Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Fri, 28 May 1999 16:16:39 +0900
From: 不観樹露生 <fukanju@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 13090] Re: [WP01]:EP :『失われれしは我が想い』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <374E42D70.1FB4FUKANJU@sv.trpg.net>
In-Reply-To: <199905270317.MAA21053@www.mahoroba.ne.jp>
References: <199905251409.XAA05949@ns.trpg.net> <199905270317.MAA21053@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13090
ども、不観樹露生@最近めっきりめる不精(汗) です、はい。
ソードさん、「終末の住人」関係者のみなさま、どもです。
On Thu, 27 May 1999 12:17:01 +0900
ソード <furutani@mahoroba.ne.jp> wrote:
> こんにちは、ソードです。
>
> 今夜もつなげそうに無いので、昼のうちに……。
とりあえず、がりがりと加筆修正、いきま〜〜す(^^;
> ************************************
> 朱理 :「何が………起こっているの?」
>
朱理のその問いに、直人は答える事が出来ない。
直人 :「分かりません。でも、確実に何かが起こっています。こ
:の結界と共に得た不思議な力……こんな力、使わなくても
:生活できる筈なのに、この力でなければ解決できない事件
:が、あちこちに起きているんです。少なくても、それは、
:1998年……今から2年前よりも、今年に入ってからの
:方が多い様に思います」
そこで、一旦、直人は言葉を切る。朱理は少し大きく瞬き、微妙に小首を傾
げる。
朱理 :「私に……何を望んでいるの?」
彼女の表情を読み取るかのように、真っ直ぐに見つめる直人。
彼の言葉の意味を読もうと、目をそらさずに見つめ返す朱理。
直人 :「出来れば協力してもらいたいですけど、若干の危険は伴
:います。だから、無理にとは言えません。でも、連絡だけ
:はつけられるようにしておいて欲しいんです。僕の他にも
:終末の住人を何人か知っていますから、何かあったら手助
:けできるように……」
微妙に濁された語尾。
朱理 :「何か?」
僅かに強い語気。僅かに細められる視線。
直人 :「結界を張れる事で……結界が見える事で、何かトラブル
:に巻き込まれる可能性もありますから」
朱理 :「……」
直人 :「……まあ、本当は、うちの店にコーヒーでも飲みに来て
:くれたら良いと思ってるんですけどね……ただの宣伝です
:よ。あとは……私が寂しがりやなんですよ」
そういうと、にこりと人懐っこい笑みを浮かべる。不安を抱かせないための
冗談。その意図までも、通じる。
朱理 :「喫茶店、ですか………。まぁ、美味しいコーヒーを出し
:てくださるのだったら……」
笑みを作っている。会話での後ろにあるもので、応える。
直人 :「そうですか。良かった。コーヒーの煎れ方には自信があ
:るんです。さっきお渡しした名刺に地図がありますから、
:すぐに分かると思います」
名刺の裏側を見る、ややデフォルメされた地図だが充分に判る。
朱理 :「………今日の営業時間は………もう終わり?」
僅かに体の向きを変えると、まだ沈まない夕陽を背に受けて、朱理の表情が
見えなくなる。
直人 :「今日は休みにしていたんですが……。今日の開店時間は
:今からということにしましょうか」
新宿、月影への道
----------------
ビルを出た所で結界を解き、合流する。結界内で沈む寸前だった夕日は、既
に沈みきってしまっている。
月影までは歩いて十数分の距離だ。
朱理 :「…………」
特に、何もしゃべらずに、直人の背中を見ながらついて歩く。微妙な距離が、
注意深く置かれている。朱理の左肩にかかる、画材の重み。
突然、雑踏の中で直人は足を止めた。
直人 :「……」
朱理 :「……?」
直人は、朱理の問いに答えずに、じっと前を睨み付けている。
一瞬吹き出した殺気、そして、それが抑えられて。
それから、ようやく口を開く。
直人 :「朱理さん、申し訳ないが、用事を思い出しました。ここ
:まで来ておいてなんですが、ここで別れましょう」
朱理 :「………そうですか」
異常。何かの異常事態だということは、朱理にも伝わっている。
直人 :「すみません。この埋め合わせはいずれ……」
直人の口元には微笑が浮かんでいたが、目の奥には緊張感が張りつめている。
会話の最中も、進行方向の一点から目を離す事はない。
視線の先には、信号待ちをしている一般人達。
直人 :「じゃあ、僕はこれで」
そういって、答えもまたずに歩を進めてしまう。見ていた方向とは違う、路
地に向かって。
ざわっ。
黒い透明な壁が、急速に自分に迫ってくる感覚。そのまま自分にぶつかる事
を予想し、思わず身を竦めるが衝撃は何も無くすり抜ける。
朱理 :「…………これ……」
朱理が先ほどまで張っていたような、薄く弱いものではない。完全に外界と
の接触を断つかのような強力な結界が張られたのだ。何気なく歩いているだけ
でも感じるような強烈な存在感まで備わっている。
交差点の人々が信号の変化にしたがっていっせいに動き出す。動いていく群
れの中から、動かない事で離れる青年が一人。黒いジーンズ生地のズボンとジャ
ケット、下には黒いシャツを着込んでいる。
あたりを見回し、はめていた眼鏡を懐に仕舞いながら
にやり……
と笑い……。消えた。
結界内に侵入すると、外界からその姿は見えなくなってしまう。瞬間移動と
いうよりは、今張られた結界に入り込んだと考えた方が普通である。
朱理 :「…………そういう事?」
呟く。今まで知らなかった、事。
終末の住人、災厄、そして………
朱理 :「………………」
唇を、僅かに噛む。
歩道で立ち止まったままの朱理の脇を、新宿の雑踏が通り過ぎていく。
> *****************
という感じでちょっと大幅に改変しちゃいました(汗)
良かったでしょうか?
というわけで、直人さんのコーヒー技能、楽しみにしてますが(笑)
朱理に、「コーヒー党:1」をつけておこう(笑)
> というわけで、めくるめくアクションの世界へGO!と相成ります。
> ……こういうつもりじゃなかったんだけど……どうしたことだろう(汗)
>
> 朱理さんの台詞で止めているのは、どうするか分からなかったので……。
> 不観樹さん、お忙しい所申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
ガリガリと修正しちゃいました(^^;
しかし、朱理は他人の結界に侵入したことがないので、どうしたら良いのか
判っていない状態です(^^; そもそも、結界技能は自分で張る以外のことは全
然試してみたことがないので (^^;
誰か召還しちゃわないと辛いかも(汗)
> さて、直人が戦闘中に張る結界の強制力は5です。まあ、結界をかじった程
> 度なら侵入や破壊が難しいレベルですね。
> 強制力5って事で、「結界感知」は有利な特徴が1つきます。
> 範囲は最大の街一区画。歩いて十数分の月影はぎりぎり入るくらいだと思い
> ます。
> 形状は球体の縁のような状態。巨大なコンタクトレンズを想像していただけ
> れば良いと思います。
うーみ。結界系の技能値を分割していなかった(汗)
無理やり侵入するには、7以下かぁ……(汗)
ふみ………振ってみます(ころころ)
11………8………3。
ふみ、集中力2消費で侵入に成功するけど(汗)
#問題は、朱理が「結界というものは侵入できるものだ」という概念を持って
いないという点だったりするかも(汗)
> 先ほどの怪しげな男が、直人の「対」にして父の敵です。「召還」を使用し
> て直人が呼んでいるため、自分で入り込んだわけではありません。
ふみ。結界の中ではすでに戦闘が始まっているのかな(汗)
> 現在、月影は閉めていますので、「住人」である客以外は、川島竜也しか月
> 影にいません。
> 竜也は、結界内に入り込んで「鍵」を発動し、使役して結界内の状況を調べ
> に行きます。(光の女性を飛ばすわけですね)
ふむ…………朱理はその辺は判っていないから、月影に行こうとは思わない
でしょう。というか、とりあえず月影に行けば誰かがいるという可能性に思い
当たっておりません。
> それ以外で結界範囲内かその側に居そうな方は、乱入されてOKです。
新宿の雑踏で途方に暮れている朱理を、結界内に引っ張り込んでくれる人、
募集中〜〜〜〜〜(滝汗)
……………対の日向君に吹っ飛ばされているところを、風音さんに予知し
てもらったり(汗)
…………。…………。…………。…………。…………。…………。…………。
不観樹露生(ふかんじゅ・ろせい) 5月の標語
fukanju@trpg.net 考えすぎることは
考えないよりもたちが悪い。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2045/fukanju.html
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/4097/index.html
…………。…………。…………。…………。…………。…………。…………。