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Date: Tue, 22 Jun 1999 23:03:33 +0900
From: 久志 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 13748] [HA06]EP: 『初もの勧誘中』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199906221403.XAA09981@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13748
99年06月22日:23時03分30秒
Sub:[HA06]EP:『初もの勧誘中』:
From:久志
久志です。
よーーーやっとできた一日一EP(^^;)
流します〜
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『初もの勧誘中』
登場人物
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富良名裕也:お気楽極楽少年、スナフキン三人組の一人
学生1 :フラナと同じ学部の名も無い学生
本編
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春、紅雀院大学のキャンパスに今期入学の新入生が長蛇の列を作っていた。
今日は健康診断の為、新入生はそれぞれ診断の紙を片手に手持ちぶさたに列に
並んでいた。
これを見逃す先輩がたではない。新入生の列に添うようにテントが乱立し、
サークル勧誘のビラ配りが群がっていた。
先輩1 :「ねぇねぇ〜水泳部入らない?」
新入生1 :「えーと…」
などという光景があちらこちらで繰り広げられている。
その頃、フラナはと同じ学部の学生と列のだいぶ後ろの方に並んでいた。
フラナ :「すごいねぇ〜さーくるの勧誘(^^)」
学生1 :「なぁ、お前サークルはいらねーの?」
フラナ :「考えてないなぁ…もとみーは音楽系のとこ入るって言ってた
:けどなぁ」
学生1 :「できればカワイー女の子と知り合えるサークルがいいよなぁ」
フラナ :「んー僕は楽しければいいな(^^)」
学生1 :「ちぇ…お気楽でいいよな、オマエは」
そこへ、ギター片手に金髪に染めた髪をびんびんに逆立てたお兄ちゃんが妙
にさわやかに話し掛けてくる。
軽音部員 :「(じゃかじゃぁぁん)…君、軽音楽部に入らない(にかっ)」
フラナ :「……(そういえば佐古田どうしてるかなぁ)」
学生1 :「……(なんか外見とギャップが…)」
さわやかな声と顔立ちに思いっきりヘヴィメタルまっしぐらな外見がなんだ
か異常に不釣り合いだった。
アメフト部:「(ぽんぽん)君、アメフト部はどうだい?(にかぁ)」
軽音部に負けず劣らずさわやかな笑顔を浮かべてやってきたのは、筋肉ムキ
ムキの実にアツイお兄さん達だった。しかも何故か全員同じポーズで取り囲ん
でいる。
アメフト部:「俺達と熱くぶつかりあってみないか?(ムキムキ笑顔)」
フラナ :「うわー(筋肉ぴくぴくしてるー)」
学生1 :「俺達、文科系なんで…(コイツらなんかヤバイぞ!)」
と、また一方から声がかかる。
文芸部員 :「ああ、すべての愛にはフェティシズムの要素を含んでいる、
:時に幼年期の無意識の記憶と密接しているのだ……」
思わず黙ってしまった二人の前に青年は優雅に歩み寄り、ポーズを決める。
文芸部員 :「文芸部にはいらないかい(くるっとターン)キミタチ?」
フラナ :「……(かけるんってなんか思い出あるのかなー?)」
学生1 :「……遠慮さしてください(汗)」
まともな勧誘はないのだろうか?
今度は妙にスローテンポな楽器の音が聞こえてくる。
学生1 :「今度はなんだぁ?」
べんべべべん、というのんびりとした弦楽器の音にあわせてひらひらとした
なんだかよくわからない衣裳をまとった女子学生が妙な振り付けで踊りながら
近づいてくる。
民踊研 :「民族舞踊研究会です〜〜〜(踊りながら通っていく)」
フラナ :「……行っちゃった」
学生1 :「……何を言いたかったんだろな?」
と、そこへメガホンを持った青年が愛想良く歩いている。
SF研 :「え〜〜〜〜っ、SF研究会いかがっすかぁ〜〜〜」
学生1 :「……何か間違ってないか、それ(汗)」
フラナ :「……ラーメン屋さんみたいだね」
まだ、健康診断の列は果てしなく続いていた。
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ちょきっとな(笑)
あまりにネタが無くてIRCでネタ募集してしまいました(^^;)
不観樹さんsfさんネタ提供ありがとうございます〜(^^;)