[KATARIBE 12922] Re: [WPL1]: 時間系能力と災厄

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Wed, 12 May 1999 20:05:24 +0900
From: ソード <so_do@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 12922] Re: [WPL1]: 時間系能力と災厄
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199905121055.TAA19372@ns.trpg.net>
In-Reply-To: Your message of "Wed, 12 May 1999 20:02:14 +0900"        <199905121052.TAA19345@ns.trpg.net>
References: <199905121052.TAA19345@ns.trpg.net>
X-Mail-Count: 12922

Wed, 12 May 1999 20:02:14 +0900
Sub:[KATARIBE 12921] [WPL1]: 時間系能力と災厄
From:ソード <so_do@trpg.net>

こんにちは。ソード です。
さて、ログを流しておいて、そのレスとしていろいろ考えてみたいと思います。

時間跳躍者
==========
 難しい問題なので、この異能がWPで使えるか否かを検討してみたいと思い
ます。

設定面からの時間跳躍者
----------------------
 さて、時間跳躍にもいろいろあるとは思いますが、今回の時間跳躍が「過去
を変化させる事によって未来を変化させる」なので、「自分のいた時代とは関
係の無い過去への跳躍」は考えない事にします。


 時間跳躍は、異能であるため、結界を超える事すら出来ません。(「透過」
を併用すれば別ですが……)
 更に、住人でしか解決できない「災厄」に至っては、「結界」とはまた違っ
た次元の能力です。当然、普通の異能だけでは干渉する事は出来ません。
 例外が、終末の住人で、「結界の透過」の能力を通じて、異能を災厄に使用
する事ができます。ただし、この際、「狩人」には「災厄」を認識、自覚でき
ないので、災厄に対して干渉する事が出来ないと思われます。
 従って、結論は

 ・普通の異能者や「狩人」では災厄を超えられない。「住人」であれば可能
 性はある。

 となります。

 さて、次に、「透過」能力を持った「時間跳躍」者なら、今の1999年に
来れるか……という問題ですが……。

 ・物語の舞台が最後の1999年なら可能である。

 となります。
 時間のループが無くなり、通常に戻った世界は、通常通り

1998年−1999年−2000年

 という流れを取り戻します。この際の1999年は、「最後の1999年」
であるため、それ以前の「1999年」は、「上書き」されてしまい、存在し
なくなってしまいます。
 従って、ループの外からの「時間跳躍」は、「最後の1999年」であるな
ら可能なはずです。
 逆に言うなら、「時間跳躍者が来た1999年」は、「最後の1999年」
である事になります。


 ループの中での時間跳躍は?

 ・住人であれば以前の1999年にも戻れる

 ループしている最中は、時間の流れがとどまっていますが、毎回上書きされ
るわけではありません。

98年−99年(1)−99年(2)−99年(3)

 住人だけは、このように認識する事が出来ます。住人以外の人は違和感を覚
えないだけで、実際には記憶は残ります。
 「去年の事」として以前の1999年を思い出せますが、「98年なのか?」
の問いには、「去年=98年」の構図より、「そうだ」と答えます。

 よって、1998年に戻るには時間跳躍能力者であれば誰でも可能です。1999年のどこかに戻る場合は、認識していない住人以外は不可能です。住人であれば、認識しているので戻る事が出来ます。


ゲーム面からの時間跳躍者
------------------------
 ゲーム的な面から、そのようなPCが使用可能かどうかを検討します。

 ・条件付きで可能である。

 です。
 条件とは……。
・「災厄」の解決方法を知らない
・過去に戻って行動しない
・未来の記憶が実際とは違う可能性がある
・セッションで語られた「事実」を変える事は出来ない

 くらいでしょうか?語り部のルールは、「その技能によって結果的に出来る
事」を技能値判定できるので、「時間跳躍」技能を使用して、攻撃、防御、情
報収集などを行うのは構いませんが、セッション中の時間を逆行させて、別の
PCの行動を無かった事にしたり、矛盾が出てくるようになったりはするのは
不許可です。


数値としての時間跳躍
--------------------
 さて、実際に災厄を抜けて時間跳躍するにはどれほどの数値が必要か?
 という事ですが、これは、

・災厄を破壊するくらいの強制力が必要

 です。セッションで準備をしまくって、十数人の住人達が力を合わせてやっ
との事で解決できる問題である「災厄」を、一人で解決するのにはそれ以上の
技能値が必要になってくるわけです。


