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Date: Fri, 12 Feb 1999 11:43:06 +0900
From: ICHIKAWA Takuaki <bobu@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 11905] [HA14]EP ：節分もお仕事
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199902120248.LAA00621@ms1.din.or.jp>
Posted: Fri, 12 Feb 1999 11:47:45 +0900
X-Mail-Count: 11905
BOBUです。
なんとなく思い付いたので14EPです。
ＥＰ：節分もお仕事
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登場人物
伍堂四海：在田商事 第三開発部に所属している異能者。
LEO ：同上。電子霊。
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２月３日、節分。
豆まきの日、である。
家の中にこもった邪気を外に追い出す儀式。
ここで問題なのは祓うわけではなく、追い出すと言う所にある
外に追い出された邪気は個々の家では微量だが集まると結構な量になる。
それこそ、ほっておくと鬼やらなんやらに化けるくらいに。
そうならないうちに封印するってのが毎年恒例の仕事だった。
うち担当の仕事じゃないと思うんだが、前に上の方でいろいろあったらしい。
ぴるらるらっ
携帯がなる。
伍堂 ：「はい」
相手 ：「本町３丁目の路地に出来損ない発見〜ただちに急行せよ☆」
LEOだ。
伍堂 ：「俺、今までに何匹封印したっけ？」
LEO ：「んーと、６匹だったかな？」
伍堂 ：「まだ夕方だってのに…」
LEO ：「ま、たまにはこういう日があってもいいじゃない」
伍堂 ：「現場にいない奴は気楽だな」
LEO ：「ここだって現場だよ。それに、その分お手当てだって出るん
：だからいいじゃない」
伍堂 ：「金の問題じゃないぞ」
数が尋常ではないのだ。
データを見せてもらったが、ここ数年、会社(うち)で封印した邪気の
総量が跳ね上がっている。
伍堂 ：「それだけ人の心がすさんでるってことかね？」
LEO ：「内にこもらないだけマシだよ」
伍堂 ：「化けたら退治すればいいだろ。一匹二匹ならどうってことないさ」
LEO ：「お、自信満々だね」
伍堂 ：「おれがするんじゃないぞ。そっち系は誰か別のやつがやってくれ
：るだろ」
LEO ：「あのねえ……。ま、たいていは変わる前に警察のご厄介になっち
：ゃうんだけどね」
伍堂 ：「だから、その分おれたちの仕事が楽になるんじゃないか」
昔からこんな仕事をしていた人間がいたのだろうか？
ご苦労な事だ。
LEO ：「あ、そこのかど右だよ」
たしか、２ヶ月ほど前に通り魔事件が起きた場所だ。
そこに一抱えほどの邪気が溜まっていた。
『鬼は内』
そう書かれた札を邪気溜りに近づける。
……ズ…
邪気は札に吸い込まれた。
まだきちんとした形をとってないから、封印に手間がかからない。
伍堂 ：「うし、終わったぞ」
LEO ：「んじゃ、今度は５丁目のスーパー裏ね〜」
伍堂 ：「……あとどれくらいなんだ？」
LEO ：「わかんないよそんなの。どんどん増えるんだから。んじゃ、一回切るねん」
ぷつん
今日は長くなりそうだ。
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…とまぁ、こんなところで。
どっちかというと節分よりバレンタインのほうが近くなっていますが。
今年はなにがあるのかなっと＞バレンタイン in ふーり
佐久間：少なくとも、俺には何もないな
らい ：彼女とかいないもんねぇ
佐久間：…なんか面と向かっていわれるとむかつくな。
それでは。
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BOBU <Takuaki Ichikawa>
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