[KATARIBE 13327] [HA06]EP: 『類は友』

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Date: Mon, 7 Jun 1999 12:42:25 +0900
From: 久志  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 13327] [HA06]EP: 『類は友』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199906070342.MAA05031@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13327

99年06月07日:12時42分22秒
Sub:[HA06]EP:『類は友』:
From:久志
 久志です。

 お引越しEP…未だに風見アパートが出てこない(^^;)
不動産屋のお兄ちゃんにかまけてばっかいるから(笑)

『類は友』
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 日曜日、すっきりと空は晴れ絶好の散歩日和だった。

 不動産屋:「おはようございます」
 フラナ :「…ふぁ(ごしごし)おあよ〜(ふわぁ)」
 佐古田 :「………(無表情)」
 不動産屋:「…(汗)」
 本宮  :「あ、おはようございます(汗)」

 あくび混じりに返事をするフラナと相変わらず無言の佐古田に、慌ててフォ
ローする本宮。見覚えのない顔を見てフラナに声をかける。

 不動産屋:「あのすいません、こちらのお方は?」
 フラナ :「もとみーです(にこにこ)」
 不動産屋:「はぁ?(汗)」

 だから個人名を出されてもわからんだろうが(汗)

 本宮  :「すいません、こいつらの友人で今日は一緒に下見する予定なん
     :です。よろしくお願いします(^^;)」
 不動産屋:「そうですか。ええと、今日は同じアパートを下見したいとい
     :う方が二人いらっしゃったのでお二人一緒に下見をさせていただ
     :きますが、よろしいでしょうか?」
 フラナ :「いいよぉ〜ねっ佐古田っ(^^)」
 佐古田 :「…(こっくし)」
 不動産屋:「……え?お知り合いですか?(汗)」
 フラナ :「うん(^^)」
 不動産屋:「……(類は友…いやっ!お客様に対してそんなことを考えては
     :いけないっ!)」

 なんだか的を射ているような気もするが…

 などと心の奥底で接客業としての立場で葛藤している不動産屋の兄ちゃんを
尻目にアパートの案内図片手にさっさと歩き出すフラナ。

 フラナ :「(地図を片手に)吹利本町だよね」
 不動産屋:「あの、お客様……吹利本町は逆方向ですが…(汗)」
 フラナ :「…そーだっけ?」
 本宮  :「(フラナの首根っこ捕まえて)すいません、こいつ方向音痴な
     :んで、俺が連れて行きますから(汗)」
 佐古田 :「じゃじゃん(そろそろ行こう)」
 不動産屋:「…………(滝汗)」

 この日は、不動産業に就いてから一番疲れる日なんだろうな…と、わかって
もしょうもないことを確信した不動産屋のお兄さんだった。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
いじょ

 結局、まだアパートにたどり着けないのであった(^^;)




    

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