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Date: Tue, 23 Mar 1999 18:08:49 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12387] Re: [HA06] :EP:「過去無き魂」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199903230908.SAA06309@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 12387
99年03月23日:18時08分42秒
Sub:Re: [HA06] :EP:「過去無き魂」 :
From:E.R
こんにちは、E.Rです。
ソードさん、こんにちは。
「過去無き魂」えーと、瑞鶴風景、多少修正です。
> の行が元の、それが無い下の部分が修正版です。
***************
瑞鶴
====
SE :からからから……(扉の開く音)
花澄 :「ただいま」
扉を開けて、立ち度まる。足元の猫が退くのを見てから中に入る花澄。
> 英一 :「おう、おかえり、ずいぶんと遅かったじゃないか」
> 花澄 :「ごめんなさい。すぐに支度始めるわね」
英一 :「遅かったな。迷ってたか」
花澄 :「(苦笑)まさか」
> 英一 :(後ろの美都に気づいて)「おや、お客さん(ずいぶん汚
> :い子だが……)」
> 花澄 :「ええ、今日、家に泊めるから。布施美都さん」
花澄 :「ええ………それで店長、泊めてあげて(にっこり)」
英一 :「は?」
花澄 :「私のところだと、お布団無いんだもの。ここだと部屋もお布団も
:余ってるでしょ?」
英一 :「…………(思案)で、お前は?」
花澄 :「泊って行きます(笑)…こちら、布施美都さん」
> 美都 :「布施美都っていいます。今夜一晩、お世話になります
> :(ぺこり)」
> 英一 :「やあ、いらっしゃい。まあ、汚いところですが、ゆっく
> :りしてってください」
英一 :「いらっしゃい。汚いところですが、ゆっくりしてってください」
> 美都 :「はい!ありがとうございます」
> 花澄 :(既に奥に入ろうとしている)「こっちよ」
> 美都 :「あ……はーい!」(お辞儀をしてから奥に行く)
>
> 後には、瑞鶴の猫に見下ろされて動けずにいる紫苑が残っていた。
瑞鶴の猫 :(…………お前、何者だい?)
じろり、と、琥珀の目が睨み付ける。
紫苑 :(というと?)
瑞鶴の猫 :(莫迦におしでないよ。お前、同類の姿はしてるが………)
すう、と目を細めて。
瑞鶴の猫 :(あの子の連れかい?)
紫苑 :(というわけではないですが)
瑞鶴の猫 :(ここの連中に、悪意はないだろうね?)
紫苑 :(ありません)
すとん、と返ってきた応えに、猫は暫く黙っていたが、
瑞鶴の猫 :(……では良かろうよ)
で、座り込んだ。
瑞鶴の猫 :(但し、騒ぎは法度と心得な。何の役に立つか知らんが、ここの連中、あたしに
:飯を食わせるくらいの礼儀は心得てるからねえ)
紫苑 :(はあ)
瑞鶴の猫 :(まあいい、お行き)
瑞鶴、台所
==========
奥に入ってはじめて、花澄は肩から袋を下ろした。そのままふすまの陰にそっと袋を置く。
美都に、見えないように。
ぴょい、と少女人形が中から頭を突き出した。
花澄 :「(小声で)御飯作るから……いい子にしててね」
譲羽 :「ぢいっ(こっくり)ぢいぢいっ(花澄、電気つけていい?)」
花澄 :「はいはい(苦笑)」
壁を手で探って、蛍光灯のスイッチをつける。
袋を引きずって、少女人形が隅の座布団の上に陣取る。
それを見届けて、花澄は美都のほうに振り返った。
> 花澄 :「じゃあ、作っちゃうから、先にお風呂に入ってきたら?」
(中略)
> 包丁の音。おおざっぱに、しかし大きさは均等に材料を切ってゆく。隣では、
>大鍋に水が張られ、湯気を立てはじめている。
包丁の音。おおざっぱに、しかし大きさは均等に材料を切ってゆく。
(いや、細かい話なんですが……やはしカレーは、まず具を炒めて、その鍋で煮るのがうまひっ)
(中略)
> 2方向から、足音が聞こえる。一つは店の方から歩いてくる。もう一つは風
>呂場からの小走りの音だ。
>
> 英一 :「ふう……花澄、今日は何だ?」
英一 :「花澄、それで頼んどいた奴買って来たか?」
(瑞鶴の閉店時間は10時です。故にまだ店長は食事を食べられません)
> 美都 :「花澄さん。この服着ちゃっても良いんですね?」
(中略)
>
> 英一 :「えー、あー、花澄」
> 花澄 :「もう良いわよ。私は服着てるから」(絶対零度)
> 英一 :「(怒っとるのか?)……」(椅子に座る)
英一 :「…………そか」
> 花澄 :「……はぁぁぁぁ(溜息)」
>
> 再び、下拵えを再開する花澄。カレーが出来るには、後もう少しかかるだろ
>う。
>
***********
えーと、花澄は基本として瑞鶴に住んでいませんし、普通はこの時間帯、まだ
食事は作りません。
ただこの場合、美都さんのために先に食事を作る……と、兄妹暗黙の了解がある、と。
あと、瑞鶴の猫ですが、まあ、紫苑さんに悪意、敵意の類がない場合、案外あっさり
通すかと思います。
…………しかし(汗)
>・英一さんが気に入って囲う(爆)
…………………………をひ(汗)
そんな甲斐性があるんなら、30を過ぎて幾年、一人でいるもんかいっ(爆)
ではでは。