[KATARIBE 13843] Re: [WP01P]:EP: 『フリルのエプロン』

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Date: Fri, 25 Jun 1999 16:26:34 +0900
From: Kakeru Aozora <kakeru@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 13843] Re: [WP01P]:EP: 『フリルのエプロン』 
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かけるんです

エピソード  『フリルのエプロン』
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>  直人     :「翔の家でも、掃除とかしてるんですか?」
>  優      :「はい、大体教え込まれました」

 直人     :「翔の家でも、掃除とかしてるんですか?」
 優      :「はい、掃除や洗濯、料理などといった基本的な行動はで
        :きるように作らましたから」

>  直人     :「あ……待って、まだもう少し中で仕事があるんです」

#エプロンを着るのが仕事なのだろうか……とつっこんでみたり(ちゃちゃ)

>  優      :「(慌てて)いえ、趣味がどうとかって言うんじゃないん
>         :ですけど……。翔さんと似たような事おっしゃるから……」
>  直人     :「え?翔も似たような事言ったんですか?」

優の翔に対する呼び方は「マスター」です。

#注:第三者が見ている場合ではこの限りではない

ちなみに仕事中は、直人のことを「(月影の)マスター」と呼びます。
(直人が止めない限り)

もちろん二人っきりの時は「直人さん」です(笑)

つーわけで

 優      :「(慌てて)いえ、趣味がどうとかって言うんじゃないん
        :ですけど……。マスターと似たような事おっしゃるから
        :……」
 直人     :「え?ますたー?」
 優      :「あ、翔のことです」
 直人     :「翔も似たような事言ったんですか?」

#直人に対して敬語を使っているので呼び捨て

>  優      :「はい、この服、私が”月影は制服がない”って言ったら、
>         :翔さんが『これじゃなきゃ駄目だ』っておっしゃって……」
> 
>  彼女か着ているのは、俗に言う「メイド服」というやつである。普通、この
> ような服を着させようとは思わないのだが、あいにくと直人の友人であり、優
> の作成者でもある更雲翔は普通ではなかった。

#翔      :「……メイド服とフリル付きエプロン、どう違うんだ〜」

>  直人     :「ええ、良く似合いますよ」
>  優      :「(赤面)あ……ありがとうございます」

この時点だと、優は直人のことを「作成者の友人」としか認識していないので
(まだ恋愛感情なんぞない)、"まだ"赤くはならないとおもうです

 直人     :「ええ、良く似合いますよ」
 優      :「ありがとうございます(にこっ)」

ということで修正版

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エピソード  『フリルのエプロン』
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登場人物
月島直人(つきしま・なおと)
    喫茶・月影の店長。物体操者
更雲優(さらくも・ゆう)
    ねこみみメイドの人造人間。月影のウェイトレス。

喫茶・月影
----------
 AM10:00。月影の開店準備を始める時間である。

 直人     :「やっぱり、バイトがいると助かるなぁ」
 優      :「ありがとうございます」
 直人     :「翔の家でも、掃除とかしてるんですか?」
 優      :「はい、掃除や洗濯、料理などといった基本的な行動はで
        :きるように作られましたから」
 直人     :「なるほど……」

 優の掃除は、なかなか手慣れたものだ。手際良くこなしている。

 直人     :「じゃあ、とりあえず店の中は良いですね?」
 優      :「はい、じゃあ、外行ってきます」
 直人     :「あ……待って、まだもう少し中で仕事があるんです」
 優      :「はい……なんでしょうか?」

 直人は、ごそごそと棚の中から一つの箱を取り出す。衣装箱のような大きな
もので、まだ封も切られていない。

 直人     :「これを、着てもらいたいんです」

 がさがさと封を切り、箱を開ける。

 優      :「これは?」

 中から出てきたのは、フリルのたくさんついたエプロン。

 優      :「あ……エプロン?」 
 直人     :「はい。……まあ、母が生前に着ていたものを模して作っ
        :たんですがね……」

 確かに、このような喫茶店ならばまあ似合わない事はないとは思うが、ちと
気色が違う気もする。

 直人     :「まあ、下は自由で構わないんですが、そのエプロンは着
        :けてもらおうかなぁって……」
 優      :「(くすくすっ)」
 直人     :「何かおかしい……ですよね……こんな趣味」
 優      :「(慌てて)いえ、趣味がどうとかって言うんじゃないん
        :ですけど……。マスターと似たような事おっしゃるから
        :……」
 直人     :「え?ますたー?」
 優      :「あ、翔のことです」
 直人     :「翔も似たような事言ったんですか?」
 優      :「はい、この服、私が”月影は制服がない”って言ったら、
        :翔さんが『これじゃなきゃ駄目だ』っておっしゃって……」

 彼女か着ているのは、俗に言う「メイド服」というやつである。普通、この
ような服を着させようとは思わないのだが、あいにくと直人の友人であり、優
の作成者でもある更雲翔は普通ではなかった。

 直人     :「いや……僕の趣味ではないんですよ……。ただ……おや
        :じも、母のそのエプロン、気に入ってましたんで……」
 優      :「はい。着させていただきます(にこ)」
 直人     :「あ、ありがとうございます(ほっ)」

 エプロンを着け、くるりと身軽に一回転してみせる。

 優      :「どうですか?」
 直人     :「ええ、良く似合いますよ」
 優      :「ありがとうございます(にこっ)」

 時間は、11:00をさしていた。そろそろ開店の時間である。

解説
 更雲優のウェイトレスのバイト1日目。フリルのエプロンをつける事になっ
たEPです。

時系列
 1999(1)年6月。「よみがえりしは兄の愛」の後日にあたる。

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以上です

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蒼空かける                       kakeru@trpg.net

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