[KATARIBE 12346] Re: [HA06] ：ＥＰ：「過去無き魂」

Date: Fri, 19 Mar 1999 23:12:17 +0900
From: ソード <so_do@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 12346] Re: [HA06] ：ＥＰ：「過去無き魂」
To: kataribe-ml@trpg.net
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Sat, 13 Mar 1999 10:15:33 +0900
Sub:[KATARIBE 12274] Re: [HA06] ：ＥＰ：「過去無き魂」
From:ソード  <furutani@mahoroba.ne.jp>

こんにちは。ソード です。
さて、瑞鶴についた美都たちでありましたが……
瑞鶴の店長、英一さん登場です。いつも「店長」という表記ですが、今回は
「英一」としました。

***************

瑞鶴
====

　ＳＥ　　　　　：からからから……（扉の開く音）
　花澄　　　　　：「ただいま」

　扉を開けて、立ち度まる。足元の猫が退くのを見てから中に入る花澄。

　英一　　　　　：「おう、おかえり、ずいぶんと遅かったじゃないか」
　花澄　　　　　：「ごめんなさい。すぐに支度始めるわね」
　英一　　　　　：（後ろの美都に気づいて）「おや、お客さん（ずいぶん汚
　　　　　　　　：い子だが……）」
　花澄　　　　　：「ええ、今日、家に泊めるから。布施美都さん」
　美都　　　　　：「布施美都っていいます。今夜一晩、お世話になります
　　　　　　　　：（ぺこり）」
　英一　　　　　：「やあ、いらっしゃい。まあ、汚いところですが、ゆっく
　　　　　　　　：りしてってください」
　美都　　　　　：「はい！ありがとうございます」
　花澄　　　　　：（既に奥に入ろうとしている）「こっちよ」
　美都　　　　　：「あ……はーい！」（お辞儀をしてから奥に行く）

　後には、瑞鶴の猫に見下ろされて動けずにいる紫苑が残っていた。

（中略。紫苑さんＶＳ瑞鶴の猫ドリームマッチは、都合により割愛させていた
だきます（笑））

瑞鶴、食堂
==========

　花澄　　　　　：「じゃあ、作っちゃうから、先にお風呂に入ってきたら？」
　美都　　　　　：「え？あ……（そんなに汚いかな？）」

　疑問符を浮かべながら自分を見まわす。その疑問は一瞬のうちに氷解した。
町の埃の中では目立たなかったが、こうして部屋に入ると、埃と泥にまみれて
いるのが分かる。

　美都　　　　　：「（……結構汚いや）はい。良いんですか？」
　花澄　　　　　：「ええ、お風呂場はあっち。タオルはありますから」
　美都　　　　　：「はい」（示された方に向う）

　風呂場、徹底的に身体を洗う美都。だが、服装の汚れに対し、思ったより身
体の方は汚れていない。

　美都　　　　　：（……これくらいだと、１日くらいしかあいてないなぁ。
　　　　　　　　：と言うことは、意識を回復する前まではどこかにいたんだ
　　　　　　　　：……でも、山の中だったよなぁ……）

　胸騒ぎがする。胸の中で増幅する不安。それが、過去のないことへの不安な
のか、未来の自分に対する不安なのかは、今の美都にはわからなかった。

　ＳＥ　　　　　：ごとごとっ
　美都　　　　　：（ん？なんだろ？）
　花澄　　　　　：「服、ここに置いときますね」
　美都　　　　　：「ありがとうございます」
　花澄　　　　　：「お湯加減は大丈夫？」
　美都　　　　　：「はい！良い気持ちです。眠っちゃうかも」
　花澄　　　　　：「（くすっ）ご飯はもう少しかかるけど、あんまり長湯し
　　　　　　　　：てのぼせないで下さいね？」
　美都　　　　　：「はい（そうだ、手伝わなきゃ。考えてる暇なんかない）」

　美都は、慌てて身体に湯を浴びる。

　ＳＥ　　　　　：とんとんとん……

　包丁の音。おおざっぱに、しかし大きさは均等に材料を切ってゆく。隣では、
大鍋に水が張られ、湯気を立てはじめている。

　ＳＥ　　　　　：ぎしっぎしぎしっ

　２方向から、足音が聞こえる。一つは店の方から歩いてくる。もう一つは風
呂場からの小走りの音だ。

　英一　　　　　：「ふう……花澄、今日は何だ？」
　美都　　　　　：「花澄さん。この服着ちゃっても良いんですね？」

　鉢合わせ。英一の視点が美都に集中する。美都は、バスタオルで前に押さえ
ただけの姿だ。

　英一　　　　　：「え……？」（思考能力停止中）
　美都　　　　　：「あ、お風呂頂いてます（ぺこり）」

　豊かな胸の前でバスタオルを持ちながら、お辞儀をする。動くたびにタオルが翻る。

　花澄　　　　　：「お兄ちゃん！回れ右っ！」
　英一　　　　　：「はいっ！」（０．３秒で回れ右）
　花澄　　　　　：「美都さん、早く服着てきて下さい……」
　美都　　　　　：「あ、はい。ごめんなさい。こんな格好でふらついちゃっ
　　　　　　　　：て。服、ありがとうございます」
　ＳＥ　　　　　：ぱたぱたぱた……

　英一は、後ろに足音を聞きながら、自分の頭の中の映像を消そうと必死にな
っていた。

　英一　　　　　：「えー、あー、花澄」
　花澄　　　　　：「もう良いわよ。私は服着てるから」（絶対零度）
　英一　　　　　：「（怒っとるのか？）……」（椅子に座る）
　花澄　　　　　：「……はぁぁぁぁ（溜息）」

　再び、下拵えを再開する花澄。カレーが出来るには、後もう少しかかるだろ
う。

************

と、言うところです。

さて、今回の修正要求分ですが……
・紫苑ＶＳ瑞鶴の猫
・英一さんの口調
・花澄さんの英一さんへの口調その他（呼び方など）
・ゆずさんのシーン（家の中でどのように何してるかを把握していないです）

　以上です。

　さて、これからの展開ですが、常識的に言って記憶喪失の娘を拾った場合、
警察に届けるのが普通です。捜査零課を知っている場合ある程度危険でも任せ
てしまうでしょう。
　それを回避するための方法を考えなければなりません。
　で、私が考えたのは……
・美都を狙う刺客（下っ端の先走り）が来襲～警察沙汰はまずい状況に
・四大への情報収集により、花澄さんが判断
・零課を知らないため、四大の警告より花澄さんが判断（普通の警察には任せ
られない）
・美都の異能を知って判断（これは、ちときついです。美都の回復能力は、劇
的なものではないので……）
・英一さんが気に入って囲う（爆）
・紫苑さんが男性形になってさらう（核爆）

　……まあ、後ろの二つは冗談としても。どうしましょ？
　何か、良い案。反対案をお待ちします。

　では……また。


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