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Date: Mon, 8 Feb 1999 21:59:58 +0900
From: NaoNami<ikegami@kt.rim.or.jp>
Subject: [KATARIBE 11846] Re:HA06:EP 「明けない、夜」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199902081304.WAA03063@mail.kt.rim.or.jp>
Posted: Mon, 08 Feb 1999 22:02:17 +0900
X-Mail-Count: 11846
なおなみです
> はりにゃとオフでしゃべくってた話です。
>
> シリアスEPになるはず。
ちこっと思いついたトコ進めますか。
しかし、書いてる部分シリアスじゃないです(爆)
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> 直紀は気味悪げにぶるっと震えると、電話を取り松蔭堂に電話をかけた。
> 一の在宅を確認すると、直紀は『カンフー・カルトマスター魔王教主』のテー
>プをかばんにつめこんだ、そして一瞬ためらい、なにもラベルされていなかった
>テープを取って部屋を出た。
松蔭堂にて
かしゃんと小さな音を立てて垣根の扉が開く
直紀:「へへへ、こんばんわぁ」
十 :「あ、いらっしゃい。いま暖房つけるから」
直紀:「…って、この寒いのに暖房切ることないでしょうに(^^;」
十 :「さっきまで居間の炬燵にいたから。ほら、浮かせられるモノは浮かせないと!それに
:布団をかぶれば寒くないっ(うんうん)」
直紀:「まぁ一さんらしいか(苦笑)それはそうと、何か好みっぽいビデオがあったから
:持ってきたよー」
がさごそとバッグを漁り、先ほど持ってきた
『カンフー・カルトマスター魔王教主』の文字が妙にポリゴナイズされた
テープを目の前に突きつける。
十 :「こ、これわぁ!!伝説のカルトマスターと呼ばれた老祖父が主人公にその技を伝承したが、
:直後に魔王の儀式により生け贄にされ、村は37秒で壊滅!唯一生き残った主人公の娘が
:主人公の技を密かに盗み富を欲しいままにしている男に弟子入りをし、いつかは魔王教主を
:倒すという壮大なストーリーー!!(ここまで一気)と噂に高いあのビデオではっっ」
直紀:「………………………むちゃくちゃB級っぽいよ、それ(^^;」
第一噂にはなってないぞ、おそらく。
十 :「早く見よう、見よう!直紀さん(わくわく)」
直紀:「はいはい。…みゅ?」
パッケージから取り出し、デッキはどこだったかいな?と
きょろきょろしてると、じーーっと顔をのぞき込まれる
十 :「じーーーーーー」
直紀:「な、なにかな??」
十 :「なんだか顔色が良くないようだけど…」
直紀:「うーん、そっかなぁ。最近忙しかったから疲れが溜まってるのかもね」
がさごぞとテレビ前に散乱した本やらビデオやらをかき分けテープをセットする
ビデオは妙な盛り上がりを見せ、そろぞれ
やっぱりB級なりのこだわりとアジがたまらないね!
とか
あこでの無意味な効果音や爆発音が何とも言えん!
だのそれぞれ感想を言い合ってると
十 :「あれ?こっちのビデオは?」
直紀:「あ、それ?何だか制作の方のビデオも一緒に持って来ちゃったみたいなんだ。
:だけどねえ、なんか変なんだよね」
十 :「変?」
直紀:「うーーんと、うまく言えないんだけど…こっちは明日みよっか、もう
:遅いし」
○ビデオ
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ブラインド越しに朝日が射し込む
すがすがしい朝の雰囲気
直紀:「あ”ぉ”う”ーーーーーー。だるーーーーーーーー(ぐてぇ)」
…年頃の女が『あ”ぉ”う”ー』はないだろうに(;_;
直紀がもそもそ布団の中で動いてると、玄関の方から声が聞こえてくる
すー :「あれ?鍵あいてるよ、こうちゃん」
紘一郎:「いくら姉でも、鍵開けたまま外出しないはずだし、まだ中に居るんじゃないか?」
直紀 :「(うにゅ、うるしゃいやい)」
SE :もぞもぞ
すー :「あーなおちゃん、何してんのよう!会社始まってるじゃないよ」
直紀 :「あう”ーー。なんか、だるいんだよう、動く気しないんだよう(もそもそ)」
すー :「もーー!昨日まで元気だったくせに何言ってんのよ。ほらぁ、退いた退いた。
:掃除できないでしょーー」
紘一郎:「俺がな(はぁ)」
一通りの片づけを終え、かちゃかちゃとお茶の準備をする。
直紀 :「でもちょうど良かったさーー。そろそろ片づけに来てくれないかなーー
:って思ってたのさーーー(ぐてーー)」
紘一郎:「この時間居たのは予定外だったが、まぁちょっと聞きたいこともあったからな」
直紀 :「ふぅん。あ、すーちゃん、そこの週日野菜取ってぇー」
すー :「もう、結構元気なんだから自分で取りなよねー(ぽい)」
直紀 :「さぁんきゅう。水分補給ーーーっと、あれ??」
コップを横に傾け、液体を取ろうとするが、出てきたのは
オレンジ色のとろっとした液体だった。
どう見てもゼリーには見えない。
すー :「むう、ゼリーにする気力も残ってないのか(^^; だいじょぶ?」
直紀 :「???おっかしいなぁ、ちゃんとゼリーになってるハズなんだけどなぁ。
:…まぁこれはこれで、いいか(ごきゅごきゅ)」
すー :「うん。確かに。また違った味わいが(ごきゅごきゅ)」
紘一郎:「…それはそうと姉ちゃん。会社で妙な噂聞かないか?」
直紀 :「みゅ?噂??(ごきゅごきゅ)」
紘一郎:「ああ、”呪いのビデオ”の噂だ」
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とりあえずここいらまで。
修正とかお願いしますー。
このあと、
>○拡大
>-------
>
> 次の場面は………泣声から始まったりする。
に繋げれば、一応おっけーかな?と思うです。
それはそーとして
『カンフー・カルトマスター魔王教主』…って、これ実在するんすか?>でぃーさん
限りなくB級な胡散臭さと個人ビデオ的なやるせなさが匂い立ってくるんすけど(^^;;;;;;;;
なおなみでしたっ!
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−新刊情報之巻 出張版−(笑)
12月31日:うたたねる…更新
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