『津村ふたり』
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いつもより解説が多いのであった。
吸血鬼のこころ、ひとのこころ
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このあたりは、まともだよなー。会話として。狭間の存在って感が。
鏡介 :「……(深夜の吹利をフラフラと徘徊中)」<不審人物だな
佳奈 :「こんばんわ、ふらふらした人間さん。あなた……里見鏡
:介さん、でしょ」
鏡介 :「……津村さん、ではなさそうだね」
佳奈 :「いいえ、津村ですよ? (くすくす)」
鏡介 :「……へぇ。……こんな時間にこんなところで何をしている」
佳奈 :「ひとを、まっていたんです」
鏡介 :「……まるで、死者のようだ(横に座る)」
佳奈 :(不健康そうに笑う)
:「……半分は、そうかもしれませんね。
: 私は、ひとに頼らなければ、生きていけないもの……」
鏡介 :「へぇ、そいつは難儀だね……でもそれはある意味誰でも
:そうだ…」
佳奈 :「いいえ、文字通りの意味なんです」
鏡介 :「君も吸血鬼ということだろう?」
佳奈 :「ええ、そうです……やっぱり、知っていらしたんですね」
鏡介 :「けれど意識構造は人間のモノだ。血を奪うことを自然の
:摂理と考えられないのならば……別の共生方法を考えれば
:いい、奈津はそう言う道を歩んでいるよ」
佳奈 :「(ふふふ) 同じ血を受け継いでいても、違うから。とて
:も、不便な感じがしません? 自分だけ、血を吸わなけれ
:ば生きていけないとしたら」
[Djinny] # うっく、噛み合わないのはご容赦
鏡介 :「別に、人は動物を屠って食べるんだ、君にも人間から血
:を吸う権利はあると思うよ。それを君が受け入れるのであ
:れば」<不便
佳奈 :「ええ……そうですね、里見さん」
鏡介 :「君の意識は人間かい? それとも吸血鬼のモノかな?」
佳奈 :「(溜息) さあ? ……日の光は浴びることができないし、
:血を吸わなければならないし……そういうモノが人間の心
:を持つのでしょうか。
: 吸血鬼の心って、どういう物、なんでしょうね……」
鏡介 :「(何処も見ていない) 問いを変えてみようかな……人間
:から血を吸うことになにか罪の意識を感じたりはしないか?」
佳奈 :「(苦笑) 吸わないと、死んでしまうから……(牙が覗く)
: 奈津は、そうじゃないのにね……」
鏡介 :「さらに問う……生きるために仕方なく吸っているのか、
:当然の権利として吸っているのか。この細いラインが君の
:存在を分かつ基準になるかもしれない」
佳奈 :「(身構える) それは、どういう意味でしょう?
: ……つまり、家畜の肉を食べるのと同じレベルなのか、
:ということですね……」
鏡介 :「そういうことだ……君の生きるに相応しい場所が何処な
:のかはそれで決まるだろう」
佳奈 :「もし、当然の権利だと考えているとしたら、どこに居れ
:ばいいのでしょうね? 私」
鏡介 :「物理的な場所は変わらないさ、ただ社会から外れるだけ
:だよ。何なら此処で僕を殺すのも構わないんじゃないか?
: もちろん抵抗はするけどね、それも権利だ。そう言う関
:係になる」
佳奈 :(歪んだ笑いを浮かべて)
:「あなたたちを殺せるほど、私は強くありませんよ。……
:だから、仕方なく吸っていると思い込ませているのかも知
:れない」
鏡介 :「ならば、君は大丈夫だよ」
佳奈 :「そう……良かった(ふふふ)」
これはまあ要するに『人の世に仮住まいしている』という意識か、『食らう
ものとして支配者である』という意識かという問いかな。
まあ、技能値13では隠棲するしかないというのは事実ではある。
あなたの血を、私にください
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佳奈 :「あなたの血、吸いたくなりました」
鏡介 :「僕の血はおそらく不味いよ……」
佳奈 :「奈津が……姉が、吸った人の血だから、吸ってみたいん
:です。これって、嫉妬かな」
鏡介 :「……(腕を回し、首筋を近づける)」
佳奈 :(いたずらっぽく)
:「ふふ、いただきます」
:(と言って、唇を重ねる)
[Djinny] # 成功〜〜
[gallows] #え? 唇?
