[KATARIBE 13185] [HA06]EP: 『やっぱり筒抜け』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Wed, 2 Jun 1999 15:22:07 +0900
From: 久志  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 13185] [HA06]EP: 『やっぱり筒抜け』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199906020622.PAA06536@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13185

99年06月02日:15時22分03秒
Sub:[HA06]EP:『やっぱり筒抜け』:
From:久志
 久志@極悪人です(笑)
いーさん、ごんべさんこんにちは

 一日一EP計画ぅ〜〜(まだ続いてるのか?(汗))
ふと、思いついた話です(^^)『筒抜け』の後にくるEPです。

EP:『やっぱり筒抜け』
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
 月曜日、紅雀院大学。
 昼過ぎ、今日の授業も終わり堀川祐司は研究室でコーヒーを飲みつつ、古文
書の山に囲まれていた。

 祐司 :「(ぺら)ふむ…(ずず)」

 探している本。未だ連絡はない。

 祐司 :「隠匿された歴史か……(ぱたん)」

 『吹利史』未だに見つかったという連絡はこない。

 フラナ:「堀川せーんせ、こんにちはぁっ(^^)」
 祐司 :「おや、フラナくん」

 研究室のドアを開けて賑やかに現れたのは、外見中学生くらいの元気な学生、
講義に毎回顔を出している富良名裕也だった。机に山積みになった本を見て丸
い目をしばたたかせる。

 フラナ:「あれ、センセまた探し物してるの?」
 祐司 :「ああ…(本の山を見る)文献が足りなくてね、そうだ一息入れる
    :からフラナくんもおやつでも食べていくかい?」
 フラナ:「うん!食べる食べる〜〜(^0^)」

 とことん遠慮という言葉を知らない奴である。

 祐司 :「じゃ、コーヒーも入れるからそこ座ってて(そろそろフラナくん
    :用のカップを用意した方がいいかもなぁ…)」
 フラナ:「はーい(^^)」

 もらい物のチョコチップクッキーをほおばり、猫舌用にすこしミルクを多め
に入れたコーヒーを飲む。

 フラナ:「(ごっくん)センセ、本探してるの?」
 祐司 :「ああ、なかなか見つからなくてね、あちこちの本屋を覗いてみた
    :んだけど」
 フラナ:「花澄さんとこも?」
 祐司 :「花澄さん?」

 個人名じゃわからないだろうが(汗)

 フラナ:「えっとね瑞鶴って本屋さん。花澄さんはいつも店番してる人(^^)」
 祐司 :「ああ……あの人か」
 フラナ:「うん、花澄さんねぇ、お料理上手なんだよ。僕いっつも夕ご飯食
    :べさせてもらってるんだ(^^)それからね、花澄さんとこにはいっぱ
    :いぬいぐるみさんがいて…」
 祐司 :「えーと(汗)」

 えんえんと…説明が続く。
 夕食をごちそうになってること、いつも遊びにいってること、ぬいぐるみが
いっぱいあるということ、一通り、話を聞いてやっと口を開く。

 祐司 :「じゃあ、フラナくん。もし本が入るかもしれないって話を聞いた
    :ら、僕に教えてくれないかな?」
 フラナ:「うん、いいよ(^^)」

 あっちに筒抜けなら、こっちも筒抜け…

 祐司 :「フラナくん、もう一杯コーヒー飲むかい?」
 フラナ:「うん、ちょーだいっ」
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
いじょ

 うふふふ、花澄さんに堀川さんのことが筒抜けならば…
堀川さんにも花澄さんのことは『当然』筒抜けです(爆)
 当のフラナに悪意は『まったく』ないです(笑)

 一番の極悪人、久志でした(笑)




    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage