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Date: Tue, 13 Apr 1999 13:45:33 +0900
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12607] [HA06] EP: 「そして始まりの春」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199904130445.NAA31076@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12607
99年04月13日:13時45分31秒
Sub:[HA06] EP: 「そして始まりの春」:
From:ごんべ
こんにちは、ごんべです。
仕事の合間を縫ってしたためた(^^;エピソードです。
フラナくんご進学の前振り部分です(笑)。
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HA06 EP: そして始まりの春
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堀川祐司の場合 - 朝
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春はあけぼの。
SE :ジリジリジリ……
……と言うにはほど遠い時間。
すっかり明るくなっている部屋の寝床の中で、堀川祐司はわずかに身じろぎ
した。
祐司 :「…………あー……くそ…………
:……いかんいかん、今日は授業開始か……」
あれは3月後半のまだ寒い頃のこと。
某助教授 :「堀川君、4月からの前期課程の時間割だけど」
祐司 :「はい」
某助教授 :「君、月曜の1コマ目だから」
祐司 :「……はぁ?!」
『紅雀院大学文学部国史学科 1年前期課程
月曜第1限 「考古学各論A」 講師:堀川祐司 単位:専門科目2』
祐司 :「あの助教授はぁ……1年つきあってりゃ、人が低血圧か
:朝が弱いかどうかくらいわかるやろうに……」
しかし一番下っ端としては文句は言えない。
とりあえず、十分な睡眠と栄養とカフェインを摂ることが重要である。時間
ぎりぎりまで眠りを蓄えておいてから食堂に下りると、既に食事の用意が出来
ていた。といっても祐司はパンをかじって行くくらいだが。
祐司 :「……おはよぉ」
母 :「おはよう」
伽耶子 :「あらお兄様、おはよー」
父親もそろそろ起きてくるはずだ。……朝に一家団欒が実現する家族という
のは、実は貴重かも知れない。
伽耶子 :「今日はお早いのね☆」
気取った口調だが、この娘は10歳離れた兄のことを友人だと思っているの
で、単なるギャグのつもりに過ぎない。
祐司 :「……今日から授業やし (-.-;)」
伽耶子 :「え?……(わかってない)……あ、そうか。
:教える方やったっけ(^^;」
祐司 :「……(苦笑)」
伽耶子 :「授業、聞きに行ったげよっか?」
祐司 :「来てもいいけど、単位は出ないぞ」
伽耶子 :「わかってますって(^^;」
祐司 :「…………ごちそうさま。じゃ、行ってきます」
伽耶子 :「いってらっしゃーい」
駐車場は遠いし、阪奈道路は(第2阪奈も)朝は混雑する。さっさと吹利へ
の山越えはしてしまわないと、初日から教官が遅刻では、シャレにならない。
とは言え、こんなに早く家を出る生活を再び送ることになるとは……まぁ、
社会人というのは本来そういうものらしいから、しょうがない。
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ここで切ります。ただの導入ですね。
この後、紅雀院大学の新学期の光景につなげればいいなぁ、と。
フラナくん、お出ましをお待ちしております。>久志さん
その他のキャラの皆さんの分も、「あなたならどうする:今年の春の情景編」
をお待ちしております。(^_^) 日常DBの話も走っていましたし、書いてみ
て最終的にオムニバスのようにいろいろ出揃うと、面白いんじゃないかと思い
ます。
題名: 「そして始まりの春」(仮)
主題: あなたならどうする:今年の春の情景編
対象: この春、新生活を開始したキャラクターと、その関係者
条件: 新生活の様子を描写する。主題となるキャラ(と関係者)ごとに
1パートとしてまとめ、それぞれに進行・展開する。
終了: 新生活ならではの苦労・変化・出会いなどが描写できたら、各パー
トごとに終了。全パートが終了もしくは収束したら、EPも終了。
導入: 堀川祐司(紅雀院大学文学部国史学科)の場合については、この
メール。あとは任意。
では、今日はこれにて。
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ごんべ
gombe@osk3.3web.ne.jp