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Date: Mon, 12 Apr 1999 14:29:18 +0900
From: ソード <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12589] [HA06]:EP: 『過去無き魂』ラストシーン
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199904120529.OAA05478@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12589
99年04月12日:14時29分16秒
Sub:[HA06]:EP:『過去無き魂』ラストシーン:
From:ソード
こんにちは、ソードです。
最後のシーンです。
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朝、グリーングラス
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ユラ :「ふう」
店の花を整理しながら、ユラは息をつく。
瑞鶴から電話をもらってすぐに開いている部屋を整理し、ようやく通常の仕
事に戻ることが出来た。
今日から、居候が一人増える。鳥から警告を聞いた、得体の知れない娘。彼
女は記憶を失っており、身寄りも無い。組織に狙われている可能性すらある。
危険な娘だ。
マヤ :「苦労と、責任を背負い込むのか?」
と、問われた。危険な娘である。しかし、それより危険なのは彼女の心、考
え方。
彼女を守る……などというつもりはない。が、自分と共に住むのが、自分に
とってもっとも安心すると判断したのだ。
美都 :「こんにちは−」
店先で声がする。目を移すと、瑞鶴の店長と猫を伴っている。もって来た荷
物は何も無い。
ユラ :「いらっしゃい。グリーングラスへようこそ」
最高の笑顔で迎えてやる。先の事の不安を振り払うように。
美都 :「はい。布施美都です。これからよろしくお願いします」
彼女も、春の朝日を受け、最高の笑顔で答えた。
完
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以上のシーンをもって、EP「過去無き魂」を終了したいと思います。
最後の最後まで他人のモノローグを勝手に書いておりますので、勇魚さん、
修正お願いします。
修正が終わったところで、決定版をまとめて流したいと思いますので、よろ
しくお願いします。