[KATARIBE 13070] Re: [WP01]:EP :『失われれしは我が想い』

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Date: Thu, 27 May 1999 12:17:01 +0900
From: ソード  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 13070] Re: [WP01]:EP :『失われれしは我が想い』 
To: kataribe-ml@trpg.net
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99年05月27日:12時16分54秒
Sub:Re:  [WP01]:EP:『失われれしは我が想い』:
From:ソード
こんにちは、ソードです。

今夜もつなげそうに無いので、昼のうちに……。

************************************
> 朱理     :「何が………起こっているの?」
>
 朱理のその質問に、直人は答える事が出来ない。

 直人     :「分かりません。でも、確実に何かが起こっています。こ
        :の結界と共に得た不思議な力……こんな力、使わなくても
        :生活できる筈なのに、この力でなければ解決できない事件
        :が、あちこちに起きているんです。少なくても、それは、
        :1998年……今から2年前よりも、今年に入ってからの
        :方が多い様に思います」
 朱理     :「私は……何をすれば良いの?」

 彼女の表情を読み取るかのように、真っ直ぐに見つめる直人。
 彼の言葉の意味を読もうと、目をそらさずに見つめ返す朱理。

 直人     :「出来れば協力してもらいたいですけど、若干の危険は伴
        :います。だから、無理にとは言えません。でも、連絡だけ
        :はつけられるようにしておいて欲しいんです。僕の他にも
        :終末の住人を何人か知っていますから、何かあったら手助
        :けできるように……」
 朱理     :「何か?」
 直人     :「結界を張れる事で……結界が見える事で、何かトラブル
        :に巻き込まれる可能性もありますから」
 朱理     :「……」
 直人     :「……まあ、本当は、うちの店にコーヒーでも飲みに来て
        :くれたら良いと思ってるんですけどね……ただの宣伝です
        :よ。あとは……私が寂しがりやなんですよ」

 そういうと、にこりと人懐っこい笑みを浮かべる。不安を抱かせないための
冗談。その意図までも、朱理は読み取る事が出来た。

 朱理     :「まあ、お店に顔出すだけだったら……」
 直人     :「そうですか。良かった。そこに住所がありますから、す
        :ぐ分かると思います」
 朱理     :「あ、別に今からでも構わないけど……」
 直人     :「そうですか、じゃあ、行きましょうか」

新宿、月影への道
----------------

 ビルを出た所え結界を解き、合流する2人。結界内で沈む寸前だった夕日は、
既に沈みきってしまっている。
 このビルからなら、月影まで歩いて十数分の距離だ。

 朱理     :「…………」

 得に、何もしゃべらずに、彼の背中を見てついて行く。

 突然、雑踏の中で直人は足を止めた。

 直人     :「……」(前を睨み付けている)
 朱理     :「……?」
 直人     :「朱理さん、申し訳ないが、用事を思い出しました。ここ
        :まで来ておいてなんですが、ここで別れましょう」
 朱理     :「どうしたの?」
 直人     :「すみません。この埋め合わせはいずれ……」

 彼の表情は、口元には微笑を浮かべ、営業スマイルとなっていたが、目の奥
には殺意がうかがえる。
 会話の最中も、進行方向の一点から目を離す事はない。
 視線の先には、信号待ちをしている一般人達。

 直人     :「じゃあ、僕はこれで」

 そういって、答えもまたずに歩を進めてしまう。見ていた方向とは違う、路
地に向かって。

 ざわっ。

 黒い透明な壁が、急速に自分に迫ってくる感覚。そのまま自分にぶつかる事
を予想し、思わず身を竦めるが衝撃は何も無くすり抜ける。

 朱理     :「これ……!」

 明かりが普段使っているような、薄く弱いものではない。完全に外界との接
触を断つかのような強力な結界が張られたのだ。何気なく歩いているだけでも
感じるような強烈な存在感まで備わっている。
 交差点の人々が信号の変化にしたがっていっせいに動き出す。動いていく群
れの中から、動かない事で離れる青年が一人。黒いジーンズ生地のズボンとジャ
ケット、下には黒いシャツを着込んでいる。
 あたりを見回し、はめていた眼鏡を懐に仕舞いながら
 にやり……
 と笑い……。消えた。
 結界内に侵入すると、外界からその姿は見えなくなってしまう。瞬間移動と
いうよりは、今張られた結界に入り込んだと考えた方が普通である。

 朱理     :「

*****************

 というわけで、めくるめくアクションの世界へGO!と相成ります。
 ……こういうつもりじゃなかったんだけど……どうしたことだろう(汗)

 朱理さんの台詞で止めているのは、どうするか分からなかったので……。
 不観樹さん、お忙しい所申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

 さて、直人が戦闘中に張る結界の強制力は5です。まあ、結界をかじった程
度なら侵入や破壊が難しいレベルですね。
 強制力5って事で、「結界感知」は有利な特徴が1つきます。
 範囲は最大の街一区画。歩いて十数分の月影はぎりぎり入るくらいだと思い
ます。
 形状は球体の縁のような状態。巨大なコンタクトレンズを想像していただけ
れば良いと思います。

 先ほどの怪しげな男が、直人の「対」にして父の敵です。「召還」を使用し
て直人が呼んでいるため、自分で入り込んだわけではありません。

 現在、月影は閉めていますので、「住人」である客以外は、川島竜也しか月
影にいません。
 竜也は、結界内に入り込んで「鍵」を発動し、使役して結界内の状況を調べ
に行きます。(光の女性を飛ばすわけですね)

 それ以外で結界範囲内かその側に居そうな方は、乱入されてOKです。

 では……また。






    

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