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Date: Fri, 19 Mar 1999 23:14:29 +0900
From: Wings <wings@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 12347] Ep: 「狭間より来たりし者」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <36F25BC4.A5BD61B0@trpg.net>
References: <19990312045815.9627.rocketmail@localhost.yahoo.co.jp> <36E9491937A.EB49SHIVA@mail.multi.gr.jp>
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ども、Wingsです。
ずいぶん間が空いてしまいましたが、
「狭間より来たりし者」の続きです。
ハリ=ハラさんが書いたところから続けます。
shiva@imasy.or.jp wrote:
> ……ドサッ…
>
> 前野 :「ふぅっ」
>
> 飛び掛かって来た一頭が地面に降り立つと、そのまま力無く崩れる。
> 残る二頭も、何かを振り払うように身を震わせる。
>
> 前野 :「本格的に来るぞ、気ぃ入れな!」
>
> ****************************************
◯すべてを見守りし者
-----------------
同日、21:12、兼澤家の住んでいるマンションの一室
京 :(FF8をやっている)
SE :ぴーん、ぴーん、ぴーん・・・・・。
京 :「ん?」
SE :ぴーん、ぴーん、ぴーん・・・・・。
京 :「クロトさん?なに、こんな時間に?」
クロト :「ごめんなさい。でも、召集があったものだから」
京 :「召集?あ、それで帰ってきてないの?」
クロト :「いえ、圭人が帰ってきてないのはそのせいじゃないわ」
京 :「・・・ってことは・・・またゲーセン?全く・・・・・これだ
から・・・・・」
クロト :「・・・・・じゃあ、状況を説明するわね」
(状況説明中)
京 :「なるほどね。じゃあ、吹利公園の『ビジョン』を出せばいいわ
け?」
クロト :「ええ。後、そのあたりの霊体レーダーも出しておいて」
京 :「OK。じゃ、行くよ」
京の脳裏に、地球の映像が浮かぶ。
そして、それはだんだんと下降していった。
アジア近辺・・・日本・・・近畿・・・吹利県・・・吹利市・・・そして・・・。
京 :「これでよしっと。レーダーは横に出しとくよ。・・・・・とこ
ろで、クロトさん」
クロト :「はい?」
京 :「・・・・・何でそんなところにいるの?」
クロト :「え・・・・・あ、あはははは・・・・・(汗)」
ごまかし笑いをするクロト。さて、このとき、彼女と圭人がどこにいたのかという
と・・・。
◯天空から・・・・・
--------------
圭人:「なあ、クロト」
クロト:「はい?」
圭人:「俺たちは、時田の馬鹿から召集くらって、吹利公園に行くことになった。
そこまではいいな?」
クロト:「はい」
圭人:「それで、俺は紋章魔術を使って、吹利公園に行こうとした。これもいい
な?」
クロト:「(汗)・・・・・はい」
圭人:「それでだ。何で俺たちはこんなところにいるんだ?」
彼らの目の前には、一面の霧がかかっている。
それは、すさまじいスピードで上に上がっていく。
クロト:「それは・・・・・(大汗)」
圭人:「もう一度聞くぞ、クロト。何で俺たちは・・・」
突然、霧が晴れた。
彼らの眼下には、吹利市の町並み、そして、吹利公園がある。
圭人:「こんなところにいるんだっ!!?」
クロト:「・・・・・た、たぶん、ヘルメスのちょっとした茶目っ気かなーなん
て・・・」
圭人:「こんな茶目っ気があるかあああああっ!!!」
クロト:「・・・・・ご、ごめんなさーい!わたしが悪うございましたー!!」
圭人:「わかればいい。さてと。とりあえず、この状況を何とかしないとな」
こうしている間にも、彼らの体は自由落下を続けている。
地上まで、後500mといったところ。
圭人:「古きギリシャの神、天空を統べし者よ。汝が力を我がもとへ」
圭人が紋章を刻む。
圭人:「我に翼を与えよ。ウラヌス」
突然自由落下が止まった。
そして、彼らは、ゆっくりと下に降りはじめた。
圭人:「京の映像の方は来てるな?」
クロト:「(気を取り直した)はい」
圭人:「よし、つないでくれ」
圭人の脳裏に、京の『ビジョン』が浮かぶ。
クロトの能力で、『ビジョン』を圭人に転送しているのだ。
圭人:「霊体の反応は9,うち人間は5・・・・・ん?これは・・・結界?」
クロト:「かなり強力な物ですね。私たちに影響はないけど・・・いったい誰
が?」
圭人:「召還した奴がはっといたか・・・同業者だな」
クロト:「・・・どうします?」
圭人:「決まってるだろ」
そういうと、圭人はにやりと笑った。
圭人:「まずは目標をぶっつぶす。ほかの連中はその後だ・・・」
そして、彼は紋章を刻み始めた。
圭人:「・・・・・ミノスの槍よ!」
その声とともに、彼の右手に、光の槍が現れる。
そして、京の『ビジョン』が、一匹の黒い犬を捕らえた。
圭人:「いっけえー!」
そのかけ声と同時に、光の槍が放たれた。
◯合流・弐
---------
話は少しさかのぼる。
同日、21:10、吹利公園中央広場。
****************************************
と、こんなところで切ります。
時間的には、ハリ=ハラさんが書いたやつから、ちょっとたったあたりですね。
戦って、ちょっと苦戦(・・・・・するのか?)したあたりで、光の槍がくるって
事で。
ちなみに、「ミノスの槍」は、ギリシャ神話に登場する、「必ず的に当たる槍」で
す。
セットのアイテムで「獲物を必ず捕まえる猟犬ライラプス」というのもあります。
後、犬連中のデータは、
特徴
牙:2 地獄の業火:3
技能
かみつき:13 火炎弾:13 自律:9 すばやさ:12
ってところです。行動パターンは前に1行で書いたとおり。
ハリ=ハラさん、タイガさん、D16さん、御滝。(・・・結構な人数だ)
続きよろしく。できれば◯合流・弐 で全員合流するのがいいかと。
果たして犬の正体は?お楽しみに!
それでは・・・Wingsでした。
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「黄の八弦琴」
伝説こそ語るべし。
なぜなら、
皆を導き、希望を与えるから。
Wings
メールアドレス wings@trpg.net
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