[KATARIBE 13033] Re: [WPL1]: 時間系能力と災厄

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Date: Sun, 23 May 1999 23:34:55 +0900
From: ソード <so_do@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 13033] Re: [WPL1]: 時間系能力と災厄
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199905231423.XAA14483@ns.trpg.net>
In-Reply-To: Your message of "Thu, 13 May 1999 12:27:08 +0900"        <199905130327.MAA21946@www.mahoroba.ne.jp>
References: <199905130327.MAA21946@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 13033

Thu, 13 May 1999 12:27:08 +0900
Sub:[KATARIBE 12934] Re: [WPL1]: 時間系能力と災厄
From:"E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>

こんにちは。ソード です。

Eさん、こんにちわ。

>えーと、時間の扱いについて、少しく疑問があったので。 

速いレス、ありがとうございます。遅れてしまって申し訳ありません。


>1)住人以外の人々にも、ダブっている間の記憶が残る 
>
>これは「時間がダブっている」のではなく、「住人以外の人々への強力な意識操作」と
>
>受け取れるんですが…… 

ふむ、私もそう思っています。

>「1999年は一般人にとってはいくらやっても一度きり、その記憶は一切が消去
>される為、住人が動くことによる「複数回の1999年のあいだのずれ」を意図で
>きない。住人に関しても、自分の記憶以外は次の1999年に持ち越せない。また、
>意図的に行動を変えようとしない限り、やはり住人も前回と同様の行動を取る」
>と、考えたほうが、矛盾は少ない気がするんですが…… 

 そのとおりなのです。設定的な矛盾ははるかに少なくなります。それをあえ
て無茶な設定にしているのには、多分に製作者のご都合が含まれています。

私が、時間のループに対しての要求とは……。
・住人とその他の人との違いを出す。
・住人の使命感を煽り、災厄への解決に向かわせる。
・住人の危機感を煽り、災厄への解決に向かわせる。
・住人の不安感を煽り、災厄への解決に向かわせる。
・物語のスパイスの一つとして利用する。

 というものです。これにより、私の考えた「時間のループ」に必要とされる
条件とは……。
・住人しか世界のループを認識できない。
・他の人は、時間のループに疑問を持っていない。

 これだけです。しかし、危機感や不安感などを煽るため、また、物語的に面
白くするために追加をしています。

・住人は成長する。
 これは、TRPGの基本である「成長」を世界から制限する事はしたくない
という判断です。1年経ってまた1LVに戻るゲームなど、少なくても私はや
れません。何らかの成長が無いと、続けて行く意味はないと思うのです。

・周囲の出来事は保存される
 同様に、自分が何をしても世界がちっとも変わらないような世界で遊びたく
ありません。せっかく殺した「敵」が、悩んで壊した「施設」が、年明けと同
時に復元されるのはあまりにもお粗末です。住人に「何をやっても無駄なんだ
よ!」と突きつけているようなものです。そんな世界で遊びたいとは思わない
ため、自分の行った行動は消える事はありません。
 同時に、「どうせ復活するから良いや」という短絡的な考えでの殺戮を制限
する意味もあります。

・狩人のPCも可能にする
 この辺が厳しい所で、狩人は住人ではないので、災厄を認識する事はありま
せん。しかし、PCとして使用が可能……とした以上、記憶や経験が元に戻る
のでは、プレイヤーとキャラクターの知識に差が出てきてしまい、混乱します。
時系列があやふやになりがちなEPの場合、「あの出来事って去年の事だったっ
け?」という問題が出てきます。その場合、去年であるのか否かで狩人のPC
は行動が大きく変わってしまう事もあるでしょう。
 それを考えなくてもすむために、「記憶は消去されない」としています。
#まあ、「狩人は消去されない」でも問題ない様な気もしますがね……

・住人の行動は歴史の表には出てこない
 いままで、紀元より20回の終末を迎えているにもかかわらず、「住人」も
「狩人」も「災厄」も、一般人はおろか異能者にさえ知識として伝わっていま
せん。
 その事から、住人の行動や災厄が、関係者以外に広まる事はないのです。今
回の災厄が、どれほどの規模であろうが、歴史の表に出る事はない様にしたい
と思っています。
 そのため、一般人は、この異常な状況を、「普通」と認識してしまっていま
す。

 というわけで、出来れば、「周囲の人の記憶が残り、かつ住人が認識できて
違う歩き方の出来る2度目の1999年」としたいのです。
 そこに、設定の裏付けが出来れば良いのですが、今の状態は矛盾だらけ……
となっています。