鏡介 :「……(舌を入れる)」
[Djinny] #うん。やったぁ。既成事実作成〜〜
[gallows] #出ないと吸えないよな<血
佳奈 :「……(絡ませる)」
[Djinny] # いあ、お熱いことで。
鏡介 :「……(考えるのは……まあいいか)」
佳奈 :(暫く続けた後、顔を離して)
:「奈津が言ってた、あなたの恋人が見たら、怒るでしょう
:ね」
鏡介 :「……恋人は居ないよ」
佳奈 :「じゃ、安心ですね」
:(今度は本当に頚動脈に噛み付く)
[Djinny] # 頚動脈はまずいかにゃー
不観樹さんに聞こう〜。
吸血鬼の唾液には即効性の治癒促進成分が含まれているという説もありかも
知んない。その時には技能化しとくと良いかな。舐めて怪我が治せるのう。
鏡介 :「……(どうでもよさそうに公園のブランコを見つめてる)」
鏡介 :「……不味いだろう」
佳奈 :「……(口を離して) ええ、とっても」
鏡介 :「……てっきり口から血を吸うつもりなのかと思った」
佳奈 :「ふふふ」
佳奈 :「不味いけど、不思議な味でしたよ。暖かくて、冷たい色
:の血ですね、あなた。とても奇妙な感じ」
鏡介 :「……どういうつもりだい?」
佳奈 :(小首を傾げて)
:「どう、って?」
鏡介 :「キスの意図が分からない……」
佳奈 :「ただの、行為の証ですよ」
:(体を起こし、鏡介の鼻の頭をちょんと人差し指でつつく)
[Djinny] # 行為……訂正しようかどうか、考慮中……(爆)
[Djinny] # しかしこー、まともに会話が進む。おかしい。鏡介君の新しい一
面を見てしまったような感じ
[gallows] #一つには、鏡介は自分主導でないとどうしようもなくなるという
のがありますね(^^;
[Djinny] #ぐーむ。そーでしたっけ。
[gallows] #で、訂正はなしですか?(それによって返答も変わるので)
[Djinny] # どうしよう……好意、だね、うん。そうしておこう……
好意の証。その意図はなんなのか。というあたりか。通してみると佳奈はけ
っこー場当たり的に動いてる感があるので、意図とその変化を検討して整理し
ておくとエピソード化に有用かも知れない。
鏡介 :「……名前」
[gallows] #いまだ聞いてなかった……(笑)
佳奈 :「カナです。ツムラ・カナ」
:(東の空を見て)
:「もう、行かなくちゃ……今日も逢えなかった……」
誰と逢いたかったのだろうか。というのは謎である。
鏡介 :「境界線上のカナ……」
佳奈 :「……素敵な呼び名をありがとう、二律背反の鏡介さん」
[gallows] #家遠いんすよね、帰れるのですか?
[Djinny] #さあて。
このやりとりもセリフになっていれば、少し連れ込みの悪印象が押さえられ
るような気はする。
鏡介 :「……おいで、狭いけど日除けくらいにはなる」
[Djinny] #いったい昼間はどこにいるのやら……まぁ、今日は多分大火傷必
至でしょうな
佳奈 :(外交用の笑顔)
:「ありがとう、助かります、親切な里見さん」
鏡介 :「別に……(ぼー)」
佳奈 :「さあ、しっかりして、お家まで連れていって下さい、吸
:血鬼が溶けて消えてしまわない内に」
鏡介 :「……わかったよ、お姫様(歩き出す)」
佳奈 :「(くすくす) ありがとう、頼りない王子様」
日の当たらない一室で
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[gallows] #そして到着、風見アパートの一室、やたら赤いモノの多い部屋……
佳奈 :「これはまた……私にぴったりの色合ですね」
佳奈 :「整理整頓ができないのね、王子様は
鏡介 :「……2週間に一度くらい徹底的に綺麗にするんだけどね」
佳奈 :「昼の間、する事が無いのです、御姫様は」
佳奈 :「王子様のご命令は?」
鏡介 :「……寝なくていいのかい」
[gallows] #ずれてる……
佳奈 :「こんな汚い所で眠れる御姫様じゃありませんのよ」
鏡介 :「じゃあ、片づけお願いするよ……」
佳奈 :(にこにこ)
:「はい、王子様」
[Djinny] # 昼間、カーテン越しの光は大丈夫なのであろうか……
[gallows] #鏡介が僕の分身ならば日光対策は万全でしょう(爆)
[Djinny] # うーむ、そーなのか。
[gallows] #昼寝ることが多いモノで<おいおい
