[KATARIBE 12538] Re: [HA06]:EP: 「過去無き魂」第２幕

Date: Wed, 07 Apr 1999 23:27:02 +0900
From: ソード <so_do@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 12538] Re: [HA06]:EP: 「過去無き魂」第２幕
To: kataribe-ml@trpg.net
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In-Reply-To: Your message of "Wed, 7 Apr 1999 18:02:20 +0900"        <199904070902.SAA17660@www.mahoroba.ne.jp>
References: <199904070902.SAA17660@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12538

Wed, 7 Apr 1999 18:02:20 +0900
Sub:[KATARIBE 12533] Re: [HA06]:EP: 「過去無き魂」第２幕
From:勇魚  <furutani@mahoroba.ne.jp>

こんにちは。ソード です。

　勇魚さんのと現状のをマージしてみました。
　結果、いろいろなところで台詞を追加する……という形にしかできませんでした。
　残念ながら、削らなければならないフレーズもありました。
　申し訳ありません。

　これで、
>・ユラさん登場シーンの後半のやり取り（玄関から居間まで）
>・美都が起きる前の居間の会話（ユラさんに事前説明があるはず）
>・紫苑さんの説明の挿入
>・美都が居間にいる間の会話修正
>・美都が寝てから、ユラさんが帰るまで
>・英一さんの美都を渡した後
>・次の日、美都、グリーングラスへ

　のうち、残っているのは
・次の日、美都、グリーングラスへ

だけとなりました。ただ、追加で

・居間での事情説明時の美都の考えへの反応

が追加してます（笑）

*******************************

＝＝　シーン修正。ユラさん瑞鶴到着　＝＝

>　ユラ　　　　　：「わけありの、怪我人さんでしょう？街路樹が、噂してま
>　　　　　　　　：した。でしゃばりになるかと思ったけれど…知った以上放っ
>　　　　　　　　：てもおけないじゃないですか」
>
>　一気にいって、ユラは息をついた。
>
>　ユラ　　　　　：「花澄さん」
>　花澄　　　　　：「…でも」

　ユラ　　　　　：「訳ありの、怪我人さん。…植え込みからの伝言、鳥が持っ
　　　　　　　　：てきました。たった今、大至急、ってね。連中がそこまで
　　　　　　　　：するんだから…何もなかったなんて、おっしゃいませんよ
　　　　　　　　：ね？」

　一気にいって、ユラは息をついた。

　花澄　　　　　：「ユラさん…でも、それは…」
　ユラ　　　　　：「花澄さん」

　空気が、急変した。
　双方、しん、とした表情で互いを見交わす。睨み合うよりも緊迫した、静謐
の戦い。
　先にユラが口を開いた。

>　ユラ　　　　　：「…お願い。力にならせてください」
　ユラ　　　　　：「あたしは、大丈夫よ。何を見ても、何を聞かされても」

　だから、このままここから出て行くつもりはない、と。
　き、と唇の両端が釣り上がる。挑むような、笑い。
　およそグリーングラスの穏やかな店番の娘には不似合いな。

>　花澄　　　　　：「…ユラさん…」
>　ユラ　　　　　：「言ったでしょう街路樹から聞いたって。状況は知ってるっ
>　　　　　　　　：て。それで見てみぬふりをしろと？」

　花澄　　　　　：「…ユラさん…」
　ユラ　　　　　：「状況は知ってるって。それで見てみぬふりをしろと？」

（中略）

>　花澄　　　　　：「……どうぞ。こっちへ」


＝＝　シーン追加。ユラさんがきてから、美都が起きるまで　＝＝

寝所
----

　額に汗して寝ている美都の傍らに、花澄、ユラがいる。紫苑は猫の姿になり、
部屋の隅で様子をうかがっている。

　美都　　　　　：「ん……」

　微熱でうなされながらも眠りつづける美都。その彼女の胸をはだけさせ、ユ
ラは診察を行う。

　ユラ　　　　　：「…これだけ？」
　花澄　　　　　：「ええ、外傷はほとんどないでしょ？」
　ユラ　　　　　：「どうして……」

　その問いに、花澄は紫苑のほうを見る。

　紫苑　　　　　：「……にぃ（彼女にも告げないほうが得策でしょう）」
　　　　　　　　：（首を振る）
　花澄　　　　　：「さあ……理由までは……」

　視線をユラに戻して言葉を濁す。
　花澄がそう告げると、ユラはあっさりとうなづいた。

　ユラ　　　　　：「そう、いろいろあるわけ…ね」

　ユラは、しばらく触診してから美都の服をただす。

　花澄　　　　　：「どうですか？」
　ユラ　　　　　：「まあ……起きるのを待ちましょう」


＝＝　居間に美都が起きてくるシーン　＝＝

>居間
>----

（中略）

>　ユラ　　　　　：「小滝ユラです。よろしくね、美都さん」
>　美都　　　　　：「はい。……すみません、私のせいで……」
>　花澄　　　　　：「（苦笑）じゃあ、お茶でも入れますか。聞きたいことも
>　　　　　　　　：あるし」
>　ユラ　　　　　：「……美都さん、ちょっと良いかしら？」（美都の額に手
>　　　　　　　　：を当てる）
>　美都　　　　　：「あ……」
>　ユラ　　　　　：「熱……あるわね。ちょっと待ってて」（立ち上がって台
>　　　　　　　　：所へ）