一般人の記憶はあるが、疑問に持たない訳
--------------------------------------
 「災厄」からの精神攻撃のようなもので、感情を操作されてごまかされてい
る……とするのが無難だと思います。
 この精神攻撃を防げるのは、「住人」だけ……と。
 この場合、明らかに間違った認識であるにもかかわらずそれで良いと認識し
ているため、一種の狂信者のような状態となっています。その際の説得や、捜
索、意識の変化は、災厄であるために結界透過を併用しないと効果を表す事は
ありません。
 しかし、ここで問題なのが、信じている人の比率です。
 自分が明らかに黒だと思っている物体を、世界のすべての人が「白だ!」と
言い張って疑いもしません。その時、自分は果たしてどのように思うのでしょ
うか……?

 というわけで、「災厄から全世界の精神を持つものに対しての強力な精神攻
撃」です。

#噂の「毒電波」ってやつか?(爆)


>未来から1998年に飛ぶ場合、そのループを「飛び越えられる」ものとして
>よいのか…… 
>(まあ、これは記憶を消してしまう、でちゃらに出来るのかな?) 

 時間は難しいですよねぇ……未来の人から見ると、時間の流れは戻っている
(=どこでもドアが倒されている)ので、それ以上の過去にも飛べる筈です。
 でも、どういう訳か過去に戻った瞬間に、どこでもドアが起き上がって復活
している……と。
 どこでもドアに裏から入っても効果はない……と思っておくのでどうでしょ
うか?

>風音の場合については、 
>「1999年内については、その中の未来を見ることが出来るが、それがルー
>プするにしろしないにしろ、今現在彼女の居る1999年の年末の先は見えな
>い」としておきます。
(中略)
> 今のところ、これで矛盾はないと思うのですが…… 

 はい。それが一番無難でしょう。風音さんは、年始と年末で機嫌が変わりそ
うですね(笑)
 特に問題はありません。
 というより、住人は1999年を見るか、見ないかの選択しか出来ないんで
すよね……一人では「災厄」を透して先を見る事が出来ませんから。

 彼女は、どこにいても「災厄」が解決された瞬間を知る事が出来ますね。他
の住人は、現場にいなかった場合、2000年になって始めて「あ、災厄無く
なってるや」となる筈です(笑)
#1999年の重複に疑問を持つのは覚醒したすぐにでも可能なのですが、ルー
プが解けたか否かは、その時になってみないと分からない筈です。

どこでもドア&動く歩道
----------------------
 通常の一般人は、動く歩道に立っている人たちです。前を照らす懐中電灯が
「未来予知」、後ろを振り向く行為が「過去視」です。動く歩道の上を前へ動
いたり、後ろに戻ったりするのが「時間跳躍」ですね。
 で、その動く歩道は、「どこでもドア」に向かって進んで行き、振り出しに
戻る……と。そのどこでもドアは、住人しか認識できず、そのため住人しか戻っ
た事の違和感を覚えません。

 てな感じです。

一般社会
--------
 一般人はどうしているか……という状況ですが……。
「精神の力で成長を止めている」
 のではないかと思います。
 同様に、学年上がりの認識も、1月1日に戻されてしまうのではないでしょ
うか?

 よって、12月31日までは大学生だが、1月1日からは受験生……となり
ます。その時の受験に合格すれば、また大学生になりますし、合格しなければ
「今回は」浪人生となります。

「精神の力で成長を止めている」という事で、赤ん坊は生まれても成長をしな
い……とするのが簡単ではないでしょうか?赤ん坊の1年はかなりな成長をし
ますが、年代わりを迎えた時点で、災厄から精神攻撃を受けるので、成長が止
まります。
 成長が止まってしまった赤ん坊を見て、「おかしい」と思うのは、住人だけ
です。

 2度目以降には、子供は産まれなくなります。精神攻撃を受けた人間が成長
を止めているので、受精する事が無い……としておきます。
 これによって、死亡と誕生のバランスは崩れます。老衰する事はありません
が、それ以外に死ぬ事はあります、しかし、2度目以降に誕生する赤ん坊はい
なくなります。人口は、緩慢ではありますが徐々に減って行く事になります。

 文書の記録や、壊された施設、建てられた施設は残ります。災厄の精神攻撃
を受けないので……。
 どの様に周囲の一般人が認識するかは、その都度でバラバラで良いと思いま
す。(例を挙げても、例外の方が多そうですから……)基本は、「一般人は違
和感を感じていない」です。明らかに矛盾している事でも、違和感を感じはし
ません。




こんな感じです。

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        name   k.ohtsuka
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