[KATARIBE 12070] re:[HA06]:EP: 「迷子の迷子の……」

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Date: Tue, 23 Feb 1999 14:42:29 +0900
From: ソード  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12070] re:[HA06]:EP: 「迷子の迷子の……」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199902230546.OAA16547@www.mahoroba.ne.jp>
Posted: Tue, 23 Feb 1999 14:46:54 +0900
X-Mail-Count: 12070

99年02月23日:14時46分52秒
Sub:re:[HA06]:EP:「迷子の迷子の……」:
From:ソード
こんにちは、ソードです。

柏々君のEPに御剣司も参加です。
だめだ、普通のものは書けないのだろうか……
またもや異能ものになってしまうのでした。

***************
春の海、穏やかなその水面を、白い鯨が進む。

SE:パリッ
柏々:「にゅ?」

突然、柏々の目の前に雷雲が現れる。海は依然として穏やかだが、その水面に
浮かぶように雷雲は出現した。

柏々:「きけんだにょ!」

柏々の感覚が、そう告げる。今までの経験から、そういったものからは逃げる
事にしていた。

柏々:「花澄しゃーん!」(逃)

雷雲は、次第に範囲を狭めてゆく。縮小と言うよりは、凝縮した感じだ。
それは、次第に人の姿を形作る。

司 :「う……あ……」
柏々:「(振り返る)ひとだぁ」
司 :(柏々に気付く)「?……なんだ……くじら?(パシィッ)……うわ
  :ぁ!」
柏々:「(痛そうにゃの)」

 現実で、堀川祐司という電気と操る異能者に、暴走を止めてもらい、気絶し
てここにいざなわれた司であったが、本人の夢であるため、暴走が止まったと
言う自覚も無く、夢の中で暴走を続けている。

司 :「痛……ここ、海……か?」
柏々:「夢の海にゃの」
司 :「ゆめ……のくせに……(パシッ)……いてぇ……」
柏々:「だいじょうぶにゃの?」(近づこうとする)

 近づこうとした柏々の目の前を、電撃が走り抜ける。
 塩分を含んだ海水(当たり前だが……)を纏った柏々は、すこぶる電気の通
りが良い。

司 :「あぶな……いから……近づか……ないで……」
柏々:「大変にゃの〜花澄しゃん呼んで来るにょ〜」(全力で泳ぐ)

柏々:「花澄しゃ〜ん!」(とびこみっ)
花澄:(受け止める)「あ、柏々君、よかった」
柏々:「大変にゃの、いたいの」

それだけ言うと、再び司の海に入り込む。今度は、花澄も一緒に。

花澄:(司を見て)「まあ」
司 :「う……」

特に動じる様子はなく、司に近づいてゆく花澄。

司 :「来ちゃ……駄目だ!」
柏々:「雷くるにょ〜」

放電。しかし、花澄には当たらない。

花澄:「大丈夫です」
司 :「あぶない……から……」

柏々を抱えたまま近づく。花澄に電撃が当たらなければ、柏々に被害が出る事
はない。

花澄は、司の目の前まで近づいた。身長差から司を見上げるようになる。
次第に司からの放電がおさまる。彼の精神が平静を取り戻してきたのだ。

花澄:「ね?大丈夫でしょう?」
司 :「ええ……どうして?」
花澄:「……(にこ)」
柏々:「おにーしゃん、せんちょ知ってるにょ?」
司 :「せん……ちょ?」
花澄:「あの……」

花澄が、せんちょの説明をする。その間、柏々は花澄の腕の中で司と花澄を交
互に見ていた。

司 :「なるほど……すみません。見たことないです……」
柏々:「せんちょ……いないにゃ」
司 :「ごめんな……くじら君」
柏々:「僕は柏々にゃ!」
司 :「そうか……僕はみつるぎ……」

溶けるように司の姿が消えた。意識不明で訪れた彼は、意識を回復すれば夢か
ら目覚める。花澄の能力の影響はない。

柏々:「きえちゃったにゃ」
花澄:「(くす)さあ、行きましょう」

まだ他にも行かなければならない場所はある。
******************

と言うわけで、司のパートでした。
花澄さんの異能が少し出てるので、なんでしたら修正下さい。
また、柏々君の言葉(特に語尾)が良く分かってないので、
修正願います。

それでは……また……






    

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