[KATARIBE 13852] Re: [WP01P] 『巡礼紀行』

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Date: Fri, 25 Jun 1999 22:51:22 +0900
From: 不観樹露生 <fukanju@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 13852] Re: [WP01P] 『巡礼紀行』
To: kataribe-ml@trpg.net
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References: <199906240341.MAA26984@smtp.dti.ne.jp>
X-Mail-Count: 13852

ども、不観樹露生@風邪から体力回復せず(汗)  です。はい。

 gallowsさん、どもです。


On Thu, 24 Jun 1999 12:43:03 +0900
"gallows" <gallows@terra.dti.ne.jp> wrote:

> どうも、gallowsです。WPの、狩人持ちの皆さんこんにちは。
> 狩人同士の薄い因果みたいなEPになるといいなあ、とか思います。
> 
> 以前書いた「愛より疾い死」との矛盾点が山ほどありますが、こっちの設定で
> 細かいところを固めていく予定です。

 んみ。りょーかいです。
 とりあえず、修正作業に入ります(笑)

> **************************
> 
> 『巡礼紀行』
> ============

(ちょきちょき)

> 三ッ木珠樹
> ---------- 
> 
>  着の身着のままアパートを飛び出した私たちは、八王子市に住む先生の美大

 着の身着のままアパートを飛び出した私たちは、あきる野市に住む先生の美大

> 時代の友人だというとある芸術家の住居を訪ねました。芸術家の名前は三ツ木
> 珠樹、売り出し中の彫刻家だそうです。私たちはこの人に、お金を借りに来た
> のでした。
>  今の私と先生には逃げ場はほとんどないし、協力者もほとんどいません。だ
> からせめて誰の手も届かない場所へと逃げなければなりません。しかし、そん
> な一時の平穏を望むのにもお金はかかる、どうしようもないことです。
> 
>  里見     :「君はなにも心配することはないよ」
> 
>  先生はそう言うと、胸ほどの高さの鉄製の門を開け、一歩踏み出しました。

#あはははは(滝汗) 門扉は壊れています(爆)

 先生はそう言うと、頭より高い壊れた門扉の間を抜けて、一歩踏み出しました。


>  磨りガラスの玄関前で、チャイムを一度だけ鳴らす先生。ふと時計を見ると
> まだ午前7時、客が来る時間としては非常識だし、まだ起きてさえいないかも
> しれません。
>  とはいえ、このまま諦めて帰るわけにもいきません。咄嗟に先生の家から持
> ち出した所持金を全て合わせても2万円にもならないのです。警察が既に動い
> ているかもしれないため、もう一度家に帰ることもできない、先生は、もう一
> 度だけチャイムを鳴らしました。
>  しばらくして、家の中から足音が聞こえ始め、扉の向こう側に人影が現れま
> した。まず繊細な造りの指が見え、それがガラガラと扉を横に開くと、そこに

#んと、洋館なので、引き戸ではないです(^^; 重い両開きの扉なので(汗)

 しばらくして、家の中から足音が聞こえ始め、扉の向こう側に人影が現れま
した。ギィと鈍い音を立てて両開きの扉が開くと、そこに

> は少し眠たげな男の人。少し陰のある、物静かな人、それが私の抱いた印象で
> した。少し先生にも通じるものがあったのかもしれません、私はこの人なら信
> 用出来るような気になりました。
> 
>  三ッ木    :「里見宗司、か?」

 三ッ木    :「里見………か?」

>  里見     :「すまない、こんな時間に」
>  三ッ木    :「それはいいが… どうしたんだ、突然。まあとりあえず
>         :入りなさい、事情はその後だ。そちらの連れの子も遠慮す
>         :る必要はない」

 三ッ木    :「それはいいけど………どうしたんです? あ、まぁいい
        :や。とりあえず上がって。事情はその後ででも」

>  そうとだけ言うと、彼は突っかけたサンダルを掃き捨て、また奥へと入って
> いきました。先生は頭を下げつつ中に入り、私に目で合図を送ります。中に入
> れと言うことなのでしょう。
> 
>  鏡華     :「…お邪魔します…」
> 
>  私たちが通されたのはおそらく客間でしょうか、掃除は行き届いているので
> すが、並べられたいくつものオブジェが独特の空気を醸し出していました。お
> そらくこれらが彼の過去の制作物、ということなのでしょう。ふと、私はその
> 中の一つに目が止まりました。抽象的な表現でしたが、それはまるで…
> 
>  鏡華     :「…まるで、人の頭部のよう…」
>  三ッ木    :「頭部?」
>  鏡華     :「あ、ごめんなさい。素人がいい加減なこと…」
>  三ッ木    :「構わないよ、それは『魂』という作品なんだが、もし魂
>         :というものが存在するとしたら確かにそれは頭部にあるの
>         :かもしれないね」

 三ッ木    :「構わないよ。それは『魂』と名付けた作品なんだが………
        :全てを受け、全てを放出する水源。魂というものが存在す
        :るとしたら、君はそれを頭部に見いだしているるのかもし
        :れないね」

>  里見     :「それだけ頭には個体の特性や機能が集中している…」
>  三ッ木    :「人間の価値はその頭部で決まる、お前の持論だったな、
>         :里見。で、今日はどういう用件なんだ? 世間話に来たよ
>         :うには見えないが…」

 三ッ木    :「人間の価値はその頭部で決まる。そういえば、里見の持
        :論だったよな。
        : で、今日はどういう用件なんだ? 久々に芸術論を交わ
        :しに来たというようには見えないが………」
> 
>  しばらく間が続く、そして、先生はゆっくりとした口調で切り出した。
> 
>  里見     :「恥を偲んで頼む。金を、貸してはくれないだろうか。事
>         :情は、今は言えない…」

 三ッ木    :「言えない事情………ですか。まぁ誰にでも言えないこと
        :の一つや二つ………」

 三ッ木さんはそう呟くように言うと、ご自分の繊細な造りの指に視線を落
とされました。

 三ッ木    :「少し、待ってくれ」

> *************************************
>  と、とりあえず此処までです。修正、加筆などありましたら宜しくお願いし
> ます。

 とまぁ、修正加筆しました(^^;
 鏡華さんの一人称の地の文が続けられない(笑)
 
 この後、五分ほどしてから、十万入った茶封筒を持ってきませふ(笑)

>  今後の展開としては、しばらく都内のホテルなどに転々と泊まるか、野宿が
> 続くか、どうなることやら…
>  しばらくしたら四国(?)の里見の親戚の方に望みをかけて移動させる予定で
> すが、ヘッドコレクターになるまでに何人くらいの狩人と遭遇できますか
> ね(^^;

 順繰りに、狩人めぐりするのですな(^^;
 でわ

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