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Date: Tue, 4 May 1999 11:29:40 +0900
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12847] [HA06] EP: そして始まりの春(続き)
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199905040229.LAA11453@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12847
99年05月04日:11時29分38秒
Sub:[HA06] EP: そして始まりの春(続き):
From:ごんべ
(Re: [KATARIBE 12607])
こんにちは。ごんべです。
ちと時間が空きましたんで、同僚の目を盗んで(^^;EPをば。
「あなたならどうする:今年の春の情景編」堀川祐司分の続きです。
完全日常EPです。(^^;
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[HA06] EP: そして始まりの春
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(続き)
堀川祐司の場合 - 初日
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祐司 :「おはようございます」
教授秘書 :「おはようございます(ぺこ)」
朝の研究室には誰もいない。冷え冷えとした廊下と室内が余計に暗く感じる。
祐司 :「うーむ……なんか悔しいなぁ」
大丈夫、お前の方が正しい。>祐司
それが証拠に、教務や事務や秘書といった人々は、ちゃんと朝一番から出勤
している。
荷物を置き、ある程度準備しておいた(時間割は変わったが、一応丸1年間
教鞭を執ってきている)授業の用意を持って、廊下に出る。
と、誰かに廊下の向こうから声をかけられた。
誰か :「あー、堀川さんだ。おはようございます」
祐司 :「……あぁ、どうも。おはよう」
隣の学科の知り合いである。祐司より一年遅れで今年から助手になったはず。
ということは……。
祐司 :「そっちも授業があるの?」
隣の助手 :「そうです」
祐司 :「あ、やっぱり持たされてるんだ。……一限目?(^^;」
隣の助手 :「ご明察(^_^;」
祐司 :「大変やねぇ(;_;)」
隣の助手 :「(T_T)」
別に、低血圧でなくても朝が辛いと思うのは同じらしい。
何だかんだと励まし合った後、それぞれに講義棟に向かう。
8時45分。早めに着いた講義室には、思いのほか学生が座っていた。
全員一年生のはずで、最初の週、しかも月曜の朝イチともなれば、皆緊張し
た面もちで座っている……かと思えば、皆隣の学友と思い思いにしゃべりなが
ら、リラックスして授業の開始を待っている……ようにも見える。
この中から、6月頃になってもちゃんと座ってくれているのは何人くらいだ
ろうか。……と思いながら、教壇の上で準備をしていると、授業開始のチャイ
ムが鳴った。
ざわめきの止まない室内をぐるりと(極力ゆっくり)一瞥し、意を決してマ
イクに話し始める。
祐司 :「おはようございます。
:この時間は、『考古学各論A』、となっています。
:この講義を履修する人は、終わりの時間の時に、前の私の
:所まで、履修カードを提出して下さい。一応4月いっぱい
:受け付ける、ということになっていますが、忘れないよう
:に、して下さい。
:私は、前期のこの時間、この講義を担当します、堀川祐司
:です。よろしくお願いします。……」
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ここで切ります。
一応祐司の視点で書かれた章なので、ここはこのまま落としてもいいかも。
フラナくんがこの授業に出ている、ということにしてもいいかも知れません。
お好きに利用なさって下さい。m(_ _)m >久志さん
祐司のいる研究室は、一応国史学科の考古学教室、と言うことにしようかな、
と思っています。古代史なのでどうしても考古学・発掘調査学と切り離せない
と思うので。
とすると、フィールドワーク主体になるでしょうか。できれば文献調査で済
ませたい祐司としては、常々「面倒だなぁ」と思いながら、でも知識欲には勝
てずに巡検に行く、と言う感じですね(笑)。
ところで、紅雀院大学の歴史の学科は、「文学部国史学科」でいいんですよ
ね?(^_^; >sfさん
それでは、とりあえずこれにて。
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ごんべ
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