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Date: Tue, 18 May 1999 21:08:24 +0900
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12990] [KA] 走る
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199905181208.VAA01748@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12990
99年05月18日:21時08分22秒
Sub:[KA] 走る:
From:ごんべ
[KA] 走る
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こんにちは、ごんべです。
WP「終末の住人」の自キャラ・鞍馬についてつらつらと考えていて、「走る」
という行動を語り部の数値判定に置き換えてみました。
以下の話は、
「語り部の数値的根幹」
http://kataribe.com/rule/KAD01_01.HTM
から、「目標値別の余力消費期待値」の項を参考にしています。
「全力疾走」とは
----------------
「一般人」の運動について、考えてみます。
一般の人間は「運動能力」技能:10を持っています。おそらく、「最も自然
に行える行動」であり、これが最高値の技能でしょう。とすると余力は10、そ
の配分も一般には体力:5/集中力:5と思われます。
つまり体力5を消費してしまう運動が、「一般人なら精魂尽き果てるであろ
う行動」即ち全力運動ということになります。
対して、余力消費量の期待値は、
目標値:2 :35.00000
目標値:3 :11.00000
目標値:4 : 5.00000
目標値:5 : 2.60000
目標値:6 : 1.40000
目標値:7 : 0.71429
目標値:8 : 0.38462
目標値:9 : 0.20000
目標値:10 : 0.09091
目標値:11 : 0.02857
と計算されています。
つまり目標値が4になる行動が、世間一般に言われるところの「全力」とい
うわけですね。「一般人」にとっては、5〜6の難易度の行動がそうである、
ということでしょう。
「では5〜6の難易度の行動とは?」を考えるにあたり、「走る」というア
クションについて評価していくことにします。
「成否を判定したとすれば、余力をつぎ込んででも成し遂げるべきだが、場
合によっては失敗してしまう」という類の全力疾走の例として、短距離走が挙
げられます。
例えば100m走。100mを走るのに、人によっては11秒台で走れますし、人に
よっては15秒以上かかるでしょう。「運動能力:10」の人物にとっては、お
そらく全力で12秒前後、というのが通常ではないでしょうか。
以上の仮定に従うと、「100mを12秒で走る運動の難易度が5〜6である」
と言うことができます。時速に直すと、およそ30kmとなります。
付録:[WP] 鞍馬の場合
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一方、自キャラの鞍馬について考えてみました。
彼は運動能力も身体的持久力を表す(?)肉体的自律も15です。体力は10です。
この時、彼は100mを12秒で走る運動(難易度5〜6)を、目標値9〜10で
実行できてしまいます。また、「語り部」のルール理論上は、余力が尽きるま
では判定に成功する限りその行動を繰り返せますから、100mを超える距離も走
り続けられることになります。
目標値10の判定を10秒ごとに行い、成功する限り「100m12秒のスピード
=時速30km」を維持できるとすると、(余力消費期待値表に基づき単純計算し
て)彼は実に18分間もの間、一般人が言うところの「全力疾走」を続けるこ
とができるのです。
体力10pts / 判定当たりの余力消費期待値(0.09pts/10sec) = 1111sec
= 18.5min
それなら、「たびたび減速や休憩を挟めば(=目標値を12にするor余力を回
復する)、彼は自転車ないしは原チャリ程度のスピードで数時間でも走り続け
ることが可能ではないか」と推測できます(笑)。
このことから、鞍馬は自分の足で十分あちこちに行って来れるキャラである
ことが予想できます。
斯くして彼の放浪癖は実証された、と言うことで。(^_^;
謝辞(笑)
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以上、確率・分散を考慮しない上に仮定しまくりの駄文で失礼いたしました
(笑)。それでは。
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ごんべ
gombe@osk3.3web.ne.jp