[KATARIBE 11856] HA06:EP: 「サバゲ豆まき!」

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Date: Tue, 9 Feb 1999 15:02:00 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 11856] HA06:EP: 「サバゲ豆まき!」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199902090606.PAA05454@www.mahoroba.ne.jp>
Posted: Tue, 9 Feb 1999 15:06:41 +0900
X-Mail-Count: 11856

99年02月09日:15時06分38秒
Sub:HA06:EP:「サバゲ豆まき!」:
From:E.R
           こんにちは、E.Rです。
 サバゲ豆まき、中立地帯の一表情。
 竜胆さんとたんぽぽちゃんお借りします。
 (たんぽぽ嬢は加わんないかな……?もしそうなら書き直します〜)

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  二月三日、午後二時。
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  一日で一番暖かい時間帯。
  瑞鶴の入り口で、すっかり顔馴染になった……というか、居着いた
 猫が、ぐでんと寝っ転がっている。
  まだ、本屋常連がやってくるには早い時刻………だった筈なのだが。

  SE    :だだだだだだだ……
  花澄    :「?」
  SE    :がらっ
  竜胆    :「ちょい失礼っ……とわあっ(汗)」
  猫      :「ふがあっ(ちょっと危ないわよっ)」
  竜胆    :「ご、ごめん〜(なでなで)」
  たんぽぽ:「あるじもあるじだけど、避けらんない猫も猫ニャー(ふふん)」
  猫      :「きしゃーっ(言うじゃないかい)」
  花澄    :「って……あの、どうしたんですか、二人とも?」

  つまりまあ、そういう格好をしているわけである。
  ゴーグルだのなんだの、花澄には名前も分からない物体で完全装備(?)した
 主従二人であった。

  竜胆    :「あ”〜〜っとね、いや、今日一日サバゲの豆まきで」

  斯く斯く云々。

  店長    :「……ここは絶対中立地帯。非武装条件も入れる(きっぱり)」
  花澄    :「店長ってば(汗)」
  竜胆    :「うん、ごめんなさい。……いや丁度、装備が緩んできてて
          :それを直したいな、って思った矢先に鬼を見かけてさ(苦笑)」
  花澄    :「それで、ここに入って」
  たんぽぽ:「直ったらちゃんと出てゆくニャー(えっへん)」
  花澄    :「じゃ……竜胆さん、椅子使ったら?(笑)」
  竜胆    :「あ、どーも」

  竜胆がぱたぱたと手を動かしている間に、たんぽぽはきょろきょろと
 本棚を見まわしている。
  本棚を整理していた店長が、呆れた顔になる。

  店長    :「しかし、銃まで持ち出してやるかなあ、普通」
  竜胆    :「考えたのが琢磨呂ですもん(笑)」
  店長    :「……………成程(非常に納得している)」
  竜胆    :「豆も特注なんですよー(笑)」
  店長    :「へ?」
  たんぽぽ:「ぜえんぶ、丸いニャー(手の上で、幾つかころころ)」
  店長    :「……(見ている)…そこまで…やるよなあの男なら(溜息)」
  猫      :「……にゃあ(まあ、人間ってえなあ、暇だこと)」

  ごろん、とこれ見よがしに寝っ転がって、猫が鳴く。

  猫      :『で、あんた(とたんぽぽを視線で示して)まで付き合うかねえ』
  たんぽぽ:「……何がわるいニャ?(じと)」
  猫      :『……暇だねえ』
  たんぽぽ:「………ニャッ(ちゃきーん)」

  この場合、喧嘩の売り方は、猫のほうが遥かに上である。

  たんぽぽ:「食らえニャーッ!」
  竜胆    :「こらあっ(汗)」
  SE    :……ぱす
  たんぽぽ:「……ニャ?」

  猫を狙った筈の豆は、寝っ転がったその数cm前で勢いを失い、
 そのままぱたぱたと床に落ちた。

  竜胆    :「?」
  花澄    :「店長よ(笑)」
  竜胆    :「てんちょ、っすか?」
  店長    :「………(知らんふり〜)」

  無言のまま、店長が手を伸ばし、たんぽぽの頭を軽く一発。

  たんぽぽ:「痛いニャー(;△;)」
  店長    :「大袈裟な……非武装地帯で銃を抜いた罰だ。もうするなよ」
  たんぽぽ:「しないニャー(こくこく)」
  竜胆    :「すみません(ぺこり)」

  最後に点検してから、竜胆が椅子から立ち上がる。

  竜胆    :「じゃ、またいってきまーす」
  たんぽぽ:「いくぜニャ」
  花澄    :「はい、気を付けて(にこにこ)」
  SE    :がらがら

  そのまま走ってゆく二人を見送って……
  ふと、花澄が首を傾げて、その先を見やる。

  花澄    :「………鬼?」

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  ちうわけで、絶対中立非武装地帯(笑)
  非常の際はお立ち寄りを〜(をひ)

  ではでは。




    

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