[KATARIBE 12148] HA06:EP: 「一つの単語の使い方」

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Date: Thu, 4 Mar 1999 22:47:26 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12148] HA06:EP: 「一つの単語の使い方」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199903041350.WAA18857@www.mahoroba.ne.jp>
Posted: Thu, 4 Mar 1999 22:50:15 +0900
X-Mail-Count: 12148

99年03月04日:22時50分12秒
Sub:HA06:EP:「一つの単語の使い方」:
From:E.R
こんにちはE.R@夜遊び です。

この前、ちょろっと言ってたEP。
前野氏と煌ちゃん、お借りしてますー。
でも結構適当なんで、直してね(爆)>はりにゃん

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EP「一つの単語の使い方」
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 某日、瑞鶴。
 前野と、お供でついて来て……で、結局瑞鶴の猫を撫ぜくりまわしている煌。

 瑞鶴の猫  :「……なぅ!(すくっと立ちあがって、向こうに行ってしまう)」
 煌     :「ちぇー」
 前野    :「嫌がるまでやるからだ(苦笑)……すみません」
 店長    :「ああいや、いいですよ」
 前野    :「いや、でも」
 店長    :「ここに居つけばそういうこともある、と(きっぱり)」

 た、とん、と、猫が跳ねて、店長の向こうに行く。
 店長も流石に、それを煌に渡す真似はしなかった。

 煌     :「……怒ったかな、姐さん(ちょっと心配)」
 花澄    :「大丈夫(笑)煌ちゃんに悪気がないくらいは分かってる筈だから」
 煌     :「……そう?」
 瑞鶴の猫  :「…………(大欠伸)」

 まあ、真剣に怒っているわけではなさそうである。

 花澄    :「煌ちゃん、いい子だから(にこにこ)。そういうことって分かるものだし」
 煌     :「……(照れっ)」
 前野    :「……(苦笑)」

 にこにこ笑いながら煌を見ていた花澄がふと首を傾げる。

 花澄    :「そう……煌ちゃんだと、『いい子』って言いたくなるなあ」
 前野    :「というと?」
 花澄    :「煖ちゃんだと『いい女』って感じで」
 前野    :「みかんだと?」
 花澄    :「いい子ですよね(笑)」
 煌     :「…………それって、あたしとみかんって同じってこと?(むすーっ)」
 花澄    :「え?いえあの(汗)」
 煌     :「……花澄さあん、あたしのほうが煖の姉なんだけどっ」
 花澄    :「うーん……(汗)煌ちゃんだと………(ぽむ)女っぷりがいい、かな?」
 前野    :「……(苦笑)」
 煌     :「じゃあさ、マスターは?」
 花澄    :「いい人ですよね(にこにこ)」
 前野    :「……(取るべき表情が思いつかない)」 
 店長    :「……語彙貧困(ぼそっ)」

 聞きつけて花澄が軽く咳払いをする。

 煌     :「(聞こえてない)じゃあさじゃあさ、店長は?」
 花澄    :「店長?うちの?」
 煌     :「うん。やっぱいい人?」
 花澄    :「(ちろっと店長を見て)…あのね、煌ちゃん、こういう人はね」
 煌     :「うん」
 花澄    :「いいはいいでも、『いい性格してる』っていうの」
 店長    :「……おい」

 ふすん、と鼻を一つ鳴らして、猫が丸くなった。

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 みたいな。
 ……うい、ねむいぞー

 ではでは。




    

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