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Date: Mon, 24 May 1999 15:15:37 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 13036] [HA06][EP] 「自走式ぬい」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199905240615.PAA00229@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13036
99年05月24日:15時15分32秒
Sub:[HA06][EP]「自走式ぬい」:
From:E.R
こんにちは、E.Rです。
いずみみさん、こんにちは。
IRCのほうで、「自走式ぬい」が話題になっておりましたので。
美々さん召喚(笑)
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EP:「自走式のぬい」
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某日、ベーカリー楠。
午後四時少し過ぎ。
SE :からんころん☆
観楠 :「いらっしゃい……ああ、花澄さん(笑)」
花澄 :「こんにちは」
観楠 :「休み時間ですか?」
花澄 :「いえ……(思案)……というかそうかも(苦笑)」
観楠 :「?」
花澄 :「二時から四時までの安売りって、スーパーのチラシにあったので(笑)」
直紀嬢直伝、「スーパーで勝利!」の特訓は、それなりに成果があったようである。
花澄 :「で、……あーと、フランスパン一本と、食パン一斤下さい」
観楠 :「はい(笑)」
花澄 :「あと、トランプパン……あります?(笑)」
観楠 :「はいはい」
観楠が手際良くパンを袋に詰めてゆく。
肩からかけた鞄の中を、花澄はごそごそと引っ掻き回していたが
花澄 :「…………あら?(汗)」
観楠 :「?」
花澄 :「雪骨、なんでここに入ってるんだろ(汗)」
観楠 :「?」
せっこつ、という響きが耳慣れない。
花澄 :「おかしいなあ……」
ひょい、と手をひねるようにして、鞄から取り出したものは、
観楠 :「ウサギですか」
立ち座りした格好の、手に乗る程度のウサギのぬいである。
小さい割に、かなり手の込んだものであるらしい。
花澄 :「昨日作ったんですけど……変だなあ、どうしてここに入ってるんだろ」
花澄はしきりに首を傾げたが、やがて鞄の中にぽん、とウサギのぬいを放りこんだ。
花澄 :「まあいいや……あ、すみません、お幾らですか?」
観楠 :「はい、えーと……」
値段を聞き、それを払う。
暫しの間。
花澄 :「ありがとうございました(笑)」
観楠 :「どーも(笑)」
SE :からんころん☆
観楠 :「……って、こちらが言うんじゃないか普通は(苦笑)……ん?」
今まで花澄が居た辺りに、てん、と立ち座りしている……
観楠 :「さっきのウサギぬいじゃないか(汗)」
定位置から出て、拾い上げ、しげしげと眺める。
観楠 :「……ま、いいか。おいとこう」
花澄さんもそのうち取りに来るだろ、と、後は口の中で呟きながら、カウンターの端っこに
とん、と置く。
暫し。
SE :からんころん☆
美々 :「こんにちはー」
観楠 :「あ、いらっしゃい」
美々 :「(きょろ、と店内を見回して)みんなまだ来てへんのやね」
観楠 :「ああ、前野君とか……今日はまだ見かけないなあ」
美々 :「ふうん……あ、店長さん、コーヒーちょうだい」
観楠 :「はい……あ、ちょっと待ってて」
カウンターの奥に観楠が消える。
美々はいつもの席に座る。
座って……
美々 :「?」
目の前に、小さなウサギのぬいが鎮座していたりするのであった。
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てなところで一旦切るっ。
さて、このウサギぬい。
花澄が作ったもんです。
つまり…………ええ、自走するんですね(滅)
雪骨(せっこつ)というウサギのぬいは、うちに転がってます(笑)<以前作った。
どちらかというとリアル系で、首、手足とも動くようにはなってます。
ではではっ