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Date: Fri, 04 Jun 1999 15:55:09 +0900
From: shiva@imasy.or.jp
Subject: [KATARIBE 13250] [WP0] [EP] 日曜日
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <3757784D365.3A60SHIVA@mail.multi.gr.jp>
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ども、ハリ=ハラです。
勢いでかくぜ〜。
てことで、風音さん、ひろってね〜(笑)
日曜日
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影
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深夜の公園
一本だけたった街灯にブランコや滑り台が浮かぶ
周囲の家々は寝静まり夜の闇に沈んでいる
公園の光と街の闇
その境目
汚れたベンチの影に、一つの影が蹲っている
動かない
静かに、ただ静かに
時折聞こえる犬の遠吠え
風になびく葉音
それらさえも届かないように
夜よりも暗い影
闇を呼吸するかのように、息を潜め…
影は男だった
やつれた頬
婆沙羅に伸びた髪
服はぼろぼろになり、所々にシミも見える
ゆるゆると夜の空気を吸い、そして吐きながら、男は思っていた
女の顔
声
動き
肌の色
髪の香り
表情
肉の味
はらわたの手触り
血の色
悲鳴
声
囁き
唇
顔
女の顔
口の動き
言葉
『おにいちゃん』
声にこもっていた感情
『おにいちゃん』
手の感触
恐怖
後悔
罪悪感
喪失感
『おにいちゃん』
そして、快感
考えていなかった
ただ思っていた
心の中を巡る流れのままに、自分の感覚を浸していた
心地よかった
ぐるぐると渦を巻く記憶と感情の中に身を浸しながら
なお、男は何も考えていなかった
虚ろな瞳を地に落としたまま、男は静かに座っていた
男は、名を、縣志郎と言った
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てなところで、一旦切り
わけわかんねーぜ(キャハハ)<壊
心の赴くままに書いてたらこうなりました。
なお、題については変更可能ですんで、なにか良い題名が有ったらよろしく〜
後よろしく〜
ではっ(脱兎)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハリ=ハラ
shiva@imasy.or.jp
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