　ユラ　　　　　：「ユラ、小滝ユラといいます。よろしくね、美都さん」
　美都　　　　　：「どういう……方なんですか？」
　ユラ　　　　　：「この近くのハーブショップの雇われ店主で、植物療法士
　　　　　　　　：……ま、医者まがいね。腕は、いいわ。安心して」
　美都　　　　　：「あ、お医者さんですか。すみません。私のせいで……」
　花澄　　　　　：「（苦笑）じゃあ、お茶でも入れますか。聞きたいことも
　　　　　　　　：あるし」
　ユラ　　　　　：「……美都さん、ちょっと良いかしら？」（美都の額に手
　　　　　　　　：を当てる）
　美都　　　　　：「あ、はい」（目をつぶる）
　ユラ　　　　　：「熱……まだあるわね。ちょっと待ってて」（立ち上がっ
　　　　　　　　：て台所へ）

（中略）
>　美都　　　　　：「あ、私、記憶喪失みたいなんですよ。布施美都って言う
>　　　　　　　　：のが、自分の名前だって事はなんとなく覚えているんです
>　　　　　　　　：けどね」
>　ユラ　　　　　：「え……そう」
　美都　　　　　：「あ、私、記憶喪失みたいなんですよ。布施美都って言う
　　　　　　　　：のが、自分の名前だって事はなんとなく覚えているんです
　　　　　　　　：けどね」
　ユラ　　　　　：「そう。じゃあ、身寄りは」
　美都　　　　　：「ありません。今夜は、花澄さんに拾ってもらって助かっ
　　　　　　　　：ちゃった」
　ユラ　　　　　：「花澄さんがいなかったら、どうするつもりだったの？」
　美都　　　　　：「一晩付き合ってくれるって男の人達がいたんです。その
　　　　　　　　：人達は私の身体目当てだったみたいですけど……」
　
（中略。もう一悶着有りそうな展開になってしまいました。反応を待ちます）

>　美都　　　　　：「私を狙った人って、どうなったんですか？」

（中略）

>　英一　　　　　：「これから……どうしたい？」
>　美都　　　　　：「あ、おいとまします。……って言いたいんですけど、ど
>　　　　　　　　：うもまだ本調子じゃないみたいなんです。もう少し寝かせ
>　　　　　　　　：てもらってからでも良いですか？」

　美都　　　　　：「どうしたい……って」
　ユラ　　　　　：「私のところなら、ここよりは安全だわ」
　花澄　　　　　：「…どうして」
　ユラ　　　　　：「…庭が」

　ユラがひとこと頼めば、グリーングラスの庭は天然の罠の宝庫に変わり、緑
の防護陣ともなる。

　花澄　　　　　：「でも、私たちだって…」

　言いかけて、花澄は口篭もった。
　四大の加護、春の守りは花澄のためのもの。花澄がどんなに望んだとて、彼
女の手を離れたものを守るわけではないのだ、と。

しかし。

　ユラ　　　　　：「あとは貴方の…美都さんの決めること。うちには部屋も
　　　　　　　　：空いているし、来てくれてもかまわないの。…ただ、店番
　　　　　　　　：手伝ってもらうことくらいはあるかもしれないけれど。い
　　　　　　　　：つでもいいわ。気が向いたら、尋ねてきて」

　一気に言う。美都は、黙ってそれを聞いていた。

　美都　　　　　：「……いずれにしても、まだ身体のほうが本調子じゃない
　　　　　　　　：みたいなんです。もう少し寝かせてもらってからでも良い
　　　　　　　　：ですか？」

>　花澄　　　　　：「それは勿論……あの」

（中略）

>　美都　　　　　：「じゃあ、お先に失礼します」（先ほどの部屋に戻って行
>　　　　　　　　：く）

　美都　　　　　：「じゃあ、お先に失礼します」（部屋に戻って行く）

　美都が出ていってから、しばらく沈黙が流れる。と、ユラは小さくため息を
ついた。

　ユラ　　　　　： 「花澄さん、勝手なことばかり言って…申し訳ありません
　　　　　　　　：でした」

　あ、もとの、ユラさんだ、と花澄はなんとなし、思った。
　先ほどまでは、いつもと違う雰囲気だった。いまは、元に戻っている。

　ユラ　　　　　：「いろいろ……言い訳はあるのですけれど……それはまた
　　　　　　　　：いずれ」

　何かあったら、すぐ呼んでくださいね、と言い置いて、ユラは立ち上がった。
　玄関まで、花澄が見送りにでる。

　ユラ　　　　　：「じゃあ、連絡待ってますね」
　花澄　　　　　：「はい……気をつけて帰ってください」
　ユラ　　　　　：「はい。それじゃ」

　ユラは、そのままきびすを返して瑞鶴を後にする。花澄はぱたん、と玄関の
扉を閉めた。

***********************

　ということです。で、修正した居間での事情説明のシーンですが、美都が身
体を大切にしていない事を少し匂わせています。
　考えてみたら、その後の夜中での、

>　英一　　　　　：「…………自分をもう少し、大切にせいというに（苦笑）」

　は、「大切にしなさい」なんていわれてなかったりして……（汗）（本体は
話し合っているうちに済んだ事として処理してしまってたんですね）
　と、言うわけで、少し女性２人と英一さんの反応を待とうかな……とおもい
ます。

　E.Rさん、勇魚さん、お忙しい中、申し訳ありませんが、反応よろしくお願い
します。

参考までに、美都の反応
　美都は、怒られたり諭されたりしたとき、最初はその事を理解できません。
自分の中でそういう倫理観が育っていないのです。
　で、すぐに、「人間とはそういう物なのか」と理解して、考えを改めます。
（完全に改まるわけではないですが……）
　基本的に他人の言うことは素直に信じるので、真剣に説得してくだされば、
すぐに理解するとおもいます。

というところで、よろしくお願いします。

では……また。



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