[KATARIBE 12511] [HA06]EP 「大河倒れる」

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Date: Tue, 6 Apr 1999 14:34:19 +0900
From: タイガ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12511] [HA06]EP 「大河倒れる」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199904060534.OAA03050@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12511

99年04月06日:14時34分17秒
Sub:[HA06]EP「大河倒れる」:
From:タイガ
ども、タイガです。

大分時間が経ってしまいましたが、前に一行で上がった、
大河が瑞鶴で倒れるという話です。
ま、そんな大袈裟な事じゃないですけどね(^^;;;


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「大河倒れる」
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1999年4月4日(日)
大河はいつものように本屋巡りをしていた。

 大河		:「お、新刊が出てるな」
 花澄		:(立ち読みはしないで欲しいんだけどな……)

平積みされている新刊の一冊を取って読み出す大河。

 大河		:(ん……?)

数ページほど読んだだろうか。
大河の視界に無数の光る点のようなものが見え始める。

 大河		:(あ、やばい)

それは前にも一度見た事があった。

 大河		;(早く帰らなきゃ……)
 SE		:「ばさっ」
 花澄		:「あっ(--)
		(乱暴な……注意しなきゃ)」

当然といえば当然な感想を抱く花澄。
だが。

 大河		:(うああ……)

光の点は数を増していき、光の無い所は黒くなっていく。
当然視界はどんどん遮られていく。

 大河		:(むぅ。何も見えない……)

視界が完全に覆われた直後、今度は
光が無くなり視界が真っ暗になる。

 大河		:(顔が冷てぇ
		:……多分、顔面蒼白なんだろうな)

なんとなく間の抜けた事を考えながら、外に行こうと向きを変える。
体のバランスが上手く取れず、動きが大きくなってしまう。

 大河		:(あ……)

唐突に後ろ頭を吸い込まれるような錯覚を覚え……。

 SE		:「どたっ(倒れる音)
		:ごつっ(後頭部が床に当たった音)
		:ばさっ(手が当たって、本が落ちた音)」
 花澄		:「……だ、大丈夫ですか?」

あわてて声をかけるが返事が無い。

 花澄		:「大丈夫なの?」
 四大		:『もう目覚める』

即座に変える答。
確かに、微かな身じろぎをして目を開ける。

 花澄		:「大丈夫ですか?」
 大河		:「……大丈夫、です」

身を起こし、うなだれて座り込む。
しばらくその体勢で動かない。
それは疲れ切ってへたり込んでいるだけのようにも見えた。
と、床に落ちた本を拾い棚に戻し出す。
完全に戻し終えると立ち上がって、そのままフラフラとした
足取りで帰ってしまった。

 花澄		:「…………(--)
		:(なにか一言くらい言って行きなさいよ)」
憤る花澄。
まあ当然の権利だろう。

翌日
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日もとっぷりと暮れてだいぶ経った時刻。

 大河		:「こんばんは」
 花澄		:「あ、昨日の……」
 大河		:「昨日はどうもお騒がせしてすみませんでした」

そういって軽く頭を下げる。

 花澄		:「もう大丈夫なんですか?」
 大河		:「ええ、もう全然(笑)」
 花澄		:「そうですか(笑)」
 大河		:「え〜と、これとこれを下さい」
 花澄		:「はい(袋に入れようとする)」
 大河		:「あ、袋とかカバーは要らないです」
 花澄		:「あ、そうですか?
		:じゃ、このままで」
 大河		:「はい」
 花澄		:「ありがとうございました(笑)」
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と、こんな感じでしょうか。

口調の修正とかお願いします>E.Rさん

ちなみに、ほとんど実話です(^^;;
一日寝たら治ったし、病院行かなかったので原因は今もって不明です。





    

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