常磐由香利さんの場合
====================
 で、実際に常磐由香利さんならかのうか否か……ですが。
条件として、
・1998年に飛んできた
・未来の記憶が戻る事はない
・もう未来にもどる事はない
・過去に自分が跳躍してきた
・「住人」でないなら、過去に行って戻ってくる事は出来ない

 であるなら、問題ない様な気がします。常磐由香利さんは、未来から199
8年に跳躍してきた人という設定です。これならば、災厄を超える必要はなく、
普通の「時間跳躍」技能で可能です。
 「・未来の記憶が戻る事はない」は、ゲーム的に制御しきれないための制限
で、特に設定はありません。理由は何でも構いません。PCの異能者の中に、
「記憶探査」を持つものも出てくる可能性があるため、記憶の奥底にも無く、
破壊されているとするのが無難だと思います。
 「・もう未来に戻る事が無い」も、ゲーム的な制限です。未来に戻って瞬間
に存在そのものが消滅してしまうので、その時点でPCはセッションを続ける
事が出来ません。
 「・過去に自分が跳躍してきた」は、数値的な問題で、技能値15では世界
全てを未来に動かすのは不可能だと思いますので、自分一人が過去へやってく
る方が簡単だと思います。どうしても現在の自分と同居したくないならば、
「精神(記憶)だけ時間跳躍して自分に取り付いた」とか、「この時代の自分
が未来からの跳躍者だと疑似記憶を作り上げ、同時に肉体を成長させただけ」
とかで、何とかごまかしてください(笑)
 「・「住人」でないなら、過去に行って戻ってくる事は出来ない」は、情報
収集等で、1年以上時間を跳躍する場合は、この時代に戻ってくる事は出来な
い……ということです。「数秒前」程度なら、「災厄」の影響を受けないので、
跳躍が可能です。

 どうしても、世界や他のPCと公平であろうとするなら、これくらいの制限
をつけていただかないとなりません。PCを超越するものは、同じPCであっ
てはならないと思っています。

#そういう意味で、「月島直人」は、後援者がいるにもかかわらず、ほとんど
何も知りません(笑)(それでもNPCの方が良いと思っているくらいです)

 うまい事、折衷案が見つかると良いのですが……。


時間系能力と災厄
================
 過去への影響力の場合、先ほどの例にしたがって解釈していただけると助か
ります。
 未来の場合は、少し特殊です。便宜上、時間が戻るタイミングは年代わりと
します。従って、未来予知などで2000年に干渉したければ、「災厄」の防
御壁を貫いてください。(一人では不可能……と言っています(笑))
 そうでない場合は、「ループする予定の1999年」に干渉する事になりま
す。
 住人の場合は、前者のみか、切り替えが可能とすれば良いと思います。それ
以外の異能者、狩人は、自動的に後者となります。
 年代わりにかからない場合には、この条件には当てはまりません。

 イメージは、1999年の最後に『どこでもドア』があり、知らず知らずに
くぐって振り出しに戻ってる……と。
 そのドアをくぐった事を感知できるのが「住人」で、歩いている先を見通す
のが「未来予知」です。住人だけは、やろうとすればドアの中ではなく、枠の
外から先を見通す事が出来るのです。
 歩いた道はかつて自分が歩いた道ではありますが、環境も若干変化していま
すし、必ずしも同じ道を行くとは限りません。また、道の途中で倒れた人に道
を再び歩いても出会うことはありません。一瞬だけ、倒れている側を通りすぎ
る事は出来ますが……。


 こんな所です。まあ、面倒くさいので、時間系の異能にはしないでもらった
方が、考えなくて単純に出来ると思います。

 ちなみに、今回あえて目をつぶったタイムパラドクスの問題は、WPでなく
ても時間跳躍系の設定には付きまとう問題だと思います。
 WPではこれ以上難しい事を設定したくないので、とりあえずは無視します。
 「未来からの使者」でさえ、「意志の力で急激に成長し、未来の記憶を先取
りした現代の人」とするのが無難のような気がします。(まあ、前世転生戦士
の逆バージョンですね(笑))


というわけで、考えてみました。いかがでしょうか?
(意見が無ければ設定の一つとして採用します)

では……また。

       {
〔-------------}〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\
〔-------------}〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/
       { 
        Email  so_do@trpg.net
        name   k.ohtsuka
                     :     
 /--------------------------------------:∨∨∨∨∨∨∨)
/========================================:∧∧∧∧∧∧∧)
                     :
    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage