[KATARIBE 13085] [WP]: 住人の危機感の事

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Date: Fri, 28 May 1999 14:18:15 +0900
From: "高島 英彦" <takashim@cc.tuat.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 13085] [WP]: 住人の危機感の事
To: kataribe-ml@trpg.net
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こんにちは、高島です。「終末の住人」の設定で提案があります。

 世界観の根底に関わる話ですが、住人に危機感を出すためにも1999年中の変化は全
てキャンセルされてしまった方がよいと思います。ただし、ループを自覚でき、成長
することもできる存在である住人と狩人は別、と。

 この場合、自分の周囲の日常では、友情を深め、恋に落ち、一年が過ぎます。でも
、年明けとともに全てがチャラ、一年間の思い出は誰とも共有できません。これは、
相当寂しいものだと思います。(「リプレイ(グリムウッド)」みたいなものか、、
)
 そして、継続的な関係を築ける住人(時には狩人)はいつか命を落としてしまう(
かもしれない)。

 また仮に、「どうせ復活するから良いや」という短絡的な考えで殺戮をしてしまっ
たら、その1999年は災厄を防ぐわけには行きません。数少ない自分の理解者が災厄を
解決するために犠牲になっていたとしても、多くの命を再生させるために時間を復元
させなければならないでしょう。災厄をみすみす見逃すことになります。新しい1999
年には自分の理解者は何人残っているでしょうか。(命を天秤に掛けるような事を、
、)

 過去の知識を悪用して大金を稼いでも、一年が過ぎれば全て失ってしまいます。お
金持ちになるには、過去の知識を悪用した上で災厄を防がねばならない、と言うわけ
です。はじめの1999年に事故で死なせてしまった大切な人を助けるため、急ぐ住人と
それを待ち伏せする狩人という構図も愉快なものかと。

 ただこれだとお正月に、全国で数人〜十数人が突然失踪した(死亡した住人や狩人
)というニュースが流れますが、、それほど大きな事件ではありませんね。何かが都
合よく、住人の変化消滅を一般人の記憶を変化させてくれるかもしれないし。怪我は
、、治っている、で良しとしよう。(大晦日に死ぬほどの怪我をしていたらまた悩む
。ループすればほぼ確実に助かるが、災厄がなくなったら死ぬかもしれない。)


 この変更により、自分たちの未来のために災厄を解決しなくてはならなくなり、ま
た住人同士の結びつきも強まるものと思われます。そして、上に書いたように取り返
しのつかない殺戮行為なども、ループを終結させるという強い動機があれば避けられ
るでしょう。

 住人に危機感が足りない、という流れだったので考えてみました。どうでしょうか。

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      東京農工大学工学研究科修士 高島英彦

mailto:takashim@cc.tuat.ac.jp





    

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