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Date: Fri, 2 Jul 1999 19:47:16 +0900
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 14007] [WP01P] EP: 『邂逅』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199907021047.TAA22366@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 14007
99年07月02日:19時47分07秒
Sub:[WP01P] EP:『邂逅』:
From:ごんべ
ごんべです。
多摩の山中を横切る鞍馬が遂げる謎の遭遇。
……と書くとすごいですが(^_^;、とりあえず志郎氏との出会いと、風音
さんとの再会とに持って行くべく、書き始めます。
エピソードの中で志郎氏と風音さんをお借りすることになります。よろしく
お願いします。
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[WP01P] EP:『邂逅』
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解説
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岡崎鞍馬、懸志郎、白鷺洲風音の、風音の家近くでの遭遇・再会の過程を
描いたものです。
登場人物
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岡崎鞍馬
生まれつき人間離れした身体を持つ少年。
小学生だが、放浪癖を持つ不登校児。
懸志郎
(ハリさん、お願いします)
白鷺洲風音
(E.Rさん、お願いします)
時系列
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始まりは、1999(2nd)年の6月上旬から中旬の木曜日の夕方です。
『失われしは我が想い』に近すぎず、他のキャラ間の出会いと比べて遅すぎ
ないように、と言う時点を想定しています。
多摩山麓
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鞍馬 :「今? えーと……あきる野の近く。八王子だよ。
うん。……うん。そう、言ってたよりは遅くなっちゃう
から。帰るのは夜中だと思う。うん。晩ご飯は、途中で
何か買って食べるから。
……うん、わかった。それじゃね」
受話器を置いた鞍馬は、テレホンカードをしまい込み、下ろしていたディパ
ックを担ぎなおした。
ある有名な戦国武将に興味を持った鞍馬は、今朝までいた山梨から、帰途に
ついていた。しかし午前中に入れた行程に思ったよりも時間がかかり、奥多摩
を抜けてきた頃には、既に夕方になっていた。
夏至の近い空は雨の少ない今年の天候のためもあってまだまだ明るく晴れ渡
っているが、この辺りでは山が夕日を隠すのも早く、多摩の山の影が既に長く
伸びて人里は薄闇の中に沈もうとしていた。
相模湖に下りず和田峠を使って人目を避けようとしたこともあり、予定より
随分北の進路になっている。秋川の流れを横に見ながら、できるだけムダのな
い道を選ぼうと、鞍馬は地図とにらめっこを始めた。
鞍馬 :「ん……411号に出てから東に行った方がいいのかな……
この山を横切れば、近いかも。道もあるみたいだし」
思えばこの決断がなければ、この夜の数奇な遭遇も無かったのである。
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(『邂逅』その1、終)
ここで切っておきます。続きはまた。
基本的には、以前一行掲示板で行った実験キャラチャットをアレンジして
進めるつもりです。
次回分から、まずはハリさんに修正をお願いすることになると思います。
登場人物のところは、今から追加をよろしくです。 >ハリさん、E.Rさん
それでは今日はこれにて。
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ごんべ
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