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Date: Sat, 17 Apr 1999 22:34:51 +0900
From: Masaki Yanagida <yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 12651] [HA06]06 での退魔行 (後半「狭間から来たりし者」への提案 )
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9904171334.AA00631@avalanche.gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp>
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どもD16です。
狭間06における退魔組織ということで、Wingsさん、ケイスケさんの
SYSTEMが一行のほうで話されているようでした。
で、あらためて自分及び分身(一十)が狭間06の世界の中で自分の異
能及び退魔作業をどう考えているかについて少し書こうと思ったわけで
す。
本当なら、そのあたりも含めて「明けない夜」で書こうと思っていた
のですが、うまく書けるかどうか解らないのでここでじかに書いてしま
います。もっともこれはD16がこう考えているということで、今まで他の
ところで特に言明してたわけではなく、場合によってはここで改めて修
正されることもあります。
というより、その事も期待してます。
一応アクティブ面子退魔話をよく書く人間として、06における退魔話
のスタンダードを、「自分は」こう考えている。と言った風に考えてく
ださい。
書き手D16としての考え(06でできる退魔話)
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06においての退魔話と言うのは、
「彼岸の存在と此岸の存在の接触が結果として、どちらかにとって不幸
になる時、その接触を何らかの手段で絶つ事により事態の解決を図る」
行動であると考えています。つまり、妖物、魔物を滅することは、あ
くまで手段の一つであり、不幸な事態を収拾する一つの「手段」でしかあ
りません。ここで言う此岸とは「日常」であり、「彼岸」とは「非日常」で
す。そして、
「接触を絶つに当たり、大局的に此岸(日常)の方を優先する」
のを原則として居ます。本来「狭間」とは「日常」と「非日常」の交
錯する「境界」の位置あり、日常と同様に非日常が存在することは構わ
ないはずですが、「非日常」に対し「日常」があまりにももろいため、
「日常」の方を保護するほかないわけです。
少なくとも06における退魔師の仕事は、「来た者をおっ返す」事より
も「こっちの人間があっちに行かないようにする」のがメインではない
でしょうか。
退魔行に伴う武力行使
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上記のように、僕は06にふさわしい退魔行の姿は、「非日常における
行動」ではなく「日常の中における、予災活動」ではないかと考えます。
もしも、不幸にして「あちらから」きてしまった時、他に有効な手段
が取り得ない時、その時には武力制圧を手段として選ぶでしょうが、も
ちろんそれには「リスク」の計算がされていると考えなければならない
でしょう。
もし何らかの組織に属しているなら、応援を頼みたいところですが、
生憎と06の場合(というか語り部において)社会的影響力(動員できる
人員の人数やレベル)も技能値13が上限なので大抵の場合自分達で何と
かしなくてはなりません。
それどころか、回復手段なども技能値13に留まるので、決して武力行
使は有効な手段では有りません。
けれど、やらなければならない時は有ります。
(武力行使が駄目と言うのではなく、リスクを承知した上で行えている
のか?という事です。→自戒を込めて(^^;;)
一十として
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一十は退魔行を次のように考えています。
「世の中には知らなくていい事,知らないほうが幸せにすごせる事は確か
に存在する。しかし、昼と夜の間に黄昏があるように境界領域は確かに
有る。有る以上そこに生きるものはいる。
ならば、少なくとも日常のものが非日常に、非日常のものが日常にさ
まよい出す事は止めねばならない。
なぜなら、狭間に有ることはできても日常の住人たる人は非日常の物
となる事はできないからであり、両者の混合はかならずどちらか,もしく
は双方の破綻を示すだろうからだ」
ですから、当初はゆずと花澄さんの共存に関しても、彼は批判的だっ
たはずです。
(と、ゆーかEP書こうと思ったけど書けなかった)
反省
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じつは、このように物事を考え始めたのはここ一年くらいです。
以前、「日常あるいは夜明けの酒」を書いた時や、「裁きのすべ」の時に
06と言う世界でできる事の限界についてMLで話が出た時などから少しづつ
考えて、ERさんのEP読んだりして。
結局、自分はHA14でハイパー伝奇なキャラを作ったことと、一十の日常
話で満足して
「06でバイオレンス伝奇無理してやる事ないや」って整理ついたんです。
「狭間から来たりし者」について
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とかいいつつ、もとが夢枕なものですから「狭間から来たりし者」にはき
っちり参加表明しました。
何より久しぶりに肉弾系退魔話。
で、どうすればきれいに話まとまるかなんですが……。
無責任を覚悟でいいます。
幾つか規模修正して、技能値13でまとまる話にしませんか?単純にケル
ベロスの技能値下げて、描写を下げて。
もしくはなんとか、舞台を移して日常を破壊しないようにしてから万端
の準備で迎え撃つなり。
または、なんとか別の方法を試みるなり。
今のところ、こいつ(ケル)の正体すらわかっていないんで行動できない
ってのも有ると思います。
だれが、なんのために、なぜ、どのようにして。
それがわかればとりうる手段も有ると思います。
一応意見言明と言うことで、06の雰囲気とも合わせた議論の叩き台にな
ればなって思います。
それじゃ。
柳田真坂樹(Masaki Yanagida)
東京大学農学部森林理水及び砂防研究室
研究生
e-mail:yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp