[KATARIBE 12059] Re: [HA06L] 御剣司来店

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Date: Mon, 22 Feb 1999 11:31:31 +0900
From: ソード  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 12059] Re: [HA06L] 御剣司来店 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199902220236.LAA24902@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <199902190537.OAA03273@www.mahoroba.ne.jp>
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Posted: Mon, 22 Feb 1999 11:36:08 +0900
X-Mail-Count: 12059

99年02月22日:11時36分05秒
Sub:Re:  [HA06L] 御剣司来店 :
From:ソード
どうやら司君、緑さんに会う前に一度ベーカリーで彼女を待っていた様子。
ログの「喧嘩するほど…?」で展開された話から、抽出しました。
全然別の世界を作っていたもので……。
ログを切り出していただいたハリ=ハラさん。有り難うございます。

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ベーカリーのある日。
司がはじめてベーカリーを訪れてから数日が経った。

 SE :からんころん
 司  :(店内を見渡す)「(緑さんは……いないか)」 

 SE :からん……

 彼が入ってきてすぐに、再び扉が開き、着物を着た美女が入って来る。
 その容貌と服装は、店の視線を集めていた。

 司  :「コーヒーを……ブラックで……」

 司には美女が目に入っていないようだ。

 司  :「あ、セルフサービスだっけ」(コーヒー入れて席につく) 

 違う。確かに、彼が先日司が顔を見せたときはセルフサービスであったが、
それは店長が忙しかった為で、常にセルフサービスなわけではない。

 慎也 :「(からんころん)うぃーっす」
 司  :「(……違う。男の人だ……)」
 狼介 :「あ、ちわっす」
 慎也 :「あれぇ?緑来てない?」 
 司  :「(ぴくっ)」 
 狼介 :「今日は来ていないみたいですね」 
 紫苑 :「ああ、緑さんなら今頃DDR2ndをやってるはずですよ」 
 司  :「……(来ない……)」 
 慎也 :「またかぁ……、好きだなあ……(^^;」 
 狼介 :「あ、店長……ししゃもパンとミルクティー、アイスで」 
 かける:「DDRに恋人を取られる(笑)」 
 慎也 :「いいさ、所詮おいらは、DDR以下の男なのさ〜(るるる〜)」 
 狼介 :「?(ん、あの人誰か人を捜してるのか?)」(司に気付く) 
 狼介 :(司の方に近づく) 
 司  :「(会釈)」 
 狼介 :「あのー、人捜し……ですか?」 
 司  :「え……はい……まあ」 
 狼介 :「えっと、この店は初めて……でしょうか?」 
 司  :「いえ……数日前に1度……」

 聞き取れないほどの声。考え事をしているのか、上の空である。
 
 司  :「(その時……俺は……!)」 
 狼介 :「あ、結構来てるんですね……」 
 司  :「いえ、今日が2度目です……」

 狼介が聞き間違えた事にすら気がついていない。既に、彼の耳と口は意志と
は別に動いているだけだった。

 狼介 :「ま、皆さんあんな風に騒いでいることもありますけど気にしない
    :で下さい(苦笑)」

 何やら、一人の男性の好みを女性二人が論じている様で、時に言い合いのよ
うな、時に冷たい雰囲気が展開されている。

 司  :「あ……はい……えーと、僕は御剣 司といいます」 
 狼介 :「あ、私は天方狼介と申します」 
 司  :「常連の方ですか?」
 狼介 :「ええ、このベーカリーによく来る人間の一人です」 
 狼介 :「それがどうかしました?」 
 司  :「そうですか、僕、人の名前覚えるの苦手なので、何度も聞くかも
    :しれませんが、よろしくお願いします」 
 狼介 :「ええ、構いませんよ」 

 司  :「(もし……彼女が許してくれたなら……)」 

 しばらくして、常連の会話に参加してゆく慎也と狼介。司は彼女の恋人と言
う慎也を目で追っていた。

 司  :「……」(思考中) 

 話は、一段落しそうで、ケーキを広げている。ここの店のものではないとこ
ろは、さすが常連と言うべきであろう。
 時間は、無情に過ぎてゆく。

 司  :(時計を見る)「今日は……来ないか……(ぼそっ)」 
 司  :「あ……帰ります」(ぺこり) 
 慎也 :「さってと、収まったところで、俺、緑迎えに行ってくるわ
    :(笑)」
 司  :「(ぴくっ)」 

 最高のタイミング。思わず司の動きが止まる。もう少し待っていれば、彼女
が来る?

 狼介 :「あ、では……」 
 司  :「はい……いえ……(時間が無いな)帰ります」(店を出る) 

 決心した心が鈍る。また、来なければならないだろう。彼女に会うには、こ
こに来るしかないのだから……

 千影 :「あ、いってらっしゃーい、緑さんにヨロシクいっておいてね〜 
    :☆」
 慎也 :「じゃあ、行って来るわ(笑)(緑の奴バッテリー切れでへばって
    :るんちゃうか?(笑)」 

 狼介 :「……(うーん、結局誰を待ってたんだろう……)」 
 狼介 :「……(さっきの人が待っていたのは少なくともさっきまでここに
    :いた人ではない、と言うことは……)」 
 狼介 :「(ぼそっ)結局、誰を待ってたんだろう……」 

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と言うところで、司君決心して来店につながります。
別の話のところは極力削ったので、描写などに無理があれば変更願います。


それでは……





    

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