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Date: Thu, 08 Jul 1999 14:38:14 +0900
From: "gallows" <gallows@terra.dti.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 14124] Re: [WP01P] 「悪夢」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199907080535.OAA16440@smtp.dti.ne.jp>
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どうも、gallowsです。勝手ながら新キャラも導入して診断させていただきま
した。
コクシチョウに憑かれた人は生物学的にはなんの異常も無いわけですよね?
まあ少なくとも目に見える変化とかはなさそうなんで、たいしたこともせずに
帰ります。実はヤブ?(笑)<団十郎
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> そのままスタスタと竜也の後を歩いて行く。
> 彼の身体能力は、竜也の比ではない。
>
> 珠希 :「さすが……たいした物ねぇ……」
いまだ目覚めぬ…
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喫茶店「月影」にはすぐに着いた。いつも通りの店内には丁度お客も一人も
おらず、鞍馬は迅速に意識不明の少女を奥の居間に寝かしつけ、竜也はすぐに
直人に事情を説明しにカウンターの方へ行く。残る珠希はというと荷物持ちと
ルーシーの散歩で既にへろへろだった。
珠希 :「はぁ結局私が一番疲れた気がするわね…っと、それどこ
:ろじゃないんだった。鞍馬君、様子はどう?」
鞍馬 :「駄目、みたい。なんだかうなされてるみたいだし」
そこに竜也と直人が入ってくる。
竜也 :「今お医者さん呼んだよ、すぐ来てくれるって」
珠希 :「まあ大したことじゃあないと思うんだけどね」
直人 :「ご苦労様、まあ紅茶でも飲んで少し休んで下さい」
医者が来るまでには五分とかからなかった、本当に店の近所に住んでいるの
だろう。竜也の判断は正しかったようだ。
店の方から豪快な大声が響いてくる、およそ知的なイメージからはほど遠い。
医者の声 :「よう、坊主。大きくなったなぁ」
直人 :「こないだ会ったばかりじゃありませんか(苦笑)」
医者の声 :「で、患者はどこなんだ」
直人 :「奥で寝かしてあります」
そうして入ってきたのは中肉中背の大入道という感じの男だった。顔中に傷
跡があり、ご丁寧に眼帯まで付けている。その男はのしのしと眠ったままの少
女の方に近づき、ゆっくりと腰を下ろす。
一方、その医者の異様な風体に、初めて見た鞍馬と珠希は不安になってきて
いた。珠希が直人に耳打ちする。
珠希 :「…ちょっと、何よこの人?」
直人 :「大丈夫ですよ、昔からの知り合いで腕は確かです。しか
:も彼も住人なんですよ、芦屋団十郎さんと言います」
鞍馬 :「え?」
団十郎 :「おいおい、坊主達は出てってくれ。嬢ちゃんは手伝いだ」
直人と鞍馬と竜也は追い出され、店の方に戻る。
それからしばらくして、診療を終えた団十郎と珠希も店の方に来てカウンター
に座る。
直人 :「で、どうでしたか?」
団十郎 :「おう、別に身体の問題じゃなさそうだな。おつむの問題
:なのかもしれねーが、まあうなされてたしそう大した問題
:じゃあねえんじゃねえか? ただ眠り病とかだったらちょ
:いと問題だな」
珠希 :「まあね、起きたときにでも聞きましょ」
竜也 :「はあ、大したことじゃなさそうなんだね」
鞍馬 :「よかったね」
しばらくしてその医者、団十郎は帰っていった。一応鎮静薬を数錠だけ置い
ていったが、必要はないだろうと言っていた。
午後六時、今日はこんな事になってしまったので早めに店を閉めた。店内に
は直人と竜也、先程まで買い出しに行っていた優。珠希と鞍馬も一度ルーシー
を帰しに行きはしたが、今はまた戻ってきている。
直人 :「それにしても、人助けなんて珍しいですね」
珠希 :「別に、竜也君が騒ぐから付き合ってあげただけよ」
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と、ここまでです。ところで東風さんの家に連絡とかしといた方がいいのかな?
それではー