[KATARIBE 13848] [WP01P]:EP: 「月影の風習」

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Date: Fri, 25 Jun 1999 17:11:38 +0900
From: ソード  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 13848] [WP01P]:EP: 「月影の風習」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199906250811.RAA21515@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13848

99年06月25日:17時11分33秒
Sub:[WP01P]:EP:「月影の風習」:
From:ソード


こんにちは、ソードです。

 直人の日常EP推進月間(謎)らしいです。

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月影の風習
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登場人物
月島直人(つきしま・なおと)
    喫茶・月影の店長。物体操者。
更雲翔(さらくも・しょう)
    ねこみみふぇちな科学者。優を作成した。直人の高校時代からの友人。
更雲優(さらくも・ゆう)
    ねこみみメイド。翔によって作られた人造人間。月影のウェイトレス。


月影
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 直人     :「優ちゃん、2番にキリマンジャロ上がったよ」
 優      :「はい」

 特に忙しくはない、いつもの喫茶・月影。今日は、珍しく更雲翔が顔を出し
ていた。

 翔      :「ふむふむ、結構良いコンビじゃないか」
 直人     :「何をしに来たんだ……お前」
 翔      :「いや、お前の大好きなふりふりのエプロンを見にな」
 直人     :「……その話は、もう終わった筈だ……な?」(じろっ)
 翔      :「(いかん、目がまぢだ……)そうだったな(あせっ)」

 二人が険悪なムードになりかけている所に、運び終えた優が戻ってくる。

 優      :「あの……マスター」
 直人&翔   :「なに?」
 優      :「あ、マスターじゃなくって、直人さんの方です」
 直人     :「どうしたの?」
 優      :「あの……テーブルの番号ですけれども、いちいち番号を
        :言わなくてもちゃんと覚えてますわ」
 直人     :「いや、番号でいうことに意味があるんだよ」
 翔      :「てーぶるばんごうフェチと呼んでやろう」
 直人     :「何でもお前と一緒にするな!……オヤジがそう呼んでた
        :んだよ……」
 翔      :「ふぁざこーん」
 直人     :「別に、好きだったわけじゃないさ……ただ、目標ではあ
        :る」

 翔のいつもの反応だが、直人の対応はいつもと違う。

 優      :「直人さんのお父さんって、どんなひとだったんですか?」
 直人     :「オヤジ……か……。人の事ばっかり考えて、人のために
        :自分を犠牲にして、人の事も考えずに死んじまった大馬鹿
        :者だよ」

 そういって、グラスを吹き始める直人。

 優      :「元気出してください……」
 直人     :「ありがとう。大丈夫だよ、今の俺には、やるべき事があ
        :るからね」

 そう、今の日常は、かりそめのものだという事を、直人も、翔も、優も自覚
していた。
 直人に、落ち込んでいる暇は、与えられてはいない……。


解説
 直人の父親の想いを垣間見せる1シーン。
 月影での日常のひとこまです。


時系列
 優が月影にて覚醒した後の話。

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 ということで。
 
 かけるさん、修正お願いします。







    

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