[Djinny] #くすくす
鏡介 :「……(布団、もう随分出してないけどまあ防虫剤入れて
:るし大丈夫だろうな)」
佳奈 :「王子様は、ペットの御散歩にでも行ってきて下さいな。
:邪魔です(ヒドイ)」
鏡介 :「(バタン) ……追い出されてしまった」
[Djinny] # 光/紫外線アレルギーとかではないですよね、鏡介君は(昼で歩
いてるし)
[gallows] #そう言うことはないです、ただ暗くないと寝づらいだけで
佳奈 :(掃除しているらしい)「〜〜〜〜〜」
[gallows] 30分後
鏡介 :「……お邪魔します(ばたん)」
佳奈 :(三つ指ついて待ってる)
:「いらっしゃいませ」
鏡介 :「……寝ているかと思った」
佳奈 :(くすくす)
:「ご心配なく、これから眠ります」
佳奈 :(立ち上がろうとしてふらっと倒れる)
鏡介 :「……(抱き留める)」
[gallows] #しかないよなあ、この場合……(汗)
[Djinny] # いやぁ、さらっとベッドにはこびましょ、さらっと。
鏡介 :「(布団敷いてる) ……佳奈……か」
佳奈 :「……はい、王子様」
鏡介 :「(抱きかかえて移動中)」
佳奈 :「ごめんなさい、起きて案内するつもりだったのに……」
[Djinny] どうやら、綺麗になった部屋をあんないしたかったらしいにゅ
鏡介 :「(寝かす) ……もう、眠るといいお疲れさま」
佳奈 :「はい、王子様……」
鏡介 :「……好意の証………。
: ……おやすみ」
佳奈 :「………(もう眠っている)」
佳奈 :「……(本当に、王子様だったら、良かったのに)」
鏡介 :「……(頭が…痛い:傍らに横になる)」
[Djinny] # あああああ〜〜〜〜、なんつーことだ(さめざめ)
寝床を貸すのはともかく、同衾するのはねぇ。(;^^)
[Djinny] 昼は更けていくのでありました……
鏡介 :「……こうしていると、気が触れそうになる(指を首筋に
:伸ばす)」
[Djinny] # 点々と牙の痕があるのかにゅー
鏡介 :「…(肉の実感、彼女は生きている…)」
佳奈 :「……(ぴくっと震える)」
佳奈 :(向こうを向いたままぼそっと)
:「……恋人さんに、怒られますよ?」
[gallows] 両腕を首筋に伸ばし軽く締めようとする鏡介
佳奈 :「『何なら此処で僕を殺すのも構わないんじゃないか?』」
鏡介 :「……違う……そうだ……(手を引っ込めて頭抱えてる)」
佳奈 :(こっちを向いて)
:「……?」
鏡介 :「……蝕まれる…危険だ……(ブルブル)」
佳奈 :(腕を延ばして頭を胸に抱える)
:「暫く眠りなさい、人間さん……」
鏡介 :「……違う、僕は……死だ……」
佳奈 :「違うわ、あなたは人間よ、だって、あなたの血は暖かかっ
:たもの」
鏡介 :「……(思考停止……今はこの感触に埋まっていよう……)」
佳奈 :「おやすみなさい、良い夢を……」
思考停止がまずいよーなきはするが……。
あとがき
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[Djinny] 暗転
[gallows] お、終わった…(汗
[Djinny] じかんかかったにゃー
[Djinny] # 奈津が可哀相だみゅー
[gallows] ……そうだった、色々問題が発生してしまった……
[Djinny] # 佳奈は酷い奴みゅー。やっぱりすぱっところしてしまうみゅー。
[gallows] げはー
[Djinny] 美味しい所だけ取っていくにゃー。けけけ
[Djinny] # しかし、本当に奈津を苛める立場になってしまうとわ、こりゃー
困った
[gallows] #佳奈さんのことは一応散歩中に鏡介が奈津さんに伝えておいた方
がいいのかな? とりあえず預かって置いているくらいに。
[Djinny] # そうですにゃー。そーすると、慌ててやってくるにゃ(wwww
眠り込んだ辺りで。
鏡介 :「……ぐぅぐぅ」
[gallows] というわけで本体も寝ます。全く頭が働かない…それでは
[Djinny] おやすう〜〜。わしもねますぅ〜〜
08:41:24 ! gallows (もっと明るく楽しー展開にすべきだったか:吐血)
08:41:38 ! Djinny (はーい、面白かった? じゃあねいー)
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