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Date: Thu, 08 Jul 1999 03:44:56 +0900
From: ICHIKAWA Takuaki <bobu@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 14114] [WP01P] 『仲間?』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199907071847.DAA19257@ms1.din.or.jp>
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BOBUです。
初の終末EPだったりします。
gallowsさん、珠希さんを借りました。
荘司もおなじ学校にいる、ということにしております。
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エピソード 『仲間?』
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>>>荘司
いた。
人ならぬ力…異能を持つもの。
まさかこんな近くにいるとは思わなかったけど。
出会った人ひとりひとりを調べてきたかいがあった。
荘司 :「継続は力なり……か?」
去年までの自分なら、絶対に出なかった言葉だ。
彼女が異能者だと言うことはわかった。
問題は、彼女が味方なのかそれとも敵なのか、ということ。
それを見極めなければ、いけない。
あいつが来る前に。
>>>珠希
珠希 :(またあいつ……)
最近、珠希はとある視線が気になっていた。
ここ数日の登校途中、休み時間、放課後。
間違っても想われてるという感じではないが、かといってストーカーとい
うほどしつこくもない。
一度だけ視線の主を見たが、目があったその瞬間に彼は逃げ出した。
怯えた表情をのこして。
由紀夫にそのことを話すと。
由紀夫 :「珠希ちゃん、その子のこといじめたんじゃないの」
と言う返事が返ってきた。取りあえず殴って黙らせたが。
珠希 :「……でも実際、心当たりないのよねぇ」
2日後。
机の中に紙が入っていた。
「放課後、屋上で」
放課後。
屋上の扉を開けると、フェンスのそばに同級生の男子が立っていた。
見覚えがある。彼だ。
他に人がいないところを見ると、彼があたしを呼びつけた張本人だろう。
彼の方に歩いていく。
荘司 :「そ、それ以上、近付かないでください」
声が震えている。…心の中で苦笑して脚をとめる。
珠希 :「で、こんな所に呼びつけて何の用なの?」
荘司 :「あなたに聞きたいことがあります」
:「異能者の中国人に心当たりはありませんか?」
珠希 :「どうして?」
荘司 :「答えてください。大事なことなんです」
珠希 :「……答えなかったら?」
そう尋ねた私に彼の答えは
荘司 :「あなたの……あなたの首が、おちます」
>>>荘司
僕がそう言った瞬間、彼女の顔色が変わった。
珠希 :「あんた、あいつの仲間なのね?」
荘司 :「あいつ?」
珠希 :「今さらごまかしたって無駄よ。答えなさい。あいつは
: 今どこにいるの?」
彼女の気迫に押され、思わず足が後ろに下がる。
荘司 :「ぼ、僕の質問が先です」
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で、切ってしまう。口調の追加変更その他乱入等 よろしくお願いします。
荘司は珠希さんの異能についてだいたい理解していますが、首切りに道具が
必要なことまでは理解していません。
珠希さんは二度目の1999年になってからは荘司が出合う初めての
異能者です。
年末に狩人の楊と出会って死ぬような目にあった彼は異能者に対して恐怖
感を抱いています。そこで、脅迫ともとれる…というか脅迫そのもののこ
んな行動に出ました。彼女が敵でない事を理解したら手を引きます。
# 要は殺される前に殺せ、です。
一人称 EPで途中で視点が変化するという非常に妙な作りになってしまいました。
他の方が書きにくいようでしたら書き直します〜。
それでは。
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「あー、それでも単位とれなかったらどうしよう!」
「大丈夫大丈夫!いざとなったら教官室で成績表ごと改竄できるし」
柏 明日香&三咲 桜子
BOBU <Takuaki Ichikawa> E-Mail: bobu@din.or.jp