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Date: Wed, 26 May 1999 18:26:28 +0900
From: Aoi Hajime <aoi@ndc.cht.co.jp>
Subject: [KATARIBE 13055] [HA06][EP] 『春の嵐 Second 』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9905260926.AA00022@black.ndc.cht.co.jp>
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毎度どーも、葵@筆無精(爆)です。
お久しぶりねのEPポスト(^^;
うーみ、勘が戻ってない(笑)
ちうわけで、みこちんが帰ってまいりました〜。
……ただしちと芸風を変えて(爆)
やっぱり、春は嵐でしょう!ってなもんで〜
乱入、改変、大歓迎〜
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『春の嵐 Second 〜Return of the Nightmare〜』
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帰ってきた災厄
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五月某日深夜、某所。
微かな月光が差し込む暗い廊下を懐中電灯を手にした男が歩いていく。
幾つも並んだ頑丈なドアを一つ一つ腰の鍵束の鍵で開け、中を照らしていく。
男 :「ったく……こんな日に夜警番とは……とほほ…ついてないぜ…
:よし、2号保管室……異常無しっと……あとは」
懐中電灯の光が、廊下の一番突き当たり、月光の届かない闇を照らす。
男 :「あそこは……チッ……嫌だがしゃぁねぇなぁ」
男はさも嫌そうに身震いし、それでもドアに近づく。
『第一級保管室』扉のプレートにはそうあった。
『許可者以外立ち入り厳禁』とも。
ガチャガチャ……。
異常とも思えるくらい厳重に掛けられた三つの鍵を外し、そっとドアを開ける。
きぃぃぃぃぃ……。
耳障りな軋みと共にドアをあけ、ムッと立ち込める埃臭い暗闇の中を懐中電灯の
光が照らす。
男 :「ここは嫌なんだよな……いくら月位置とはいえ……」
さほど広くない部屋だが、幾つもの棚があり、雑多な品物が無数に並んでいる。
男の懐中電灯がその品々を照らしていく。
古びた刀、能面、木箱……一見ガラクタとしか見えないが、ただのガラクタと
違うのは、全部に『封じ札』がべったりと張られている事であろう。
男 :「特に……異常はないな……さて、さっさと上がって……っ!!」
男は、一瞬自分が目眩を感じたと錯覚した。
が、そうでは無かった、足元が揺れたのだ。
男 :「地震っ!?」
建物全体が、揺らぐような大揺れの地震が襲った。
だが、幸い揺れは数秒で納まった。
男 :「……(汗)……今のはでかかったな……」
ガシャン!!
男 :「……(滝汗)……」
恐る恐る振り向く男。
床を舐めていく光。
その先に見たものは。
男 :「ひっ……う……うわあぁあああああああっ」
I am a Little Girl !
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数日後。
いつもの如く、ベーカリー楠。
かぁらんかぁらん〜。
竜胆 :「ちゃわ〜ミ☆」
観楠 :「いらっしゃい……ってあれ……その子?」
一人かと思った竜胆の後ろに、隠れるように女の子が一人。
年の頃は8〜9才、しっかり竜胆の手を握って立っている。
竜胆 :「うん(苦笑)……可愛い子でしょ?」
竜胆の言葉通り、長い髪を腰まで伸ばしたその娘は、色白の大きな目が
印象的な可愛い娘だった。
観楠 :「そうですね(笑顔)……親戚?」
竜胆 :「それがねぇ……(ふぅ)」
女の子を連れてカウンターの一番奥に座る。
竜胆 :「違うのよ〜(どよーん)」
観楠の問いに頭を抱えて沈み込む竜胆。
観楠 :「違うって……じゃぁ、友達の妹さん……とか?」
竜胆 :「うー(ふるふる)……この子、てんちょーも知ってる子なのよ〜」
観楠 :「へ?」
怪訝そうな観楠が女の子を見ると……。
女の子 :「……(じっ)」
目が合った。
観楠 :「(ん、この感じ……どっかで、会った事在るのかなぁ)……お嬢ちゃん
:お名前は?」
女の子 :「……きさらぎ……みこと……」
観楠 :「そっかぁ(にこにこ)……尊さんだったのかぁ〜どおりで
:会った事ある……でぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
観楠、久しぶりのブッ飛び(笑)。
観楠 :「り、竜胆ちゃん、冗談……だよね?(汗)」
竜胆 :「あたしも最初冗談だと思ったんだけど〜(どよーん)」
二人の視線が尊と名乗った少女に注がれる。
観楠 :「で、で、でも〜、同姓同名の別人って事も……(汗)」
竜胆 :「この子が、みこちゃんの部屋に居て、みこちゃんの服にくるまって
:震えてても?、会った瞬間にあたしの名前知ってても?」
あうーっと頭を抱える竜胆、そりゃー当然だろう。
つい昨日まで自分より大人っぽい(笑)と思ってた女性が突如子供化してたら
頭も抱える。
竜胆 :「それに、この子……みこちゃんしか知らない事……知ってるのよぉ」
観楠 :「じゃ……じゃぁ……(滝汗)」
竜胆 :「正真正銘……みこちゃん本人よ……(どよ〜ん)」
観楠 :「(滝汗)」
竜胆の話によると、お茶する約束で尊の部屋に行ったところ、尊がおらず、
替わりにこの少女が尊の部屋の片隅で尊の服にくるまって震えていたそうだ。
観楠 :「それにしても……なんで……」
竜胆 :「こっちが聞きたいよぉ〜」
観楠 :「それに、よく服が有りましたね(苦笑)」
竜胆 :「うん……それは千影のお下がり(苦笑)」
とりあえず尊(大人)の服や、裸で連れまわす訳にもいかないんで、千影の
お下がりを借りて連れてきたと言う事らしい。
観楠 :「尊……ちゃん?……僕の事分かる?」
尊 :「……観楠……店長さん……」
竜胆 :「ね?(苦笑)」
観楠 :「名乗ってないのに……(汗)」
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はい、復活したのは春の嵐で封印された『アイツ』です(笑
どうやら、記憶と経験を取り込んで相手を子供化する見たいですね〜(笑
さて、どうするんでしょうか(笑) >ヲレ
まとまるのか?(^^;
で、只今みこちん保護者募集ちう(笑)
葵 一( aoi@ndc.cht.co.jp )
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Hajime Aoi (Masaki Yajima) Nagano, Japan
E-Mail: aoi@ndc.cht.co.jp / yajima@cht.co.jp