[KATARIBE 13341] [WP01]:EP: 「失われしは我が思い」挿入部

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Date: Mon, 7 Jun 1999 18:02:21 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 13341] [WP01]:EP: 「失われしは我が思い」挿入部 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199906070902.SAA27170@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13341

99年06月07日:18時02分17秒
Sub:[WP01]:EP:「失われしは我が思い」挿入部:
From:E.R
こんにちは、E.Rです。

「うしなわ……」の、挿入部、月島さんが喫茶店に向かおうとするあたりからです。
爆破の順番がちとややこしかったので、
爆破されるのは、この場合、第1回目(鞍馬君を黙らせる)をファミレス、
二回目(本番(爆))を喫茶店である、としてます。

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> 直人     :「誘ってますね……どこにいるか、分かれば良いんですが
>        :……」
> 風音     :「喫茶店……」
> 直人     :「え?」
> 風音     :「喫茶店に……罠を」
> 直人     :「そうですか。まあ、行ってみましょう。どんな喫茶店で
>        :した?」

  風音        :「…………」

  無言で辺りを見、やがて指で方角を示す。

  風音        :「一区画先、ファミレスの隣」
  直人        :「……成程」

  この辺に住んでいるだけあって、それで十分通じたらしい。

  直人        :「それで……」

 爆音。
 
 朱理    :「!」
 
 指で示した、その方角から。
 
 風音    :「……っ」

  爆音と一緒に、未来。
  崩れ落ちた壁の間から、ゆっくりと起き上がる……少年?
 その顔に見覚えがある。
  
  近未来。ともすれば崩れかける未来を、そろそろと辿ってゆく。
  視野の中で時間は逆戻りした。より遠い未来から、より近い未来へと。
  太陽の目の男。月の目の男。

  朱理        :「風音さん、風音さん?!」
  風音        :「!」

  かくん、と突き飛ばされたように、未来から今へ。
  
  朱理        :「月島さんは先に」
  風音        :「行かれましたか」
  
  ここに残っていて下さい、という声を、そう言えば聞いたような気がする。

  風音        :「何と無く分かったから、行きましょうか」
  朱理        :「………え?」
  風音        :「…………」

  黙ったまま、風音は走り出す。後ろから奇怪な馬が従順についてくる。
  仕方なし、朱理も走り出す。

  太陽の目の男が、捕らえている少年を爆破する……変わらぬ未来。
  でも、少年は生きている。死なない……これもまた変わらぬ未来。

  故に…………脅しは全て無効である。

  …………と…………
  多分、信じてもらえはしないだろう。
  故に、時を読む。
  恐らく機会は一瞬。少年を爆破するその際に、この馬は生じている。
  その一瞬、未来が現在にすりかわった瞬間に、馬は消える。

  風音        :「お行き」

  一度だけ頭を深く曲げて、そのまま馬は走り出した。

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 ということで。
 む、馬の攻撃、無効化されてしまったか(笑)

 あ、ただ、日向さんがもう一度爆発を起こしてくださるならば、
彼の頭上に瓦礫を先取りして降らせることも可です。
 少なくとも、日向さん目の前にして、平然としてます(^^;)

 ではでは。




    

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