[KATARIBE 13994] Re: [WP01P]:EP: 水の眷族

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Date: Fri, 02 Jul 1999 14:43:50 +0900
From: shiva@imasy.or.jp
Subject: [KATARIBE 13994] Re: [WP01P]:EP: 水の眷族 
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ども、ハリ=ハラです。

では、話にあうように少しずつ口調の修正を…

> 登場人物
> 葛城水稚(かつらぎ・みずち)
>     新宿の情報屋。外見は20歳前後だが、実年齢は50を超える謎の女
>    性。

水稚:「50は越えてないもんっ(><)」

てことで

 葛城水稚(かつらぎ・みずち)
	新宿の情報屋。外見は二十歳前後なのだが、20年あまりも前から年老
	いていないと言われる謎の女性。


> 月島直人(つきしま・なおと)
>     新宿歌舞伎町にある喫茶店・月影のマスター。物体操者。
> 
> 蛟、来訪
> --------
>  SE     :カラカラン
>  直人     :「いらっしゃいませ」
> 
>  ドアベルの音に、作業の手を止めて応対する。現在、ウェイトレスの更雲優
> は休憩で奥に引っ込んでいる。
> 
>  水稚     :「直ちゃんこんにちわ(にっこり)」

 水稚		:「こんにちわ、直ちゃん(にっこり)」

> 
>  なれなれしく話し掛けてきた客は、年の頃20代前半の美人。直人より年下
> に見える。
>  直人の始めてみる顔で、当然、”直ちゃん”などと呼ばれる間柄ではない。
> 
>  直人     :「え……あ、こんにちは。どこかでお会いしていましたっ
>         :け?」

 水稚		:「あら、ごめんなさい……そういえば初めてでしたっけ」

>  直人     :「すみません、こういう仕事柄、顔は覚えるようにしてい
>         :るんですが……」

 水稚		:「ごめんなさいね、友達から色々聞いていたものだから、
		: つい……(くすっ)」

 可笑しそうに、くすりと笑みをこぼす。

 水稚		:「聞いていた通りだったから、どうも初めてって感じがし
		: なくて……(くすくす)」
>  直人     :「いえ、かまいませんよ(にこ)」
> 
>  すぐに、いつもの調子を取り戻して営業スマイルを取り戻す。

 水稚にすれば、昔に立ち寄ったときの、小さかった直人の姿の方が印象が強
く、それが、今目の前でかしこまっている喫茶店のマスターになったかと思う
と、おかしくて仕方が無いらしい。

> 
>  水稚     :「コーヒー下さるかしら?」
>  直人     :「はい。何になさいますか?」
> 
>  普通、「コーヒー」と注文されて、「何にするか?」とは聞かない。そこが、
> 月影の売りであり、直人の自慢する所であった。
> 
>  直人     :「アメリカン、ブレンド以外には、地名で大体そろえてあ
>         :りますけど……」

 水稚		:「そうねぇ……」

暫し考えていたが、なにか良い事を思い付いたのか、楽しげに微笑む。

 水稚		:「じゃあ、将人さんの得意だったものを(にこっ)」

>  直人     :「オヤジを知ってるんですか……。解りました」
> 
>  わずかに、直人のと記憶を刺激し、覚醒の瞬間が蘇る。
>  しかし、今更動揺するような事件ではない。
>  もう、完全に自分の中で消化した記憶……思いでである。

ざくざく

>  ガラス製のサイフォン。以前と同じ物を、新宿中探し回って買ってきた。一
> 度、水が上に上がり、火を止めると色が着いて下に降りてくる。
>  直人の好きな情景の一つ。
> 

 水稚		:「そっか……」

>  直人     :「はい、できました。オヤジの味になってるかどうかはわ
>         :かりませんが……」

 水稚		:「じゃ、頂きます……」

 カップを取り上げると、柔らかな香りが鼻孔をくすぐる。

 水稚		:「…うん…良い香りね…(にこっ)」

 そして、一口……

>  水稚     :「……………」
>  直人     :「(じー)どう……ですか?」
> 
>  固唾を飲んで……というのが正解。
>  父親の背中を追いかけている彼にとって、父の味を知っている人間の評価は、
> 一つの試験のようなものである。
>  自分を庇って死んだときから、追い越せない背中を追い続ける直人。
>  目の前の背中は、追えば追うほど遠ざかっていくように見えた。
> 
>  水稚     :「直ちゃんも立派になったわね(にっこり)」
>  直人     :「あ……ありがとうございます(照れ)」
> 
>  合格……と、かってに判断する。彼女の笑みを、正面から見る事が出来ずに、
> 目を伏せる。
> 
>  水稚     :(にこにこ)
>  直人     :「あの……オヤジとどういう関係だったんですか?見たと
>         :ころ、僕と変わらないくらいだと思うんですが……」
>  水稚     :「さぁ…どういう関係なのかしらね(にこにこ)」
>  直人     :「……」
>  水稚     :「大丈夫よ、ただの友達だから(にこにこ)」
>  直人     :「いやまあ、何か関係があるような年じゃないのは分かり
>         :ますけど……」

 言えるはずが無いし、言うつもりもない。
 ただの友達。
 それで良い……
 ゆっくりと味わいながら、コーヒーを楽しむ……


>  水稚     :「じゃあ、ご馳走様。直ちゃんも、大変だろうけど頑張っ
>         :てね(にこっ)」
>  直人     :「あ、ありがとうございました」

 だが、すぐにコーヒーも飲み終る。
 冷めるまで居るつもりはない。

>  この場所に、余り長居は出来ない。
> 
>  見守る人二人が集う、この場所に、いつか、自分が戻れる日は来るのだろう
> か……。
> 
>  ふ……と、脳裏をかすめた想いは、ドアベルの音にかき消された。
> 
> *******************************
> 
>  はりさん、修正願います。

ちまちまと修正しました〜

> 
>  水稚さんはつかめていないんで、がりがり直してやってください。

あは、あはは〜〜(汗)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ハリ=ハラ
 shiva@imasy.or.jp
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