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Date: Thu, 1 Apr 1999 17:12:20 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12478] Re:HA06:EP: 「過去無き魂」まとめ
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199904010812.RAA28503@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12478
99年04月01日:17時12分16秒
Sub:Re:HA06:EP:「過去無き魂」まとめ:
From:E.R
こんにちは、E.Rです。
ソードさん、こんにちは。
#まとめ、ありがとうございます。
ええと、「瑞鶴裏」から以降、少しずつ。
ユラさんとのやり取りまで。
******************************************
>瑞鶴裏
>------
>
街灯が、周囲の闇をぼやりと払う中。
> 男は空気の壁に阻まれ動けないで居た。
> 男の前まで来ると、紫苑は猫から、先ほどの男性の身体に変化する。
>瑞鶴、居間
>----------
表のシャッターは半分降りている。
硝子戸には、「事情により臨時休業」と書いたビラが張り付けてあるのが、頼りない街灯の光で
かろうじて見えているばかりである。
裏手の騒ぎは、先程収まったばかりである。
風が、強い。
シャッターの鳴る音が、時折居間まで聞こえてくる。
>
> そこにいるのは、紫苑と英一のみ。花澄は台所で料理と茶の準備をしている。
> 美都は、隣の部屋に寝かされていた。
******
えーと、時間的な描写、幾つか付け加えます。
というか……「夜なんだ」と、一文ずつ(笑)
******
(中略)
> 二人のやり取りを台所で聞きながら、お茶を立てる花澄。
二人のやり取りを台所で聞きながら、お茶を入れる花澄。
*********
で、以降暫く、やはりユラさんには、お店側から来ていただきます。
というか……多分、ユラさん、店からしか来たこと無いんじゃないかなって。
(あれですね、玄関はもう一本路地を奥に入らないとたどり付けない(笑))
***************
> と、花澄はさっきから執拗なノックが続いているのに気が付いた。玄関の方
>である。
と、花澄はさっきから執拗なノックが続いているのに気が付いた。
風の音にまぎれてはいるが、店の硝子戸を誰かが叩き続けている。
> 花澄 :「(警察かしら?)はい……」
> ユラ :「こんばんわ」
>
> 戸を開けた先には、ユラが立っていた。いつもの笑顔は、どこか陰りがあり、
>真剣な目つきをしている。
ガラス戸の向うで、見慣れた顔が笑っていた。
ほうっておくわけにもいかず、戸を開ける。
#ここら辺はユラさんの「洒脱」ですよね。
#まず、笑う。うん。
> 刺客が狙ってくるような事態である。ユラを巻き込むわけにはいかない。何
>か適当に言い繕って…
> ふ、と言い淀んだ瞬間にするりとユラは半身を玄関に滑り込ませていた。
ふ、と言い淀んだ瞬間にするりとユラは半身を店内に滑り込ませていた。
(中略)
> ユラ :「…お願い。力にならせてください」
> 花澄 :「…ユラさん…」
> ユラ :「言ったでしょう街路樹から聞いたって。状況は知ってるっ
> :て。それで見てみぬふりをしろと?」
****** ここから追加です。
花澄 :「………………」
その申し出が、有り難くないわけではない。
しかし正直、対処に困る。
巻き込みたくはない……とはいえ、ユラがおとなしく引っ込む筈も無い。
その程度には、花澄もユラのことを知っている。
ユラ :「怪我人さんは、大丈夫です?」
花澄 :「…………どう?」
視線を逸らし、風に尋ねる。彼女に明かしてよいものかどうか。
答えは、どう、と通りを走る風の音に重なった。
知るものか、と、それは聞こえた。
花澄 :「………(溜息)……へそ曲げてる」
ユラ :「花澄さん?」
仕方が無い。
傷は塞がっているものの、熱が取れない状態である。
自分たちには、打つ手がない。
花澄 :「……どうぞ。ただし」
ユラ :「はい?」
花澄 :「(苦笑)どうなっても責任持てませんって台詞が脅しにならないんだもの、
:ユラさんに言っても」
ユラ :「そりゃ勿論(笑)」
花澄 :「でも、正直……私にもよくわからないんです」
ユラ :「というと?」
花澄 :「四大が、どうも妙に警戒するんですけど、その原因がわからない」
視線を上げ、もう一度口の中で、問う。
何が、危険なのか。
……返事は、無い。
花澄 :「……駄目だわ」
ユラ :「……(苦笑)」
苦笑が、ふいと鋭さを増して。
ユラ :「じゃ、大丈夫。原因を知らなくても花澄さんに害はない、と、四大は
:判断してるってことじゃないですか?」
花澄 :「……多分」
ユラ :「ならば、大丈夫ですよ」
大丈夫だ、という判断は、自分が下す。
それは……やはり自身と共通するもので。
花澄 :「……どうぞ。こっちへ」
****************************
みたいな。
非常に微妙なところですね。
花澄は、四大の警告を聞いています。そして、それにある程度の信頼も置いています。
が、しかし、自分には、その警告の理由がわからない。
どちらに従うべきか……そして、それが自分のみならず、他人を律する場合には。
で、ユラさんを庇うってのが、増上慢であることもわかる。
何より、庇われることのしんどさを、花澄は良く知っているわけで。
……まー、基本として、そんなに優しい人でもないと(爆)>花澄
ではでは。