Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Thu, 13 May 1999 02:27:26 +0900
From: Ryou Hanzawa <ryu@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 12931] [WP]EP: 『帰宅』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <3739B9FE23A.CEECRYU@mail.trpg.net>
X-Mail-Count: 12931
ども、リューです。
学校に行く途中電車の中で書いてたものです(^^;
まぁ、沙希&有希の日常ですね。
**********************************
EP『帰宅』
==========
朝霧家−朝
----------
SE :「ピピピ、ピピピ、ピピピ、ピピピ」
有希 :「んー、あと5分〜」
キングサイズの特大ベッドで寝ている有希
5分後……
有希 :「あぅ、お姉ちゃんいないんだった」
いつも起こしてくれる姉が居ないのを思いだし、飛び起きる有希。
有希 :「はわわわわ、急がなくっちゃ」
速攻で、着替え、食事、身だしなみを終了させる。
有希 :「梅!行ってきまーす」
叫びながらドアを開けて家を飛び出る。
ちなみに梅というのは飼っている亡き父親が飼っていた犬で「紀州丸」という名前がちゃんとあるのだが有希はそれをこう呼ぶ。
有希 :「って、あ、あれ?」
玄関先で犬とじゃれている女性が一人
沙希 :「よ、有希、学校か?」
有希 :「(・_・)」
沙希 :「ん?」
有希 :「(・_・)」
沙希 :「おーい」
有希 :「(・_・)」
沙希 :「お、おい、なにぼーっとしてるんだ?遅刻するぞ」
有希 :「お、お姉ちゃん……い、いつニューヨークから帰ってき
:たの?帰国はまだ先だって……」
沙希 :「ああ、思ったより早くレコーディングが済んだから……
:おわっ」
有希 :「お、おねぇちゃぁぁぁん(泣抱きつき)」
沙希 :「おいおい、なにも泣くことないだろう(なでなで)」
有希 :「だって……一人は寂しいもん」
沙希 :「学校遅刻するよ」
有希 :「お姉ちゃん帰ってきたなら、今日は休む!」
沙希 :「だめ、ちゃんと行って来い。それにこれから私はこれか
:らちょっと寝るから、相手もできないぞ」
有希 :「うう〜、じゃキスしてくれたら行く」
沙希 :「まったく、小さい子じゃないんだから(額にキス)」
有希 :「や、ここにして(口を指さす)」
沙希 :「だーめ。ほら、もう行った行った」
有希 :「にゅぅ〜」
沙希 :「ほら、遅刻するぞ?(顔をのぞき込む)」
有希 :「えいっ(チュッ)」
沙希 :「あ、こらっ」
有希 :「えへへ〜、行って来まーす(走る)」
沙希 :「もう、しょうがないな」
夕方、有希の帰宅道
------------------
有希 :「んふ」
友人1 :「なんか今日はずっとこの調子だね」
友人2 :「そうそう、なにを話しても上の空で、浮かれてるのよね」
有希 :「だって、お姉ちゃんが帰ってきたんだもん」
友人1 :「うそっ、沙希さん帰ってきたの?!」
友人2 :「ああっ、沙希さまぁ(うっとり)」
有希 :「オイオイ」
友人1 :「だって、バンドで演奏しているときの沙希さんっていっ
:たら」
友人2 :「そうそう、女の人とは思えないほど、めちゃくちゃかっ
:こいいのよねぇ」
有希 :「お姉ちゃんは私の物なんだから手を出さないでよね」
友人1 :「うわ、爆弾発言(汗)」
友人2 :「いいじゃない、今に始まったことではないんだし」
友人1 :「そうよねぇ、有希のシスコンはかなり前からだもんねぇ」
有希 :「だって、お姉ちゃんかっこよすぎたもん。」
友人1 :「そうねぇ、その辺の男よりよっぽどかっこいいもんねぇ」
友人2 :「ああ、それはいえてるわ」
有希 :「っと、それじゃね」
友人1 :「ふふふ、今度ゆっくり遊びに行かせてもらうわ」
友人2 :「おなじく(ニヤリ)」
有希 :「はいはい、わかりました」
朝霧家−夕方
------------
有希 :「ただいま〜」
沙希 :「あ、お帰り」
有希 :「あ、もう起きてるんだ」
沙希 :「さっき起きたとこ、今シャワー浴びてたんだ」
有希 :「ご飯は?」
沙希 :「んー、なにも用意してないな(^^;」
有希 :「それじゃ私が作るよ、材料はあるし」
沙希 :「そっか、それじゃ私も手伝おう」
有希 :「いいの、お姉ちゃんはゆっくりしてて」
沙希 :「そ、そうか……」
しばらくして
沙希 :「んー、やはり有希の作った飯は最高だな」
有希 :「いやー、それほどでもぉ」
そして夜もおそくなり……
沙希 :「沙希、もう遅いよ、そろそろ寝な」
有希 :「えー、だってお姉ちゃんは?」
沙希 :「私は、ちょっちまだ仕事」
有希 :「ぶぅ」
沙希 :「ほらほら、早く寝なさい」
有希 :「はぁーい」
とんとんとん、と階段をあがってゆく有希
沙希 :「やれやれ、有希の甘えん坊にも困ったもんだな(^^;」
ふぅ、とため息を一つ
沙希 :「さて、片づけるか」
と、書斎の机に向かって、これからのスケジュールなどを片づけはじめる。
深夜−寝室
----------
有希 :(すぴ〜)
沙希 :「よいしょっと(ごそごそ)」
寝室にはキングサイズのベッドが一つ、すでに有希が寝ている。
そこに潜り込む沙希。
沙希 :「(くすっ)よく寝てる」
有希 :(すやすや〜)
しばらく愛おしげに、有希の寝顔を見つめる沙希
沙希 :「おやすみ、有希」
有希 :「むにゅ……おねえちゃ……」
沙希 :「(くす)あまえんぼう(額にキス)」
朝霞家−朝
----------
SE :「ピピピ、ピピピ、ピピピ、ピピピ」
沙希 :「んー、朝……か」
ベッドからのそりと上体をあげる沙希、傍らでは有希が寝息を立てている。
沙希 :「おーい、有希ぃ。遅刻するぞー(ゆさゆさ)」
有希 :「んー、あと5分〜」
沙希 :「んー、ほれ(がばっ)」
有希 :「寒いぃ〜」
掛け布団をはがされたようである
沙希 :「私は、下でご飯の支度してくるから、早く着替えろよ〜」
有希 :「はぁぁ〜い」
沙希は階下へ、有希は眠い目をこすりながら着替えをはじめた。
**********************************
99/05/13 02:12:14
---
Hanzawa Ryou ,x.
半沢 陵 .::;"` UIN:6828025
,:;+' hanzawa@din.or.jp
*;' http://www.din.or.jp/~hanzawa/
☆~ "ポストペットも待ってます!ryu2001@geocities.co.jp]"